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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:図書館情報学のフロンティア

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
図書館情報学のフロンティア 2025 後期 水3 文学部 小山 憲司 コヤマ ケンジ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

LE-LI3-M310

履修条件・関連科目等

社会情報学専攻図書館情報学コース、司書課程の2年次科目として設定されている科目を履修済みであることが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

新型コロナウイルス感染症は、人びとの生活を大きく変えた。図書館もまた、利用者が来館して利用する場所から、来館しなくてもサービスを提供する機関への変容を求められている。ただし、こうしたニーズはここ数年に生じたものではない。特に大学図書館は、電子ジャーナルをはじめ、2000年前後から急速に図書館情報資源の電子化が進んだことから、他の館種に先んじてサービスの高度化を図り、利用者の利便性を向上させてきた。本科目では、主として大学図書館の最近の事情に焦点を当て、どのような先進的なサービスが展開されているのかを、図書館情報学の研究成果にも触れながら、総合的に学習する。

科目目的

本科目は、図書館情報学を学ぶ学生のための応用科目である。図書館情報学コース、司書課程、司書教諭課程、学校司書モデルカリキュラムで学んだ内容を基礎に、最近話題になっている図書館事情や図書館を取り巻く環境をより深く理解するとともに、さまざまな課題に着目することで、図書館情報学の今後を展望する多様な観点を身につけることを目的とする。そのため、「専門的学識」「幅広い教養」に裏打ちされた「複眼的思考」で学ぶことを特に重視する。

到達目標

この科目では、具体的に次のことを目標とする。
①大学図書館の意義、役割、基本機能について理解し、説明できる。
②大学図書館のサービスについて理解し、説明できる。
③大学図書館の最近の事情について調査し、検討し、説明できる。
④学術コミュニケーションのしくみ、および最近の事情について理解し、説明できる。
⑤専門職としての図書館員の役割について理解し、説明できる。
⑥図書館情報学の知見を学習に応用できる。

授業計画と内容

第1回 ガイダンス、大学図書館とは 
第2回 大学図書館と高等教育政策
第3回 大学図書館と学習支援(1):自らの学びを知る
第4回 大学図書館と学習支援(2):情報を共有し、特徴を把握する
第5回 大学図書館と学習支援(3):発表、まとめ、ふりかえり
第6回 図書館の最新事情を知る(1):図書館総合展のテーマを分析する
第7回 図書館の最新事情を知る(2):セミナーに参加し、学習する
第8回 図書館の最新事情を知る(3):発表、まとめ、ふりかえり
第9回 他の大学図書館を知る
第10回 大学図書館と学術コミュニケーション(1):大学図書館の研究支援サービス
第11回 大学図書館と学術コミュニケーション(2):研究者と学術コミュニケーション 
第12回 大学図書館と学術コミュニケーション(3):メトリクスとオルトメトリクス
第13回 大学図書館と学術コミュニケーション(4):オープンアクセスとオープンサイエンス
第14回 まとめ、半期のふりかえり

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

①事前課題として、テキストや配布資料の閲読、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。
②事後課題として、小テスト、ふりかえり(コメントペーパーの提出)、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。
③第6回から第8回の授業は、毎年度横浜で開催される図書館総合展にもとづいて行われる。開催方式、開催時期によって授業計画を変更することがある。
④第9回の授業は、東京都内の大学図書館を見学する予定である。授業時間にかかわらず、見学日時を設定せざるを得ないことがある。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 科目の目的、到達目標に記した内容を達成できているかどうかを期末レポートにより評価する。
平常点 70 授業中課題および宿題の提出状況および内容、授業への参加・貢献度を基準とする。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件:4回以上欠席した場合は評価の対象外とする。なお、遅刻は3回で欠席1回としてカウントする。また図書館総合展、他大学図書館見学は原則、必須とする。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

①受講生からの質問はメール、manabaの個別指導、掲示板などを用いて回答する。
②オフィスアワーを設ける。具体的な時間は、初回の授業で連絡する。
③授業で課した課題は授業内で取り上げ、解説する。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

クリッカー/その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

次のことを予定している。
①授業で用いたスライド資料、配布資料等は、manabaに掲載する。
②授業中、あるいは授業後にresponを用いて、アンケートやふりかえりを行う。また、回答結果を受講生と共有する。
③事前課題、もしくは事後課題として、映像資料を配信する場合がある。
④宿題、および期末レポートは、manabaを用いて回収する。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

担当者は、1997年4月から2006年3月まで、東京大学附属図書館等において、図書館職員として図書館サービス、情報組織化、電子情報資源の提供などの実務経験を有する。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

図書館実務にかかる話題にも適宜触れながら、授業を展開する。

テキスト・参考文献等

(1) テキスト
・使用しない。
・授業で用いる資料は、manabaを通じて配布するほか、授業で指示する。

(2) 参考文献等
次に掲げる図書のほか、授業で適宜紹介する。
・リック・アンダーソン著,宮入暢子訳. 『学術コミュニケーション入門 : 知っているようで知らない128の疑問』アドスリー, 2022. ISBN:978-4-904419-95-3
・南山泰之編. 『オープンサイエンスにまつわる論点 : 変革する学術コミュニケーション』樹村房, 2023. ISBN978-4-88367-380-3
・クリスティン L.ボーグマン著, 佐藤義則, 小山憲司訳. 『ビッグデータ・リトルデータ・ノーデータ : 研究データと知識インフラ』勁草書房, 2017. ISBN:978-4-326-00044-9
・京都大学人文科学研究所・共同研究班「人文学研究資料にとってのWebの可能性を再探する」編, 永﨑研宣著. 『日本の文化をデジタル世界に伝える』樹村房, 2019. ISBN:978-4-88367-327-8
・日本図書館情報学会編. 『図書館情報学事典』丸善出版, 2023. ISBN978-4-621-30820-2.

その他特記事項

①第7回の図書館総合展のセミナーへの出席は原則、必須である。
https://www.libraryfair.jp/
②第9回の他大学図書館の見学日時は、受講生の授業時間を考慮して設定する。これも原則、参加を必須とする。

参考URL

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