シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中国哲学研究ⅠA | 2026 | 前期 | 月3 | 文学研究科博士課程前期課程 | 水上 雅晴 | ミズカミ マサハル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-EP5-101L
履修条件・関連科目等
・漢文を白文で読めることが受講の前提条件です。
・本授業の内容は、中国哲学研究ⅠBと関連しています。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマ:考証学の形成と発展①―欧陽修から朱子まで―
考証学は清代特有の学術と見なされがちですが、本授業では宋から清にかけて発展した学術と捉え直して、その形成・発展の歴史を描き出すための基礎作業をおこないます。
具体的には、欧陽修(1007-1072)を基点として、朱子(1130-1200)に至るまでの考証学に関わる営為をたどっていきます。朱子は、先行する学者の学説や研究成果を統合することに長けており、管見によると、その能力は考証学の研究に方面にも生かされています。
受講者には、教材に掲載されている文章に対する解説とレポート作成を割り当てます。
科目目的
各回の授業の中で取り上げられる宋代儒者の学術活動を理解し、宋代における考証学的営為が「宋代考証学」と称することが可能なだけの広がりを持っていたか否かに関して、自分なりの見解を構築する。
到達目標
上記の目的に関する考察を進める過程において、以下のように研究能力を高めることを目標とします。
(1)宋代に書かれた口語を含む各種の文章を読み、漢語文献に対する知識を深め、読解力を高める。
(2)経学・史学・文学・言語学・諸子学・書誌学・校勘学に関わる事柄を含め、中国の古典学に関する幅広い知識を身につける。
授業計画と内容
第1講 宋代学術の特徴と考証学
第2講 辨偽学①:欧陽修、王安石
第3講 辨偽学②:呉棫、鄭樵、洪邁
第4講 辨偽学③:朱子
第5講 校勘学①:張淳、毛居正
第6講 校勘学②:朱子
第7講 金石学:欧陽修、洪明誠、王黼
第8講 音韻学①: 劉敞、呉棫
第9講 音韻学②:朱子
第10講 文字学:徐鉉、徐鍇、朱子
第11講 輯佚学:朱子
第12講 考証筆記①:沈括
第13講 考証筆記②:洪邁
第14講 全体のまとめ
*進行状況によって内容が変更されることがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 35 | 授業期間中に指定された文章に対する訳注を作成して提出してもらいます。原文と訳文との対応、訳文の読みやすさ、典拠調べの周到さなどに着目して評価します。 |
| 平常点 | 65 | 以下の4点に着目して評価します。 (1)教材のテキストの字句・典拠の下調べがきちんとできているか。 (2)語法に忠実にテキストを読解しているか。 (3)自分のなりに問題意識を持ってテキストに取り組んでいるか。 (4)発表の際、わかりやすく伝えることができているか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教材はプリントを用意します。参考書については授業の中で随時紹介します。
その他特記事項
自主性と積極性を評価します。