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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊研究1(ローマ法)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊研究1(ローマ法) 2025 前期 木4 法学研究科博士課程後期課程 森 光 モリ ヒカル 1年次配当 2

科目ナンバー

JG-OL6-104L

履修条件・関連科目等

民法の学習を一通り終えていること。また民法の授業とあわせて受講することが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

法は歴史的経験の産物である。古代から連綿と続く知的営為の中で、法の概念や方法が形成されてきた。以上の認識の下、本講義では、ローマ法大全、特に学説彙纂(Digesta)の釈義を中心におく。学説彙纂の釈義(Digestenexegese)は、私法分析の伝統的手法であり、この作業を通し、ローマ法の概念や思考の正確な把握を目指す。その上で、さらに進んで現行法との比較、各国の制度との比較もまた行う。

科目目的

まずはローマのカズイスティークと格闘することを通し、ローマ法上の諸制度を正確に理解することを目指す。その上で、日本法をはじめとする現代法とローマ法の相違を把握する。以上の学修を前提にした上で、現代の法学上の議論を批判的に摂取する。

到達目標

まずはローマのカズイスティークと格闘することを通し、ローマ法上の諸制度を正確に理解することを目指す。その上で、日本法をはじめとする現代法とローマ法の相違を把握する。以上の学修を前提にした上で、現代の法学上の議論を批判的に摂取する。

授業計画と内容

 本講義では、建物の賃貸借に焦点をあてる。当初数回、概括的な説明をした後は、学説彙纂釈義(Digestenexegese)に専念する。

第1回 ガイダンス ローマ法の概要
第2回 locatio condctioの概要
第3回 uti fruiを許すという賃貸人の義務(1) D. 19, 2, 28, 2 Lab. 4 post. epit. a Iav.; D. 19, 2, 60 pr Lab. 5 post. a Iav. epit.
第4回 uti fruiを許すという賃貸人の義務(2) D. 19, 2, 25, 1 Gai. 10 ad ed. prov.; D, 19, 2, 7 Paul 32 ad ed.
第5回 uti fruiを許すという賃貸人の義務(3) D. 19, 2, 9 pr.1 Ulp. 32 ad ed.
第6回 建物の滅失に伴う賃貸借契約の終了(1) D. 19, 2, 30 pr Alf. 3 dig. a Paulo epit.; D. 19, 2, 35 pr Afr. 8 quaest.
第7回 建物の滅失に伴う賃貸借契約の終了(2) D. 19, 2, 9, 1---D. 19, 2, 11, 1
第8回 賃借人の物の返還義務 (1) D. 19, 2, 57 Iav. 9 ex post. Labeonis.; D. 19, 2, 11, 4 Ulp. 32 ad ed.
第9回 賃借人の物の返還義務 (2) Coll. 12, 7, 9 Ulp. 18 ad ed.; D. 9, 2, 27, 11 Ulp. 18 ad ed.
第10回 賃借人の物の返還義務 (3) D. 19, 2, 11, 2- Ulp. 32 ad ed.
第11回 黙示の更新 D. 19, 2, 13, 11 Ulp. 32 ad ed.
第12回 賃料の減額請求 D. 19, 2, 27 pr Alf. 2 dig.; D. 19, 2, 28 Lab. 4 post. epit. a Iav.
第13回 賃借人による解約 D. 19, 2, 27, 1 Alf. 2 dig.; D. 39, 2, 28 Ulp. 81 ad ed.; D. 19, 2, 24, 2 Paul. 34 ad ed.
第14回 賃貸人による解約 C. 4. 65, 3

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

ラテン語未修得者は、本講義と並行して基礎文法の学修を進めること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 授業の内容を踏まえた上で、さらなる考察を加えているか
平常点 70 毎回予習の上参加し、議論に積極的に参加しているか。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

森光『ローマの法学と居住の保護』中央大学出版部2017年

その他特記事項

参考URL

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