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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:中国古代史演習A

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
中国古代史演習A 2025 前期 水3 文学研究科博士課程前期課程 阿部 幸信 アベ ユキノブ 1年次配当 2

科目ナンバー

LG-OH5-103L

履修条件・関連科目等

・標点つきの比較的平易な漢文(『史記』『三国志』レベル)を辞書を用いながら訓読できる程度の漢文力を必要とします。
・中国語の関係資料を多用するため、現代中国語を理解できることが望まれます。
・「中国古代史特講A」と併せて履修してください。

授業で使用する言語

日本語/中国語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 北魏・酈道元『水経注』巻37~38を講読します。現在の湖南省一帯の環境や文物について理解を深めるとともに、関連諸資料や工具書の扱いに習熟することをめざします。
 毎回分担を決め、テキストを輪読します。報告者は、担当箇所について、以下の内容を含んだ報告資料を作成し、参加者に配付してください:
 (1)書き下し文  (2)現代日本語訳  (3)解説を要する語句・固有名詞に関する説明
 (4)関連すると思われる史料・文献・事象等の情報提供
 (5)自らの問題関心に則した意見・疑義等の提示とその根拠・関係資料
 (6)参考文献一覧
 この資料に基づいた報告者のプレゼンテーションのあと、参加者全員でディスカッションを行いながら読み進めていきます。

科目目的

 この科目は、学生が学位授与の方針で示す「発信力」の基礎となる「実践力」「論理構築力」を主に修得することを目的としています。

到達目標

1.比較的難易度の高い漢文史料を適切に書き下し、現代日本語に訳すことができる。
2.各種の工具書を活用して、史料の難解な箇所について説明することができる。
3.各種の典籍や学術書を活用して、異読や異説に配慮しながら、史料に内在する情報を充分に汲み取ることができる。
4.史料から得られた情報に基づいて、関連する問題を適切に提示し、自らの意見を実証的に述べることができる。

授業計画と内容

 履修者との相談によって進度を調整することがありますが、目安として、おおむね想定されるスケジュールを示します。
1.ガイダンス(『水経注疏』『水経注図』について)
2.沅水(1) 漢高祖二年~
3.沅水(2) 沅水又東歷龍陽縣之氾洲~
4.泿水(1) 泿水出武陵鐔成縣北界沅水谷~
5.泿水(2) 建安十六年,吳遣臨淮步騭為交州刺史~
6.泿水(3) 又東至南海番禺縣西~
7.泿水(4) 秦并天下,略定揚、越~
8.泿水(5) 建安二十二年,遷州番禺~
9.泿水(6) 其一水南入者,鬱川分派~
10.資水(1) 資水出零陵都梁縣路山~
11.資水(2) 東北過夫夷縣~
12.資水(3) 縣治郡下,南臨大溪~
13.資水(4) 又東北過益陽縣北~
14.総括・まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・自分がプレゼンテーションを担当するしないにかかわらず、毎回、書き下し文・現代日本語訳の私案を作成してから授業に臨んでください。また、授業中に指示される課題に必ず取り組んでください。予習・復習に充てる学習時間の目安は授業1回あたり4時間です。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100  プレゼンテーション・ディスカッションの内容から到達目標の達成度を判断し、評価します。

成績評価の方法・基準(備考)


課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

[テキスト]
 楊守敬『水経注疏』(江蘇古籍出版社〔現・鳳凰出版社〕、南京、1989年。ISBN:9787805191317)を利用します。コピーを用意しますが、可能であれば原本を手元に置いてください。
[参考文献]
 授業内では楊守敬『水経注図』を参照しますが、影印本は大部・高価なので、購入の必要はありません。

その他特記事項

・授業は基本的に日本語で実施しますが、授業前後の質問などは中国語でも受け付けます。
・質問は授業中にその都度受け付けます。授業時間外に疑義が生じた場合には、担当教員に別途連絡してください。連絡方法については授業中に提示します。

参考URL

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