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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:環境監査論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
環境監査論 2025 前期 火5 総合政策研究科博士課程前期課程 丸山 佳久 マルヤマ ヨシヒサ 1年次配当 2

科目ナンバー

PG-AU5-201L

履修条件・関連科目等

特になし

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 環境会計論Ⅰは、組織を対象とするミクロ環境会計を講義します。
 ミクロ環境会計は、企業や自治体等、さまざまな組織の経済活動と、それによって生じる環境影響を測定・報告する行為のことで、外部報告用途と内部管理用途に大別できます。外部報告用途の環境会計として、企業活動とステイクホルダーとの関係を分析するために、企業の社会的責任(CSR)・共通価値の創造(CSV)の概念を出発点に、環境報告/サステナビリティ報告・統合報告等を取りあげます。また、投資家・株主が環境会計を利用するアプローチとしてESG投資、消費者・取引先が環境会計を利用するアプローチとしてグリーン/CSR 調達(責任ある調達)等、環境会計に関連する概念・手法に関しても説明をしていきます。
 内部管理用途の環境会計は環境管理会計ともいいます。企業等が環境保全に組織的に取り組むこと(環境マネジメント)は、環境への悪い影響を減らすことができるだけではなく、コストの削減や新たなビジネスチャンスの発見につながります。これらを見つけ出すためのツールが環境管理会計です。そこで、環境管理会計に関係する概念・手法としてエコバランスや製品ライフサイクル・アセスメント(製品 LCA)、そして、環境管理会計の代表的手法としてマテリアルフローコスト会計等を取りあげます。
 授業の進め方は、教員が事前に指示した資料を、受講者がまとめてきて、それをもとに発表・討論をする形とします。受講者の希望によって、授業で取りあげるトピックや進度等は調整します。

科目目的

企業等とSDGsの関係を理解できるように、企業を始めとする組織の環境会計(ミクロ環境会計)および関連事項に関して、基本的な概念や手法を学びます。ミクロ環境会計の手法を用いて、企業等の経済活動・環境保全活動、サプライチェーン(SC)を通じた生態系の保全、機関投資家によるESG投資等を分析できるようになります。

到達目標

①企業の社会的責任(CSR)・共通価値の創造(CSV)の考え方と、具体的な事例が説明できる。
②責任ある調達の考え方と、企業における具体的な事例が説明できる。
③ESG投資の世界的な拡大が、企業によるサステナビリティ開示の進展とあわせ説明できる。
④エコバランスや製品ライフサイクル・アセスメント (LCA)、マテリアルフローコスト会計等、環境管理会計の具体的なツールを用いて企業を分析できる。
⑤企業におけるサステナビリティ関連の情報開示の歴史的な展開(環境報告→サステナビリティ報告→統合報告および財務報告におけるサステナビリティ開示)が説明できる。

授業計画と内容

(履修者と相談の上で決めますが、基本的には以下のように進めて行く予定です。)
1. ガイダンス
2. 企業の社会的責任(CSR)・共通価値の創造(CSV)とステイクホルダー・エンゲージメント
3. ESG投資と責任ある調達
4. 環境報告/サステナビリティ報告/統合報告(GRIスタンダードや統合報告フレームワーク等)
5. 事例研究(環境報告/サステナビリティ報告/統合報告)
6. ESG投資とサスナテナビリティ開示(TCFDやIFRS等によるサステナビリティ開示基準)
7. 事例研究(ESG投資とサスナテナビリティ開示)
8. 環境マネジメントシステム(EMS)とISO14001
9. エコバランスと製品LCA
10. 事例研究(エコバランス・製品LCA)
11. 環境管理会計の概要と手法
12. マテリアルフローコスト会計
13. 事例研究(マテリアルフローコスト会計)
14. まとめ:環境報告会計と環境管理会計

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎回教員が事前に配布したレジメに必ず目を通し、授業のポイントについて理解したうえで出席すること。また、教員が授業で指示した資料をまとめレジメを準備すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 授業への参加(レポートの作成を含む)・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。また、授業内でレポートの講評の時間を設けます。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

授業ではテキストは使用せず、レジメ等の配付資料で代替する。

その他特記事項

発表担当の際に、準備をしてこなかった者、代理を準備せずに無断欠席した者の単位は認めません。やむを得ず欠席する場合は、事前に連絡してください。理由なく欠席が続いた者の単位は認めません。また、授業時間以外の質疑・応答は、原則としてオフィスアワーにて対応します。

参考URL

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