中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

テキストサイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • フリーワード検索
  • 条件指定検索
  • シラバスデータベース(学部・大学院)
  • ビジネススクール(MBA)
  • ビジネススクール(DBA)
  • 研究者情報データベース

ホーム > 講義詳細:欧米の文化と歴史Ⅰ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
欧米の文化と歴史Ⅰ 2025 前期 月3 理工学部 吉田 達 ヨシダ トオル 1年次配当 2

科目ナンバー

SE-HC1-HB25

履修条件・関連科目等

授業中に、適宜クラシック音楽や美術作品などを音声・映像・動画で紹介し、レポート課題でも作品鑑賞を求める。音楽や美術を静粛に鑑賞することが苦手な諸君は、安易に受講すると苦痛なだけであろう。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

19世紀前半ドイツのベートーヴェンから20世紀アメリカのアイヴズにいたるクラシック音楽の楽曲、そのほかさまざまな美術作品、文学作品などを適宜とりあげ、ヨーロッパとアメリカ合衆国の文化と歴史を概観する。

科目目的

学生諸君が、「問題解決力」「知識獲得力」「組織的行動能力」「創造力」「自己実現力」「多様性創発力」を修得することを目的とする。

到達目標

1)欧米の文化はおおまかに言って、古代ギリシア的な世界観(ヘレニズム)とユダヤ・キリスト教的な世界観(ヘブライズム)という異質な世界観どうしの反発や融和のくりかえしであった。こうした「常識」を理解する。

2)身近なところでなにげなく接するクラシック音楽や美術作品の背後にも歴史的な奥行きがあることを知り、そうした奥行きを楽しみ味わえる感性と想像力と知性を磨く。

3)個別具体的な芸術作品について、自分の評価・意見を表明する積極性を養うこと。

授業計画と内容

1 ガイダンス(講義の全体像および参考文献の紹介)
2 ベートーヴェンの「交響曲第9番」(1):「交響曲」とはなにか?
3 ベートーヴェンの「交響曲第9番」(2):シラーの歌詞から見えてくるもの
4 ベートーヴェンの「交響曲第9番」(3):第9の「政治利用」をめぐって
5 メンデルスゾーン姉弟をめぐって(1):「同化ユダヤ人」メンデルスゾーン
6 メンデルスゾーン姉弟をめぐって(2):忘れられた「女流」作曲家ファニー・メンデルスゾーン
7 ブラームスの「ドイツ・レクイエム」(1):「レクイエム」とはなにか?
8 ブラームスの「ドイツ・レクイエム」(2):カトリックとプロテスタント
9 ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」(1):ギリシア神話と音楽
10 ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」(2):ギリシア神話と美術
11 アイヴズ「ホリデー・シンフォニー」(1):アイヴズ父子の不思議な音楽レッスン
12 アイヴズ「ホリデー・シンフォニー」(2):南北戦争がアメリカ合衆国にもたらしたもの
13 アイヴズ「コンコード・ソナタ」:オルコット『若草物語』とアイヴズ
14 まとめ

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

(予習)講義で紹介する参考文献のみならず、楽曲・美術作品・文学作品をできるだけ多く鑑賞したり読破したりしておくこと。

(復習)講義では、学生諸君を「挑発」するために、さまざまな作品について、教員が「あえて」自分自身の感想・評価を述べることもある。学生諸君も教員に負けずに、自分自身の感性と想像力と知性を総動員して、みずからの感想・評価を練りあげること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 100 1500文字以上10000文字以内(厳守)のレポート(1本20点満点)を5本課す。内訳は以下のとおり。
1)講義期間中の参考文献レポート1本。
2)講義期間中の作品鑑賞レポート1本。
3)期末レポート3つのテーマについて1本ずつ。
*指定字数を満たしたレポートであっても、内容が不十分であれば0点となることもある。

成績評価の方法・基準(備考)

・回収したレポートについては、興味深いものなどを中心に匿名の状態でプリント化しmanabaで共有する。

・成績評価のポイントは以下の3点である。

1)授業内容を十分に理解していること。

2)授業に関連してさまざまな音楽・美術・文学・演劇・映画等に積極的に親しんでいること。

3)1)と2)を通じて欧米の文化と歴史についての理解をみずから深める努力をしていること。

*注意:他の講義で提出したレポートを「使い回し」して本講義にも提出した受講生、他人の文章を剽窃したレポート(いわゆる「コピペ」によるレポート)を提出した受講生、過年度を含むほかの受講生と同じ内容のレポートを提出した受講生には単位を認定しない。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

興味ぶかいレポート等は、匿名の状態にしてmanaba上で受講生全体と共有する。

アクティブ・ラーニングの実施内容

その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

講義のなかで折にふれて学生諸君に質問したり発言を求めたりする。積極的に発言していただきたい。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキストは定めず、資料を配布する。
参考文献は第1回の講義でまとめて紹介し、その後も、講義のなかで折にふれて紹介する。

その他特記事項

本講義は教員と学生諸君が、それぞれの感性と想像力と知性を最大限に活用する「真剣勝負」である。教員が学生諸君のひとりひとりに意見をもとめてマイクを向ける場合もある。積極的に自分の意見を表明していただきたい。

参考URL

検索結果に戻る

  • フリーワード検索
  • 条件指定検索

TOP

  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • 中央大学公式サイト
Copyright (c) Chuo University All Rights Reserved.