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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:芸術Ⅱ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
芸術Ⅱ 2025 後期 月4 理工学部 張 洋宇 チョウ ヤンユ 1年次配当 2

科目ナンバー

SE-AS1-HB12

履修条件・関連科目等

関連科目としての芸術Ⅰを履修していることが望ましい。ご関心に合わせて、D&I科目の履修も推奨します。

授業で使用する言語

日本語/英語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

ジェンダー&セクシュアリティの政治の表現手段として、アートがどのように機能してきたのかを考察し、20世紀以降のアーティストたちによる具体的な実践を紹介する。

科目目的

1. アーティストたちがジェンダーやセクシュアリティの政治に焦点をあってどのようなアート実践を取り組んできたかを認識し、その重要性を理解する。

2. フェミニストアートやクィアアートの歴史と文脈を把握し、多様なアート作品を通じて現代社会の課題を理解し、ジェンダーとセクシュアリティに関する議論に取り組むスキルを養成する。

到達目標

1. 理論的理解の構築: ジェンダーとセクシュアリティに関する概念について理解を深め、これらが文化的および社会的な文脈でどのように形成されるかを理論的に考察できるようになる。

2. 現代アートの媒体やジャンルの認識: 絵画、彫刻、写真、映画、パフォーマンスアートなど、さまざまなアートの形式がジェンダーやセクシュアリティにどのようにアプローチしているかを学び、その多様性を理解する。

3. 自己表現と社会的変革の関連性の理解: アートが個人の自己表現だけでなく、社会的変革にどのように寄与しているかを理解する。

4. クリティカルな思考とディスカッションの能力: アート作品を批評的に分析し、それに基づいてジェンダーやセクシュアリティに関する視点からのディスカッションを展開できるようになる。

5. クリエイティブな表現力の発展: 自らのアートを通じてジェンダーやセクシュアリティに関するアイデアを表現できるようになる。

6. 文化的多様性と包括性の尊重: 学生が異なる文化的背景や多様なジェンダーやセクシュアリティのアイデンティティを尊敬し、包摂的な視点を持つようになる。

授業計画と内容

第1回 講義概要と基本概念の紹介
第2回 ジェンダーとセクシュアリティの政治
第3回 街頭のサフラジェット
第4回 フェミニストアートの台頭
第5回 AIDS危機におけるアーティビズム
第6回 身体を媒体に
第7回 美しさと女/男らしさ
第8回 ジェンダーに基づく暴力と向き合う
第9回 ポストコロニアリズムーー交差的視点から
第10回 アート・コレクティブの試み
第11回 サイバーフェミニズム 
第12回 *映画鑑賞(日程未定で、いずれかの日に一度実施予定です)   
第13回 ワークショップ:思いを表現する         
第14回 まとめ

なお、授業計画は、一部前後したり、若干の変更が行われることもあります。

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業内容を復習し、インターネットなども活用して自主的に関連情報を調べること。できれば展覧会を積極的に観にいくこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 50 毎回授業後、レスポンで100文字以上の感想やコメントを提出すること。提出の有無ではなく、授業内容を理解しているか、独自の意見を述べているかといった内容の質によって評価します。授業内容についての感想や不明点、また授業を通じて思い出したことなどをお聞かせください。
その他 50 【ワークショップ形式】各自でプラカードやポスターなどの作品を制作し、最終回で発表すること。ジェンダーおよび/またはセクシュアリティに関する社会問題や個人的な経験、あるいは授業で扱った事例や作品について、自分の感想に基づいた発信や創作を期待します。

成績評価の方法・基準(備考)

引用など既存の資料を言及する際や、AI生成の内容を利用する際に、必ず出所を明示してください。出所を明示しない場合、そしてそれらの内容を言い換えて自分の文章として提出する場合は、剽窃とみなされ、成績が付けられなくなりますので、ご注意ください。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

インディペンデント・キュレーターとして活動

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

インディペンデント・キュレーターとして、フェミニズム・クィア理論を用いて、多様な視点からアートと社会の関わりを紹介する。

テキスト・参考文献等

授業でテキストを使用せずに、スライドなどの資料で代替する。

参考資料:
ヘレナ・レキット(編)、鈴木 奈々(翻訳)『アート&フェミニズム』、ファイドン、2005。
海野弘『クィア・アートの世界 自由な性で描く美術史』、PIE International、2022。
村上由鶴『アートとフェミニズムは誰のもの?』、光文社、2023。

その他適宜授業中に紹介する。

その他特記事項

ダイバシティ・センターや後楽園ダイバーシティ・ラウンジ(理工学部6号館6707号室)に提供されている書籍や視聴覚資料を積極的に利用し、ジェンダー・セクシュアリティに関わる知識の自主学習を行うことが推奨します。

中央大学ダイバーシティ宣言に基づき、授業参加者お互いの人権を尊重し、ジェンダー、セクシュリティ、人種、民族、障害や病気の有無について、名前や見た目、授業での発言に対して自分が受けた印象を元に決めつけるような言動を行わないようにしましょう。

授業内では「それぞれが呼ばれたい名前+さん」で呼び合いましょう。

お互いにプライバシーを尊重し、個別の方のジェンダーやセクシュアリティについて無理に聞かず、授業内でもし個人情報が言及されましたら、口外しないようにしましょう。

授業内で気になること、辛いことがあったら、我慢せずに教員と相談しましょう。

必要に応じて、合理的配慮を提供します。

参考URL

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