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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:都市人間環境学特殊論文研修Ⅰ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
都市人間環境学特殊論文研修Ⅰ 2025 前期 他 理工学研究科博士課程後期課程 ホーテス シュテファン ホーテス シュテファン 1年次配当 2

科目ナンバー

SG-CV6-3A03

履修条件・関連科目等

博士課程後期課程1年次

授業で使用する言語

日本語/英語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

持続可能性を検討する際に社会生態システム(Socio-ecological Systems)の理論や生態系サービス(Ecosystem Services)の理念を踏まえ適切な仮説を設定することは研究計画の第一歩である。持続可能性科学の分野において博士論文が書けるように、先ず最初に持続可能性の自然科学、社会学、経済学などの側面に関する基礎知識をまとめ、理論を把握した上で意義のある仮設を立てる能力を拡大する。学術雑誌に発表された優れた論文や持続可能な社会づくりに向けた先進的プロジェクトの報告書などを読み、その論点をまとめる能力を養成する。アクティブラーニングの学習法を積極的に取り入れて、学生の主体性を重視した授業を実施する。

科目目的

社会⽣態系の構造と機能に関する研究を把握し、⼈間総合理⼯学において活⽤できることを⽬的とする。

到達目標

持続可能性科学の分野において博士課程の研究を行うために必要な知識や能力、技法などを習得することを目的とする。都市人間環境学特殊論文研修Ⅰ〜VIを通してすべての関連項目を網羅し、研究の背景や仮設の定義、関連分野において開発された様々なデータ収集やデータ解析方法、各種図の作成、結果の考察、口頭発表や原稿執筆などを徹底的に学ぶ。都市人間環境学特殊論文研修Ⅰにおいては特に研究の背景や仮設の定義に注目し、説得力のある研究計画が立てられるようになることを到達目標とする。

授業計画と内容

持続可能性を検討する際によく使われるDrivers-Pressures-States-Impacts-Responses(DPSIR)モデルに基づいて授業を構成し、DPSIRの項目に関してそれぞれ2〜3回授業を行う。社会生態システムの変遷における因果関係を整理し、「Drivers」(要因)、「Pressures」(負荷)、「States」(状態)、「Impacts」(影響)、「Responses」(対策)の指標をまとめ、項目間のフィードバックを含むシナリオ分析手法について学び、独自に応用できるように訓練を行う。教員による論文紹介(論文を、読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する)と学生による論文紹介(注目に値する論文をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する)、研究進捗紹介(自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する)に分けて授業を実施する。9月末日までに「研究計画書」を提出する。
持続可能性に関する解析を行い、解析の結果を多様な主体の合意形成に応用する際に、異分野にまたがる協力が必要不可欠である。本研究室では自然科学的手法に重点をおいているが、社会学や経済学などを専門に扱っている研究室との交流・協力によって包括的なアプローチを実現させる。研究テーマとして例えば以下のようなものが選べる。
• ランドスケープの多機能性に基づいた持続可能な地域計画
• 湿地生態系の長期的な変遷と生態系サービス評価
• ヨーロッパ連合の農業政策における生態系サービスの役割
• 生態系サービス評価による持続可能な森林管理システムの開発
• 生態系サービスを活用した持続可能な稲作システムの開発
• 生態系サービス供給能力拡大に向けた都市計画の提案
調査対象地はこれまで日本とヨーロッパ、東南アジアが多かったが、別の地域も可能である。

1.特殊論文研修Ⅰにおけるテーマの設定
2.文献調査の技法
3.文献レビューの技法
4.研究発表の技法
5.質疑討論の技法
6.論文紹介1
7.論文紹介2
8.論文紹介3
9.研究指導1
10.研究進捗発表1
11.論文紹介4
12.論文紹介5
13.論文紹介6
14.特殊論文研修Ⅰの総括
※日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導をする。進捗により変更の可能性もある。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

各自のテーマにそって、調査を行う。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 20 学術論⽂の内容を把握し、統合できるかを基準とする。
平常点 60 授業に積極的に参加し、質問に答えたり、⾃らで質問し
たりするかを基準とする。
その他 20 学術論⽂をまとめ、適切に発表できるかを基準とする。

成績評価の方法・基準(備考)

論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

授業の中で適宜指示します。

その他特記事項

参考URL

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