中央大学

シラバスデータベース|2026年度版

テキストサイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • フリーワード検索
  • 条件指定検索
  • シラバスデータベース(学部・大学院)
  • ビジネススクール(MBA)
  • ビジネススクール(DBA)
  • 研究者情報データベース

ホーム > 講義詳細:国際金融論2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
国際金融論2 2026 秋学期 金4 法学部 代田 秀雄 シロタ ヒデオ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-FN3-004L

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本講義では、国際分散投資という具体的な投資行動を入り口として、
金利・為替・国際収支・国際資本移動など、国際金融の基本構造を体系的に学ぶことを目的とする。

私たち個人は、自身のライフイベントや老後に備えるため、長期的な視点で資産形成を行う必要がある。その過程では、株式・債券を中心とした金融資産のリスクとリターンを理解し、分散投資によって適切な資産配分を決定する力が求められる。
本講義では、
・国際金融の基礎理論(国際収支・金利平価・国際資本移動)
・資産運用の基礎(債券・株式・ポートフォリオ理論)
・行動経済学・金融テクノロジー(AI)
・日本の年金制度とGPIFの実践
を結びつけ、国際金融環境の変化が個人の資産形成にどのような影響を与えるかを総合的に理解させる。

また、投資詐欺やロマンス詐欺など現代的な金融リスクにも触れ、金融リテラシーを高めることで、学生が自らのウェルビーイングを高めるための資産形成能力を身につけることを目指す。

科目目的

国際金融Ⅱでは、国際分散投資の視点を通して国際金融の基本構造を理解することを目的とする。

特に以下の点を重視する:
・投資家のリスク許容度と行動バイアスが投資結果に与える影響
・国際資本市場で資産価格が決まる仕組み
・金利・為替・国際資本移動の相互関係
・国際分散投資の理論的背景と実務的意義
・金融テクノロジー・行動経済学・詐欺対策など、現代金融環境の理解

到達目標

学生は期末までに以下の能力を獲得する:

① 国際金融の基本構造を理解する
・金利平価
・国際収支
・国際資本移動
・為替と金利の連動性
② 国際分散投資の意義と構造を説明できる
・株式・債券のリスク・リターン
・分散の効果(地域・通貨・資産クラス)
③ リスク許容度に基づく資産配分の考え方を説明できる
④ 人的資本 × 金融資本の生涯視点を説明できる
⑤ 行動バイアス・金融詐欺の構造を理解し、自衛できる
⑥ インデックス投資とアクティブ運用の違いを説明できる

授業計画と内容

1. ガイダンス:国際金融と資産形成の全体像
・国際金融Ⅱの目的
・グローバル金融市場
・投資商品の分類
・市場とインデックス

2. ウェルビーイングと資産形成の経済学
・ウェルビーイングの構造
・人的資本と金融資本
・インフレ・金利・購買力
・長期・積立・分散の原則

3. 債券投資と国際金利の基礎
・金利と債券価格
・信用リスク
・イールドカーブと国際金利
・債券ファンドの超過収益要因

4. 株式投資と国際分散の意義
・企業価値・株価モデル
・株式リスクプレミアム
・地域分散・通貨分散
・時間分散(ドルコスト)
・バリュー vs グロース

5. 効率的市場仮説(EMH)とアクティブ運用の限界
・ユージン・ファーマのEMH
・儲かる銘柄発掘が難しい理由
・超過収益の源泉
・インデックス投資の合理性

6. 為替と国際金融の基本構造(前編)
・為替レートの決定要因
・金利・インフレ・成長率との関係
・名目為替と実質為替

7. 為替と国際金融の基本構造(後編)
・金利平価(UIP / CIP)
・国際資本移動
・為替リスクとヘッジ
・国際分散投資における通貨の役割

8. 現代ポートフォリオ理論(MPT)と国際分散投資
・マーコウィッツの理論
・効率的フロンティア
・グローバル資産配分の意味
・リスク許容度別ポートフォリオ

9. GPIFに学ぶ国際分散投資の実践
・世界最大の投資家の運用哲学
・基本ポートフォリオの意義
・年金制度のハイブリッド性(賦課+積立)
・個人投資家への応用

10. 国際金融のイロハ
・国際収支(経常収支・金融収支)
・各国の金利・物価・成長の比較
・グローバル資本フローの構造
・IMF・BIS・世界銀行など国際金融機関
・国際金融危機(アジア危機、GFCなど)の基礎

11. 金融テクノロジー
・ロボアドバイザー
・生成AI × 投資
・アルゴ取引
・金融リスクとAIガバナンス

12. 行動経済学(行動バイアス × 投資行動)
・損失回避
・アンカリング
・自己過信
・ホームバイアス
・行動バイアスと国際分散投資

13. 投資詐欺・ロマンス詐欺と心理的弱点
・詐欺の類型と構造
・SNS型詐欺の手口
・判断力低下と意思決定エラー
・予防とセルフディフェンス

14. 総括・まとめ:国際金融 × 個人の資産形成
・国際金融環境の変化
・長期投資の哲学
・リスク許容度と人的資本
・国際分散の本質
・ウェルビーイングの金融的実現

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 100 授業の理解度を確認する試験を実施

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

1985年に三菱UFJ信託銀行に入社。全国信託銀行従業員組合連合会書記長を経て1996年以降は三菱UFJ信託銀行で年金資金の運用、三菱UFJアセットマネジメントで投資信託の運用業務に従事する。インデックス投資を通して広く日本国民に投資を浸透させ、資産運用立国の推進に貢献した。メディアなどでは、eMAXIS Slimシリーズならびに「オルカン」(日経トレンディ2024年ヒット商品第1位)の生みの親として取り上げられることが多い。2025年3月で三菱UFJアセットマネジメント常務取締役を退任し、シロタ・ウェルス・アンド・ウェルビーイング・アドバイザーズを設立。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

実際のマーケットデータや事象を活用しながら、手触り感のある授業にしていきたい。

テキスト・参考文献等

テキストは使用せずレジュメを配布します。

その他特記事項

■授業の工夫■この科目は講義を中心として行うため、受講生の皆さんの反応・理解度の向上を目的として、幅広い意見交換、質疑応答に対応する予定です。

参考URL

検索結果に戻る

  • フリーワード検索
  • 条件指定検索

TOP

  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • 中央大学公式サイト
Copyright (c) Chuo University All Rights Reserved.