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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:社会学Ⅰ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
社会学Ⅰ 2025 前期 金4 経済学部 森 いづみ モリ イヅミ 1年次配当 2

科目ナンバー

EC-IF1-231X

履修条件・関連科目等

自分の専門外の学問分野に対する幅広い興味関心を持ち、社会学を学ぶ意欲のある人を歓迎する。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
社会学は、人間の形づくる社会生活や集団を対象とし、社会的存在としての私たち自身の行動と「社会」との関係について明らかにする学問である。本講義では,日常生活における様々な具体例を通じて、社会学の基礎的な理論や概念、社会学的なものの見方について学ぶ。

科目目的

社会学の入門科目として,(1)社会学の基礎的な理論や概念を理解した上で,(2)現実の社会的課題や社会問題に対し,複眼的かつ柔軟に考察する思考力を養うことを目的とする.

到達目標

社会学的なものの見方や考え方を身につけることで,人間形成のプロセスや社会問題への関心を深め,立場の異なる他者への想像力を養うことが到達目標である.講義で習得した社会学的な概念を一時的な「分かったつもり」で終わらせず,学生生活や卒業後の生活の中で実地に応用できるような態度を涵養する.

授業計画と内容

第1回 イントロダクション: 社会学とは何か
第2回 近代の成立と社会学の誕生:マルクスによる資本主義社会の解明
第3回 行為の意味からとらえる制度と社会:ウェーバーの社会学
第4回 社会的な共同性は実在する:デュルケムの社会学
第5回 人々の相互作用から見えてくる社会:ジンメルの社会学
第6回 シカゴ学派とサーベイ調査:実証主義の社会学
第7回 社会システムの理論:パーソンズの社会学
第8回 日常的な世界の成り立ちをとらえる視座:意味学派の可能性
第9回 量的調査と質的調査:働くことの社会学を例に
第10回 集合表象から「ハビトゥス」へ:ブルデューの試み
第11回 人々の社会的結びつきを取り戻す:コミュニティからネットワークへ
第12回 支配と主体性から読み解く社会のしくみ:フーコーとギデンズ
第13回 社会階層と教育の社会学
第14回 総括:社会学という学問の特徴と意義

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・事前の学習とともに、事後学習として講義・授業の内容を自分のノートなどに再整理すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 30 講義の内容に関する小課題を課す(授業期間中に3回程度)。CiNii Research検索、小テスト、論述などを予定している。
期末試験(到達度確認) 50 講義の主要テーマに関する説明と考察。学習した内容の理解、テーマに関する考察、論理的展開を評価基準とする。
平常点 20 授業参画度、議論への積極的な貢献。

成績評価の方法・基準(備考)

注意点として、授業中の私語などの迷惑行為、スマホ・携帯電話の使用、居眠りなどは厳しく注意し、成績評価を減点することがあります。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

・授業内で、質疑応答の時間を設ける。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

東京大学社会科学研究所SSJデータアーカイブにて,社会調査データの寄託やアーカイブ運営に関する実務を担当した(2015-2021年).国立教育政策研究所にて,OECD生徒の学習到達度調査(PISA)の社会経済文化的指標に関する指導助言を行う(2023年-現在).

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

上記の経験をもとに,授業で扱うテーマに関する社会調査の実例を紹介し,統計的な分析結果を読む際のポイント等についても解説する.

テキスト・参考文献等


テキスト(教科書)として、玉野和志編『ブリッジブック社会学[第2版]』(信山社、2016)を使用する。

その他に、購入の必要はないが、参考文献として以下を挙げる。
友枝敏雄ほか著『社会学のエッセンス:世の中のしくみを見ぬく 新版補訂版』(有斐閣アルマ、2017)
友枝敏雄編『社会学の力:最重要概念・命題集 改訂版』(有斐閣,2023)
宇都宮京子・西澤晃彦編著『よくわかる社会学(第3版)』(ミネルヴァ書房、2020)
アンソニー・ギデンズ著・松尾精文ほか訳『社会学(第5版)』(而立書房、2009)
苅谷剛彦著『学校って何だろう』(ちくま文庫,2005)

その他特記事項

参考URL

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