シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 文学A1 | 2026 | 春学期 | 月1 | 法学部 | 石田 雄一 | イシダ ユウイチ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO1-013L
履修条件・関連科目等
18世紀から19世紀初頭にかけてのヨーロッパの歴史および社会の変化について,細かな知識は不要ですが,ある程度のイメージくらいは持っていることが望ましいので,高校の「歴史総合」の教科書等を読み直しておくと良いかもしれません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
18世紀後半の「シュトルム・ウント・ドラング」から19世紀初頭の「ロマン主義」までの「ドイツ文学」を扱います。この時代は,封建的な身分制社会が近代的な市民社会に移り変わる時期に当たり,自我の解放が進むにつれて個人と社会の対立が深刻化します。ドイツ語圏ではそうした時代の問題を背景として「芸術家小説」と呼ばれる一群の作品が誕生しました。授業では,そうした小説の具体例として,特にゲーテの『若きウェルテルの悩み』とE・T・A・ホフマンの『黄金の壺」を扱いながら,近代社会成立の一コマを「文学」という観点から考察することを試みます。
科目目的
「文学」や「芸術」は社会の歴史的変化を反映したものですが,「文学」や「芸術」といった観念自体も社会の歴史的な変化によって生み出されたものです。そうした歴史性のもとで文学テクストを読む姿勢を養うことが当該授業の目的です。
到達目標
文学テクストからは,それが書かれた時代特有の問題意識が読み取れます。そうした時代特有の問題意識を文学テキストから読む取る姿勢を身に着けることが到達目標です。
授業計画と内容
1. 18世紀後半のドイツについて (1) ――魔術からの解放と文学――
2. 18世紀後半のドイツについて (2)――「教養市民層」の台頭――
3. シュトルム・ウント・ドラングと「ドイツ文学」の成立
4. ゲーテの生涯とその作品
5. ゲーテ『若きウェルテルの悩み』(1)
6. ゲーテ『若きウェルテルの悩み』(2)
7. ゲーテ『若きウェルテルの悩み』(3)
8. ゲーテ『若きウェルテルの悩み』(4)
9. ドイツ・ロマン主義について
10. ホフマンの生涯とその作品
10. ホフマン:『黄金の壺』(1)
11. ホフマン:『黄金の壺』(2)
12. ホフマン:『黄金の壺』(3)
13. ホフマン:『黄金の壺』(4)
14. 総括
(変更の可能性あり)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業が始まってからでも構わないので,授業で扱うゲーテ『若きウェルテルの悩み』とホフマン『黄金の壺』には必ず目を通して下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 80 | 授業で扱った作品について質問に答えて頂きます。内容理解の正確さと、答案の論理性、説得力を評価します。 |
| 平常点 | 20 | 毎回の授業の最後に集めるリアクション・ペーパーに基づいて、出席状況と授業の内容理解度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下の2冊を「テクスト」として使用します。
・ゲーテ(竹山道夫訳)『若きウェルテルの悩み』岩波文庫,2010年
・ホフマン(大島かおり訳)『黄金の壷 マドモワゼル・ド・スキュデリ』光文社古典新訳文庫,2009年