シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 文学A2 | 2026 | 秋学期 | 月1 | 法学部 | 石田 雄一 | イシダ ユウイチ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO1-014L
履修条件・関連科目等
19世紀のヨーロッパの歴史および社会の変化について,細かな知識は不要ですが,ある程度のイメージくらいは持っていることが望ましいので,高校の「歴史総合」の教科書等を読み直しておくと良いかもしれません。また,春学期の「文学A1」の継続として授業を行うので,「文学A1」を辞履修しているのとが望ましいですが,初回の授業で「文学A1」の概要を説明する等,「文学A1」を履修していない人も受講できるように配慮します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
主に19世紀中頃から20世紀初頭の「ドイツ文学」を扱います。19世紀に市民階級が社会の主導権を握り,社会全体が「市民的」な価値観によって支配されるようになると,そうした価値観に収まらない「美」を追求する「芸術家」は社会のアウトサイダーになっていきます。19世紀の「芸術家小説」には,そうした社会の価値観と,それに背を向ける芸術家との関係が描かれています。授業では,そうした小説の具体例として,特にテオドール・シュトルムの『みずうみ』とトーマス・マンの『トーニオ・クレーガー』を扱いながら,19世紀の市民社会の成立とその変化の一コマを「文学」という観点から考察することを試みます。
科目目的
「文学」や「芸術」は社会の歴史的変化を反映したものですが,「文学」や「芸術」といった観念自体も社会の歴史的な変化によって生み出されたものです。そうした「歴史性」のもとで「文学テクスト」を読む姿勢を養うことが当該授業の目的です。
到達目標
文学テクストからは,それが書かれた時代特有の問題意識が読み取れます。そうした時代特有の問題意識を文学テキストから読む取る姿勢を身に着けることが到達目標です。
授業計画と内容
1. 18世紀のドイツについて
2. 19世紀のドイツについて
3. 「芸術家」の誕生
4. テオドール・シュトルムの生涯と作品
5. シュトルム:『みずうみ』(1)
6. シュトルム:『みずうみ』(2)
7. シュトルム:『みずうみ』(3)
8. シュトルム:『みずうみ』(4)
9. トーマス・マンの生涯と作品
10. マン『トーニオ・クレーガー』(1)
11. マン『トーニオ・クレーガー』(2)
12. マン『トーニオ・クレーガー』(3)
13. マン『トーニオ・クレーガー』(4)
14. 総括
(変更の可能性あり)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業が始まってからでも構わないので,授業で扱うシュトルム『みずうみ』とマン『トーニオ・クレーガー』には必ず目を通して下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 80 | 授業で扱った作品について質問に答えて頂きます。内容理解の正確さと、答案の論理性、説得力を評価します。 |
| 平常点 | 20 | 毎回の授業の最後に集めるリアクション・ペーパーに基づいて、出席状況と授業の内容理解度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下の2冊を「テキスト」として使用します。
・シュトルム(松永美穂訳)『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』光文社古典新訳文庫,2020年
・トーマス・マン(小黒康正訳)『トーニオ・クレーガー』岩波文庫,2025年