シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドイツ文化講義(1)(3)/ドイツ文化講義(1)(3)(5) | 2026 | 前期 | 月4 | 文学部 | 石見 舟 | イシミ シュウ | 1~3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-DT1-C513,LE-DT1-C515
履修条件・関連科目等
前期「舞台芸術論」の聴講と、続けて後期「ドイツ文化講義」の履修をおすすめします。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
タイトル:演劇人ベルトルト・ブレヒト(1)
■本講義は今年で没後70年となるドイツの演劇人ベルトルト・ブレヒト(1898-1956)の創作の道のりを、戯曲作品を中心に概観し、考察します。
前期は、ブレヒトのキャリアが始まった1920年代から30年代前半について論じます。
第一次世界大戦敗戦後、ドイツでは都市文化が花開きます。ブレヒトは、猥雑でエネルギッシュな時代を反映し、そしてそれをリードしようと、戯曲・上演・映画・ラジオ等でさまざまな実験的創作をしました。そしてそれらは、単純に美的な試みではなく、思想的・政治的試みでもあったのです。
彼の創作の道のりを考察するために、実際のテクストだけではなく、ドイツ語圏演劇学の知見や、ブレヒト存命中から最新の上演例も参照します。いままで演劇を見たことがない方も、あるいは演劇が嫌いという方も是非お越しください。
(講義中で扱うドイツ語については、必ず日本語での解説が付きます。)
■授業の受け方および評価について:
各回の目次と参考文献等をmanaba経由で配布します。
個々のトピックについて口頭で講義していきます。ですので、受講生の皆さまには、耳で聞いた情報をノートにまとめる作業を行ってもらいます(紙、電子を問わない)。
聞き漏らしてしまったこと、理解できなかったことについては授業の最後に提出するリアクションペーパーに書いていただきます。次の授業の冒頭でフィードバックを行います。
第14回で、内容についての確認を行います。具体的には言葉の選択と簡潔な文章を書いていただきます(これについては授業内でアナウンスします。)
科目目的
・舞台芸術に関する基礎知識を修得する。
・ドイツ語圏演劇学の概要を修得する。
・言語・文化の異なる演劇作品の比較分析について理解を深める。
到達目標
・舞台芸術に関する基礎知識を、他人に簡潔に説明することができる。
・ドイツ語圏演劇学の概要を、他人に簡潔に説明することができる。
・言語・文化の異なる演劇作品の比較分析について独自の視点から理解を深め、自身の言葉で論述することができる。
授業計画と内容
第1回 授業案内
第2回 ブレヒトの生きた時代——表現主義、アヴァンギャルド、黄金の20年代、カール・ヴァレンティン、戯曲《バール》(1)
第3回 戯曲《バール》(2)カストルフ演出、戯曲《夜うつ太鼓》——共産主義革命
第4回 詩『家庭用説教集』、戯曲《都会のジャングル》
第5回 戯曲《三文オペラ》(1)——新しい演劇の形式(叙事詩的演劇、異化効果、身振り、作者性)
第6回 戯曲《三文オペラ》(2)映画、ウィルソン演出
第7回 戯曲《三文オペラ》(3)ウィルソン演出
第8回 戯曲《マハゴニー市の興亡》フォン・ツァ・ミューレン演出
第9回 教育劇の試み(1)——ベンヤミン、中断、アジア古典劇、町の演劇
第10回 教育劇の試み(2)——カストルフ&ステュアート《教育劇》、シー・シー・ポップ《オラトリオ》
第11回 戯曲断片《ファッツァー》(1)、断片と革命
第12回 戯曲断片《ファッツァー》(2)、地点版
第13回 戯曲《屠場の聖ヨハンナ》、バウムガルテン演出
第14回 総括・まとめ:理解の確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 70 | 設問に対応した解答の達成度。 |
| 平常点 | 30 | 授業へ取り組む姿勢を、各回毎に集計するショートレポートの記述内容の充実度等から評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・都度、資料等はmanabaで通知・配布します。
【参考文献(一部)】
・ベルトルト・ブレヒト、岩淵達治訳『ブレヒト戯曲全集』全9巻、未來社、1998-2001年。
・ベルトルト・ブレヒト、津﨑正行訳《ファッツァー》『舞台芸術』18号所収、角川学芸出版、2014年。