シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本社会経済史A | 2026 | 前期 | 木4 | 文学部 | 山﨑 善弘 | ヤマサキ ヨシヒロ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH3-F407
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、日本における社会経済の歴史的展開を、中世末期から現代に至るまで概観する。単なる制度や事件の解説にとどまらず、土地制度、市場の形成、貨幣流通、そして人々の生活基盤がいかに変容したかを、「社会」と「経済」の相互関係から考察する。とくに近世から近代への移行過程に焦点を当て、その連続性と断絶の両面を検討することで、日本社会経済史の特質を立体的に理解することを目指す。
科目目的
日本社会経済史の基本構造を理解し、現代の日本社会が抱える諸課題(経済格差、地方の疲弊、産業構造の変化など)の歴史的根源を探る。その過程を通じて、歴史的事象を構造的・因果的に捉える視点を身につけ、現代社会を相対化して考察する力を養うことを目的とする。
到達目標
1.日本社会経済史の主要な転換点(兵農分離、地租改正、高度経済成長など)の内容を説明できる。
2.土地制度、税制、貨幣・金融といった各要素が、社会構造や人々の生活とどのように結びついていたのかを理解する。
3.日本の経済発展の歴史的特質を、史実に基づいて論じることができる。
授業計画と内容
1.ガイダンス:社会経済史の視点と日本社会
2.中世社会の変容と兵農分離:太閤検地と石高制の意義
3.近世幕藩領主制の成立と土地制度:村落の形成
4.近世農業の展開と農村経済の変化:商品作物の普及
5.三都の発展と市場構造:流通網の整備と三貨制度
6.近世の金融システムと信用経済:両替商の役割と藩札の流通
7.幕末の開国と世界経済への編入:物価高騰と社会変容
8.明治維新と経済改革:地租改正と幣制改革
9.殖産興業と初期産業革命:寄生地主制の形成
10.両大戦間期の日本経済:重化学工業化と恐慌への対応
11.戦時経済体制と社会の変容:計画経済の影響
12.戦後復興と農地改革・財閥解体:経済民主化のゆくえ
13.高度経済成長期の構造変化:都市化と消費社会の到来
14.総括:日本社会経済史の特質と現代
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で使用するレジュメを適宜manabaへ事前にアップするので目を通しておくこと。また、授業後にはレジュメやノートをもとに内容を整理し、授業中に紹介した論文・書籍を積極的に参照することが望ましい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 50 | 到達度を確認するため、主に論述型の試験を行う。 |
| 平常点 | 50 | 授業への参加、受講態度、課題への対応から評価する。ただし、出席率が70%に満たない者は単位修得不可とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う場合がある。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業は基本的に講義形式であるが、適宜ディスカッション・ディベートも織り交ぜながら進めることにする。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
プロジェクターの使用に加え、manabaを用いて史資料の提示・共有を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:使用しない。
参考文献:適宜授業中に提示する。