シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 教育学特講(4) | 2026 | 前期 | 水3 | 文学部 | 堀川 修平 | ホリカワ シュウヘイ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-ED2-N411
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は、私たちの身のまわりに存在しているジェンダー/セクシュアリティ問題について、じぶんごととして捉えることができる力、そしてそれらを解決するための力を養っていただくことを目的とします。そのために、私たちを「種としてのヒトから人間としてのひと」へと育て養う「教育」(必ずしも、学校教育だけが教育ではありません)、とくに「包括的性教育(Comprehensive sexuality education)」 の可能性に着目しながら学びを深めていきたいと思います。
【授業の概要】
1.ジェンダー/セクシュアリティといった〈性〉に関わる差別問題を反省的にとらえる契機を与え、省察的な意見をもてる内容とします。
2.性の多様性、「らしさ」の強要、LGBT市場における包摂と排除といった現代的諸課題について、具体的ケースを示しながら検討をしていただきます。
3.本授業担当教員が専門としている「包括的性教育」を中心に授業を深めます。
4.本授業は個人ワーク・グループディスカッションを取り入れ、積極的に教員と学生、学生同士での交流を行います。単に受動的に知識を吸収し、座っていればよい「座学」ではありません。
科目目的
この科目は、ジェンダー・セクシュアリティの観点から人間の多様性についての学識と思考力を修得することを目的としています。
到達目標
本授業の到達目標は以下の3点です。
・「ジェンダー公平」とは何かを歴史学・社会学的な観点から理解することができる。
・「ジェンダー公平」を実現するための教育(学)の成果と課題について考えることができる。
・ジェンダー/セクシュアリティに関する差別問題が身のまわりに存在することを理解できるよう、日常的な関心を形成し、意見を述べることができるようになる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション~「多様性」とは何をさす言葉か?
第2回 「教育」とは何か?~発達可能態としての人間
第3回 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(1)機会の平等・結果の平等と公平性
第4回 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(2)「ジェンダー」とは何か?
第5回 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(3)「性の多様性」「SOGIESC」とは何か?
第6回 さまざまな人間関係を考える(1)「友達」と「恋人」の違いはどこにある?
第7回 さまざまな人間関係を考える(2)「恋愛」のアタリマエを解きほぐす
第8回 良好な人間関係を築くためには?(1)「暴力」とはなにか?
第9回 良好な人間関係を築くためには?(2)「暴力」を乗り越えるためのアクティブバイスタンダー
第10回 人間関係に関わる情報に惑わされない~「デマ」とジェンダー・セクシュアリティ
第11回 包括的性教育とはなんだろう?(1)「包括的性教育」と「純潔教育」の違いとは?
第12回 包括的性教育とはなんだろう?(2)「性教育バッシング」~政治と性と生の関係性~
第13回 グループディスカッション~わたしたちが、今、始められることとは?
第14回 まとめ~「涓滴岩を穿つ」ために
※以上は、昨年度実施した内容です。受講者人数や受講者の習熟度と照らし合わせながら授業を進めていきますので、各回の内容は変更の可能性もあります。予めご了承ください。
※初回オリエンテーション・第2回の授業では、特に授業序盤における皆さんの課題意識や習熟度の確認を行いますので、受講を予定している方は、積極的に出席するようによろしくお願いいたします。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 40 | ジェンダー・セクシュアリティ、包括的性教育についての学識を修得したかどうか、日本の性教育やジェンダー平等に関する課題を説明できるかどうかを評価するために、「文献精読レポート」、あるいは、「授業に関連する学習イベントへの参加レポート」などに取り組んでいただく予定です。 |
| 平常点 | 60 | 毎授業後に提出する「学びと感想」を評価します。毎授業後にmanabaにて提出いただきます。コメントシート課題の内容をふまえて出席を確認します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない者についてはE判定とします。成績(出席の捉え方も含む)に関しては、初回オリエンテーションで説明いたしますので、受講希望者は初回授業に必ず出席してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
初回授業(オリエンテーション)にて、準備いただく教科書を指示します。
その他特記事項
※この授業では、"社会におけるすべての人の〈性〉に関する抑圧の解放を目指すために、多様性を前提とし、性の差別や偏見から自由になるための視点"を大切にしながら、現代社会における「差別」問題について考えていきます。また、社会にすでに存在している差別に関する内容として、「暴力」や「生と死」に関わる内容を取り扱うことも前提としています。
※本授業では、性別や障害、人種民族やルーツといった、あらゆる「社会的マイノリティ」に対する差別は認めません。差別言動が行われた場合(コメントシート内、あるいは学生間でのディスカッション内など)は、退出ならびに受講の取りやめを求めることがあります。教員と学生、学生同士の交流を積極的にしていただきますので、他の受講生の学習権の侵害がないように参加していただきたいと思います。
※グループディスカッションや個人ワークなど、受講者の皆さん(皆さん同士)で積極的に学びを深めていただく機会の多い授業です。着座していれば単位が取得できる授業ではありませんので、その点をご理解いただき受講してください。
※受講者人数や受講者の習熟度と照らし合わせながら授業を進めていきますので、各回の内容は変更の可能性もあります。予めご了承ください。
※初回オリエンテーション・第2回の授業では、特に授業序盤における皆さんの課題意識や習熟度の確認を行いますので、受講を予定している方は、積極的に出席するようによろしくお願いいたします。
参考URL
https://researchmap.jp/horikawa-shuhei