シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 専門演習A1/専門演習B1 | 2026 | 春学期 | 水2 | 法学部 | 山崎 望 | ヤマザキ ノゾム | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S,JU-OL4-017S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
近年、自由民主主義の危機が指摘されています。このゼミでは主に国内政治に焦点を当て、新自由主義とポピュリズムの観点から自由民主主義の危機に焦点をあてます。その際、経済的・社会的な「社会の分断」や、性(gender、sexuality)や家族の在り方といった争点からも議論を進めます。毎回、事前に決めた報告者に文献を要約したレジュメをもとにプレゼンテーションをしてもらい、論点を出して参加者全員でグループにわかれて議論を行っていきます。(4年生については就職活動など進路との関係で参加が困難な折など、出来る限り、柔軟な調整を模索します)
科目目的
本演習では、自由民主主義の危機と呼ばれる現象を分析し、その要因をめぐる先行研究を輪読することで理解を深め、レジュメと私見の作成・プレゼンテーション・議論を行っていきます。それを通じて社会に生きる人間として求めらえる、批判的・創造的な考え方の基礎を作っていくことが目的です。秋学期以降の専門演習A2/B2(山崎担当)で、より専門性が高く、独創性の高い議論を展開できるよう、知識や理解の共有を行っていきます。
到達目標
到達目標は以下の二つです。
1.文献の購読と理解、文献の的確な要約、自分の考えの整理、相手に内容を適切に伝えるプレゼンテーション、ゼミ生全員の議論を通じて異なる考え方を知り自分の考えを再検討できる力を身に着けること
2.自由民主主義の危機と言われる現象についての知識と理解を深め、それに対する代替構想を考えること
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 文献購読+議論:自由民主主義の危機(1)ポストデモクラシー
第3回 文献購読+議論:新自由主義の浸透と拡大
第4回 文献購読+議論:社会の分断(1)経済的観点から
第5回 文献購読+議論:社会の分断(2)人種・民族の観点から
第6回 文献購読+議論:社会の分断(3)ジェンダー/家族像を争点として
第7回 文献購読+議論:自由民主主義の危機(2)ポピュリズム
第8回 文献購読+議論:ポピュリズムの台頭(1)アメリカの事例
第9回 文献購読+議論:ポピュリズムの台頭(2)ヨーロッパの事例
第10回 文献購読+議論:ポピュリズムの台頭(3)日本の事例
第11回 文献購読+議論:民主主義批判論~加速主義をめぐって
第12回 文献購読+議論:自由主義批判論~ポスト・リベラリズム論
第13回 文献購読+議論:変容する新自由主義~分断される人々(女性と移民)
第14回 文献購読+議論:総合討論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
報告担当回には、課題文献を要約したレジュメと私見の作成が求めれます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 議論への参加および報告(レジュメと私見の作成、プレゼンテーション)を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを利用して、レジュメの配布などを行う予定です。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
ヤシャ・モンク、『民主主義を救え!』、岩波書店
コリン・クラウチ、『ポストデモクラシー』、青灯社
ウォルフガング・シュトレーク、『時間かせぎの資本主義』、みすず書房
ロバート・ライシュ、『格差と民主主義』、東洋経済新報社
ナンシー・フレイザー、『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』、ちくま新書
渡辺靖編、『白人ナショナリズム』、中公新書
ヘレン・ブラックローズ/ジェームズ・リンゼイ『「社会正義」はいつも正しい』、早川書房
カール・ローズ、『WOKE CAPITALISM』、東洋経済新報社
橋本健二、『新型格差社会』、講談社現代新書
カス・ミュッデ/クリストバル・カルトワッセル、『ポピュリズム』、白水社
水島治郎編、『ポピュリズムという挑戦』岩波書店
パスカル・ペリノー、『ポピュリズムに揺れる欧州政党政治』、白水社
パトリック・デニーン、『リベラリズムはなぜ失敗したのか』、原書房
井上弘貴、『アメリカの新右翼』、新潮社
橘玲、『テクノ・リバタリアン』、文春新書
木澤佐登志、『ニックランドと新反動主義』、星海社新書
エリック・カウフマン、『WHITESHIFT』、亜紀書房
シャン・ノリス、『反中絶の極右たち』、明石書店
上野千鶴子/江原由美子編
『挑戦するフェミニズム:ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて』有斐閣