シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 後期教養演習(ミュージアムと社会(2))/教養総合演習(1)(ミュージアムと社会)(後期) | 2026 | 後期 | 月3 | 文学部 | 横山 佐紀 | ヨコヤマ サキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IF3-U300
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
人には大切にしているモノがあり、大切なモノについて語るとき、その人はその人自身の生(経験や記憶、人間関係など)について語っています。この授業では、そのような私的なモノ/コレクションを通じて他者の生にふれる術を、履修者全員で試行錯誤しながら、実践してみたいと考えています。言い換えると、個人のモノ(私的コレクション)に関する履修者自身によるフィールドワーク(大切なモノに関する聞き取り)を通じて、収集や選択といったミュージアム的営為について批判的に考察してみることを目ざします。
前半は、履修者全員でミュージアムとコレクション、モノと記憶、アイデンティティなどに関わる共通の文献を講読し、ディスカッションします。後半は、各自でインタビューの計画を立て、実施し、レポートにまとめ、報告会を行います。インタビューの進め方は以下を予定しています。
・聞き取りの対象者を決める
・その人が大切にしているモノについて、聞き取りを行う(モノの来歴、なぜそれを大切にしているのか、そのモノがその人の生においてどのような意味をもっていると考えられるのか、など)
・聞き取り(書き起こし)をまとめる
・報告会で全履修者と共有し、ディスカッションをする
なお、「特別教養(1)ミュージアム・スタディーズ概論」を履修し「大切なモノ・ワークショップ」を経験していることが望ましいですが、ミュージアムやモノ、記憶などに関心があれば単独の履修でも問題ありません。
科目目的
さまざまな領域の知が関わるミュージアムについて基本的な知識を習得すると同時に、人と社会の関わりをモノを起点として分析したり、展示を批判的に考察したりできるようになること。
到達目標
ミュージアムの社会的役割について批評的に考察し、自分自身の考えを他者に説明できるようになること。
授業計画と内容
具体的な内容は履修者と相談のうえ決定します。
*ゲスト講師によるレクチャーや展覧会見学を行うことがあります。
*フィールドワークを中心に進めますが、内容に関わる文献を取り上げることがあります。
*毎回、ミュージアムや展示に関する話題提供を順番に担当してもらう予定です。
1. オリエンテーション
2.文献講読(1)
3.文献講読(2)
4.文献講読(3)
5.文献講読(4)
6.文献講読(5)
7.文献講読(6)
8.フィールドワーク:計画報告(質問の検討)①
9.フィールドワーク:計画報告(記録写真の検討)②
9.フィールドワーク:成果報告(中間検討会)①
10.フィールドワーク:成果報告(中間検討会)②
11.フィールドワーク:レポート報告会①
12. フィールドワーク:レポート報告会②
13.フィールドワーク:レポート報告会③
14.まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 50 | 分析の内容、記述の整合性、レポートとしての形式などを評価します。 |
| 平常点 | 50 | 担当回の報告の内容、ディスカッションへの参加などを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
美術館学芸員(教育普及担当)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ミュージアムの現状や課題を、授業を通じて共有する。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
適宜指定します。
【参考文献】
ジェイムズ・クリフォード(太田好信ほか訳)『文化の窮状』人文書院、2003年。
アライダ・アスマン(安川晴基訳)『想起の空間―文化的記憶の形態と変遷』水声社、2007年
床呂郁哉・河合香吏編『ものの人類学』京都大学学術出版会、2011年。
横山佐紀『ミュージアムを知ろう―中高生からの美術館・博物館入門』ぺりかん社、2020年。
その他特記事項
展覧会やミュージアムの見学が中心となります。見学の時間を取れるよう、予定の調整が必要です。どのようなミュージアムがあり、展覧会が行われているのか、常に情報を得ておくこと。