シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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認知マーケティング | 2025 | 後期 | 金2 | 理工学部 | 檀 一平太 | ダン イッペイタ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-HI3-CC30
履修条件・関連科目等
意欲的に取り組むこと
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、ゲーム形式で進行する。架空の持株親会社であるDQM(ドキュム)ホールディングズの運営方針に基づいて実施する。参加者はグループを形成し、それぞれ傘下の事業会社を結成する。各事業会社はマーケティング事業を運営し、その成績を競い合う。講義はセットで行われ、前半には、親会社の最高経営責任者 (CEO:檀)による課題提起がなされる。今後、新規の役員を招聘する可能性もあり、その際は新たな課題が設定される。事業会社社員はその課題に対し、解決提案を検討し、後半にその検討結果を発表する。それぞれの事業会社は、親会社、ライバル企業からの批判に耐えながら、親会社からの融資を獲得し、事業成長を遂げていく。そして、最終的に、個々の成長を通して、DQMホールディングズの支配を脱し、独立起業の道を目指す。なお、事業の展開に伴い、ヘッドハンティング、転勤、解雇(成績不良)、再雇用、親会社への出向(独自のプレゼン)、株主総会(ゲスト参加)など、様々な企画を実施していく。なお、外資系の買収の可能性もあり、その際には英語の授業になる可能性もある(というか、濃厚)。
科目目的
グループワークにおいて教員や、競合グループとのディベート、マーケティングの基礎力を涵養することを目的とする。
到達目標
本講義は、マーケティングの基礎概念、基礎手法の習得と計画立案の実践を通して、世界を「商品とサービスの流通」という視線で見直す新たな視点を得ることである。認知科学的要素も取り入れる。また、理系の学生として不足しがちであるディスカッション、プレゼンテーションの技法を、本参加型講義を通して徹底的に磨き、来るべき実世界での活躍に備えた実力を涵養することを目的とする。
授業計画と内容
(1)イントロ:マーケティングチームの構成
(2)市場分析-潜在的ターゲットの発掘と方向性の設定
(3)市場分析結果の発表
(4)商品開発-商品プラン、販売戦略、マーケティングパッケージの設定
(5)商品開発戦略の発表
(6)セグメンテーション-モノとコト。消費者に響く宣伝戦略
(7)セグメンテーション戦略の発表
(8)ブランド戦略-商品を超えた消費者ロイヤリティの獲得
(9)ブランド戦略の発表
(10)認知マーケティング
(11)認知マーケティングの応用発表
(12)マーケティング実践
(13)マーケティング実践2
(14)最終報告
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
グループワークによる調査は必須
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 45 | 課題レポートを講義内容の習熟度合により評価する。 |
平常点 | 10 | 講義中の発言等を評価する。 |
その他 | 45 | プレゼンテーションを講義内容の習熟度合を基準として評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点、講義貢献点、発表点、課題点の総合評価によって決定する。採点方法の詳細は講義開始時に説明するが、達成基準は論理的思考、プレゼンテーション能力、独創性が身につくこととする。
注記:留学、教育実習、競技会出席、病欠等、正当な理由によって講義が受けられない場合は、代替措置を考慮するので、速やかに連絡すること。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
本学において、複数企業との共同研究を通して、消費者認知神経科学的手法の応用を実践している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
これらの経験を本講義にフィードバックする。
テキスト・参考文献等
日経MJ、指定ビジネス雑誌の定期的閲覧が必要である。特にテキストは設けないが、参考書として、数十冊の推奨図書リストを配布する。
その他特記事項
完全に参加型の講義であるため、受動的な参加は評価されない。現実社会でのビジネスを模したサバイバルゲームなので、いかなる展開にも対応できるように心の準備をしておくとよい。特に英語の負荷はないと思って油断をしていると、外資系のM&Aが起こる可能性があるので、この点には要注意である。