シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学のフロンティア | 2025 | 後期 | 木2 | 文学部 | 浅岡 隆裕 | アサオカ タカヒロ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-SI3-L310
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今日のようなソーシャルメディアやAI技術が生活に溶け込んでいく時代にあって,どういった情報機器を用いて,あるいは情報メディア機器との接し方についての「メディア教育」が望まれ,また実際に可能なのか。メディア教育によって涵養される「メディア・リテラシー」を中心に検討していく。
科目目的
「メディア・リテラシー」については広く使用される言葉であるが,その内実についてはあまり知られていないことも事実であろう。社会情報学領域の他科目でも言及され,ある程度の知識があるにしても,詳細に検討することは実は少ないはずである。メディア・リテラシーに関する理論と実践両面から知識を習得する。
到達目標
「メディア・リテラシー」とはどういった能力を指すのか説明できる。
メディア教育の現状について理解している。
身の回りの情報メディアとコンテンツ(内容)について,クリティカル(分析的)に接することが可能となる。
授業計画と内容
【第1回】 授業のねらいと目標
【第2回】 現代社会におけるメディアと人間の関わり
【第3回】 メディア・リテラシーとは何か
【第4回】 メディアの何を学ぶのか
【第5回】 多様な能力からなるメディア・リテラシー
【第6回】 メディア環境の構造的変化を捉える重要性
【第7回】 イギリス・カナダ・日本におけるメディア教育
【第8回】 先駆的モデル,フィンランドのメディア教育
【第9回】 学力とメディア・リテラシー
【第10回】 メディア・リテラシーと情報活用能力
【第11回】 メディア教育教材の開発
【第12回】 日本におけるメディア・リテラシーの研究
【第13回】 補足説明1 実際のメディア素材を読み解く
【第14回】 補足説明2 最近の事例から
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
期間中,トータルで60時間以上の予習・復習を心がけたい。
特に授業で学修した概念・事例について,他の事例・社会事象に他に当てはまるものがないか考える。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 授業の概要,科目目的,到達目標に記した内容について習熟できているかどうかを学期末レポートにより評価する。 |
平常点 | 40 | 授業中課題やリアクションコメントの記述内容,授業への参加意欲を評価基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
科目担当者は広告会社のマーケティング部門で携わった業務経験を有している。また現在,複数地域での魅力発信プロジェクト(「シティプロモーション」)に監修や助言する立場で携わっている。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
メディアやコミュニケーション,情報行動,広告・プロモーションなどキャリア上で得た経験や知識を活かしつつ授業設計をしている。
テキスト・参考文献等
テキストは初回に指示する。開始数回はレジュメ等を配布する。
参考書についてはその都度,関連する文献を紹介する。