シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特別演習A(広告文案演習) | 2025 | 春学期 | 火3 | 国際経営学部 | 飯田 朝子 | イイダ アサコ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-IF9-ZSA1
履修条件・関連科目等
他学部の履修生も歓迎します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【課題が開講1週間前にあります】
「広告文案」とは、広告活動を行うために用いるネーミング、キーワード設定やプレゼン資料制作スキルといった発案資材のことです。
春学期は、学生の目線からビジネスアイデアを構築し、説得力のあるスライド資料と発表を行う練習を中心に授業を進めます。後半は魅力的なプロジェクトのヒット商品のネーミング手法についても議論します。学年や学部の垣根を超えてクリエイティブな作業を行うワークショップ型の授業です。
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ビジネスコンテストやネーミングコンテストに応募することもできます!
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【昨年度の履修生の入賞実績】
●学生団体Nexus Chuo 2024で優勝
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/globalmanagement/news/2024/10/77022/
●中央大学SDGsアワード 2024 協賛企業・団体賞(株式会社よみうりランド賞)
https://www.chuo-u.ac.jp/sdgs/news/2024/11/77292/
●第17回川崎国際環境技術展 オーディエンス賞
https://www.chuo-u.ac.jp/sdgs/news/2024/11/77856/
科目目的
日本の言語や文化の特性を活かし、どのようなビジネスモデルを提案すればグローバル市場で成長できるのかを考える。インタラクティブでクリエイティブな活動を通して、未来の広告活動を予測する力を身に着ける。消費者を惹き付ける語彙や表現を学び、多くのアイデアを生み出し、言葉で表現することで発想力豊かなビジネスパーソンの育成を目指します。
到達目標
日本の広告業界に興味がある学生はもとより、商品開発に興味のある学生、起業してSNSなどでビジネスを展開したい学生に向いているゼミ形式の授業です。ビジネスコンテストに応募する活動も予定しているので、ガクチカを積みたいと思う学生にも向いています。日本語でプレゼンテーションの技能も磨く練習も行いますので、積極的に参加して下さい。
就職活動などにおいて自身のアピールをESに書いたりすることに役立つよう、短くインパクトのある表現が日本語で身に着く指導を行います。プレゼンの技術、スライドのデザインや展開についても指導します。
※作品発表や批評の機会を多く設けたいため、履修人数の【上限を20名程度】とします。
※留学生の場合は、N2以上の日本語能力で、国語辞書が引ける程度の力があることが望ましいでしょう。授業の中では補助的に英語を用います。
授業計画と内容
【課題が開講1週間前あり】志望動機&ネーミングの課題提出
履修を希望する人は、以下の課題についてmanaba個人指導欄から、指定された期日までに提出のこと。詳細は開講1週間前のコースニュースで発出しますのでチェックを忘れずに。
(設問1) この授業を履修する動機や目的を、日本語200字程度で書いて下さい。
(設問2) 中央大学多摩キャンパスのモノレール駅から3号館へつながる大きな階段を昇りたくなる、魅力的なネーミングを考えて下さい。 あなたの発想した階段名を日本語で書き、なぜそれが良いかを説明しなさい。
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授業の前半は【販促アイデア】を発案、
授業の後半は【ネーミング】について発案します。
第1週 授業ガイダンス、応募課題コメント、言葉とビジネスについての導入
第2週 宣伝会議主催「販促コンペ」についての解説
第3週 課題説明、アイデアのキーワード出し、ブレインストーミング
第4週 ビジネスアイデアのエビデンス資料収集
第5週 グループ・プレゼンテーション準備
第6週 グループ・プレゼンテーション 総評とブラッシュアップ
第7週 宣伝会議主催「販促コンペ」応募作業(〆切は6月上旬を予定)
第8週 商品ネーミングの変遷(昭和~令和)
第9週 ヒット商品のネーミング発想法
第10週 ネーミングのフィールドワーク
第11週 講師陣へのアイデア・プレゼンテーション(日本ネーミング協会「ね月会」メンバー)
第12週 プレゼンの復習、キャラクターのネーミングについて
第13週 施設や社名のネーミングについて(公募作品制作)
第14週 総括・期末レポートについて、まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
学生部門を持つビジネスコンテストに応募したり、ヒット商品・注目企画のネーミングの手法を学びます。アイデアを伝えやすいスライド資料のデザイン、短く分かり易い文章を書く習慣を身に着けます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 与えられた課題に対し、商品・サービスを売るための販売戦略を創出し、ネーミングやキャッチコピーを作成する力を問う。 |
平常点 | 70 | 演習であるため授業への出席を重視する。単位取得のためには10週(1,000分)以上対面授業に参加すること。併せて課題提出、作品批評などを毎週求める。ビジネスプレゼンテーションやネーミング作品の提案も平常点に含める。 |
成績評価の方法・基準(備考)
2025年7月上旬に、宣伝会議「販促会議 企画コンペティション(通称:販促コンペ)」協賛企業プレゼンテーションが開催されます。こちらに参加することを推奨します。
https://hansoku.co/
また、「販促コンペ」の一次通過者発表が8月1日であるため、審査に通過した学生には成績評価にボーナス点を与える。詳細については初回授業で説明します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Padletというオンラインのシェアボードを使い、プレゼン資料の共有やネーミングの課題を提出してもらう予定。詳細は初回授業で説明します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
昨年度は、「販促コンペ」を主催する宣伝会議社と協力し、過去のグランプリ受賞者を招いて講演会を開催しました。今年度も同様の学びの機会が設けられるようできればと思います。履修生からのリクエストも力になりますので、開講後に詳細を相談したいです。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
10枚のスライドに企業が現状で持つマーケティングの問題点、エビデンス、改善点、企画提案をまとめ、最終的に審査員の目を引く企画案ネーミングを付ける方法を学びます。ここで学んだことは、卒業研究の発表や就職活動、ビジネスコンテスト、社会に出てからの企画提案に役立ちます。
テキスト・参考文献等
【自学用の参考文献】
飯田朝子(2012) 『ネーミングがモノを言う:あのヒット商品からタワーまで』(中央大学出版)
その他の資料は適宜配布する。
その他特記事項
本授業は【履修人数の上限が20名】です。
履修を希望する学生は、4月上旬までにmanabaで履修の仮登録をしておくこと。
仮登録者が21名になった時点で、以下の課題に選抜機能を持たせます。期日や選抜の経過についてはmanabaコースニュースで発表するのでチェックをお願いします。
履修許可者が決定した状態で初回授業を始めるため、選抜課題と結果の掲示に注意して下さい。
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【履修の優先順位】
(1位) 飯田の専門演習を履修する機会がなかった3・4年生 (23F, 22F, 21F, 20F)
(2位) 飯田の「広告表現研究」を履修する機会がなかった4年生 (22F, 21F, 20F)
(3位) 飯田の入門演習を履修する機会がなかった1~3年生(25F, 24F, 23F, 22F)
※飯田ゼミに所属している/したことがある人は、履修希望者が19名以下の場合に限り応募可。
※秋学期の特別演習Aとのダブル履修はできません。
参考URL
●宣伝会議「販促会議 企画コンペティション」
https://hansoku.co/
協賛企業から出される商品・サービスのプロモーションについての課題を受け、解決策となるアイデアを企画書形式で募集するコンテスト。学生部門も新設された。
●日本ネーミング大賞
https://j-naming-award.jp/
飯田教授が審査員を務める、商品やサービスのネーミングの質を競うコンテスト。