中央大学

シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:損害保険論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
損害保険論 2026 春学期複数 月4,木2 商学部 平澤 敦 ヒラサワ アツシ 3・4年次配当 4

科目ナンバー

CM-MK3-16XL

履修条件・関連科目等

2020年度以前入学生対象のWeb登録科目です。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 企業の商行為・商取引には、さまざなリスクがつきものです。リスクは日本語の危険(いわゆる、純粋危険のように-のみを想定したリスク)とリスク(+と-のいずれも想定したもの) に区分されています。従来のリスクマネジメントは、企業にっての阻害要因である純粋危険のみを対象としたリスクマネジメントで、保険管理型・サイロ型リスクマネジメントと呼ばれることがあります。
 その後、企業の多角化・グローバル化、外部環境の変化と同時に、企業不祥事も多発し、それに対応すべくリスクマネジメント体制の必要性がよりクローズアップされることになりました。
 とりわけ欧米では企業におけるリスクマネジメントが戦略の一部として認識されるほど重要になり、COSOおよびISOの指針で、その内容が明示されています。
 商取引においては、リスクマネジメントは不可欠です。本講義では、商取引におけるさまざまなリスク対応手法につき多面的な視点から解説していきます。また、消費者のリスク認知や意思決定についても一部触れておきたいと思います。

科目目的

 本科目は商学部カリキュラム上の分野別専門科目商業・貿易系に位置づけられています。
 企業の商取引活動におけるリスクマネジメントの重要性・必要性を学びます。さらに消費者のリスク認知やリスクと意思決定についても国際マーケティング学科における科目との関連性も高いので、周辺領域の関連性を十分加味した上で、基礎的・応用的な内容も習得することも目的とします。

到達目標

 この講義においては、商取引にかかわるリスクについて、リスクマネジメントの視点から理解していきますが、消費者にかかわるリスクについてもリスクマネジメントの一手段としての損害保険とともに解説します。リスク概念の詳細、さらにはリスクマネジメントの理論と実務について多角的な視点から学ぶことで、商取引という側面を主に、リスクと損害保険とリスクマネジメントの全体像につき理解・習得することを目標とします。

授業計画と内容

事情により、授業計画が変更となる場合には、manabaおよび授業中にその旨をお伝えします。

1.ガイダンス(本講義を受講することの意義・目的、履修上の注意事項)
  なぜリスクマネジメントを学ぶ必要があるのか。商取引におけるリスクマネジメントの意義を
  俯瞰します。
2.リスクとは何か
  リスク概念の変遷とその意味
3.リスク認知と意思決定(消費者)①
  人々はどのようにリスクを認知するのか。
4.リスクと意思決定(消費者)②
  ヒューリスティックス、各種理論
5.リスクと意思決定(消費者) 
  プロスペクト理論
6.わが国においてリスクマネジメントが必要となった背景
  護送船団方式、メインバンク制など
7.リスクマネジメントの生成
  リスクマネジメントの歴史
8.伝統的リスクマネジメントから全社的リスクマネジメントへ
  部門別リスクマネジメント等
9.全社的リスクマネジメント(ERM)
  ISO、COSO等
10.全社的リスクマネジメントの近時の動向
  ESG、SDGs等との関係
11.日本企業におけるリスクマネジメントへの取り組み
  損害保険会社、その他
12.欧米におけるリスクマネジメント
  欧米における重大損害とリスク対応
13.グローバルリスクとリスクマネジメント
  グローバルリスクランキングの視点等
14.前半のまとめ
15.リスク対応方法
  回避・軽減・保有・移転
16.リスク移転の一形態としての損害保険
  なぜ損害保険が必要なのか、損害保険の役割  
17.自然災害と損害保険(消費者向け)
  住まいの保険、企業向け財産保険
18.自動車事故と損害保険①
  交通事故と損害保険の役割
19.自動車事故と損害保険②
  任意自動車保険の仕組み
20.その他の損害保険(消費者向け)
  傷害保険、海外旅行保険など
21.企業向け損害保険の役割①(物流とリスクマネジメント)
  海上保険、貿易保険
22.企業向け損害保険の役割②
  サイバーテロやサプライチェーン等のリスクマネジメント
23.巨大・異常災害の保険の引き受け
  再保険のしくみ
24.世界のリスク引受市場としてのロンドンマーケット
  ロイズの生成としくみ
25.BCPとクライシスマネジメント
  必要性とクライシスマネジメントとの関係等
26.ゲストスピーカーによる講義
  (場合によっては(中止になる場合には)、別の項目による講義内容となります)
27.リスクマネジメントの将来展望
28.全講義の総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 30 講義内容をどのくらい的確に把握しているかを中間試験により判断します。
期末試験(到達度確認) 40 講義内容をどのくらい的確に把握しているかを期末試験により判断します。
平常点 30 時々簡単なクイズや小テストをします。
(なお、簡単なクイズや小テスト、中間試験の成績上位者3名については期末試験を受験しなくてもS評価を付与することもある)。

成績評価の方法・基準(備考)




課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

中出哲、中林真理子、平澤敦監修(2024)『新しい時代を拓く損害保険』有斐閣
その他、PPTの資料を活用します。

その他特記事項

ゲストスピーカーによる講義の回は変更する場合がありますので、ご了承ください。
公欠以外の欠席については、自己責任で対応願います(セミナーなどについては認めません)。
内容によっては、適宜、英語を使用します。
授業中は私語は厳禁でお願いいたします。私語がある場合には、当該学生の本科目の履修を停止していただくことになります。
使用予定ソフトウェア:Financial QUEST、Acrobat DC、Reader Pro、Reader DC、⽇経Value Search

参考URL

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