シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 演習Ⅰ | 2026 | 春学期 | 木5 | 商学部 | 砂川 和範 | スナガワ カズノリ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
創造性と社会性をめぐる経営学
ゼミでは基本方針として、ビジネスにおける「創造性」と「社会性」を中心テーマとして2つの対照的なアプローチで学修を行う。
具体的には、
1.クリエイティヴィティ(創造性)とビジネスの関係
広告、デザイン、ファッション、映画、アニメ、出版、ゲーム、音楽、観光等や、ソーシャルイノベーション・社会的起業(福祉、教育、環境、地域活性化、農業、貧困、途上国支援等)を対象に、価値がどのように創造されるのかを多角的に検討する。受講者は「消費者」として与えられた世界を享受するにとどまらず、その背後にある創造・批評・社会的実践のプロセスに学術的に関与することを目指す。
昨年度の実績としては、起業家、Youtuber、古典芸能の家元、老舗お茶メーカーの経営者、海外で活躍する若手女性現代アーティスト、農業ビジネスにかかわる学生起業家といったゲストスピーカーを招聘しワークショップや講演、ディスカッション、交流会を行った。
2.フィールドワークを通じた地域創生についての産官学連携活動
産官学連携型のフィールドワークは、教育と地域社会の双方に資する実践的な地域創生のプラットフォームと位置づけられる。産業界・行政・大学が協働する「産官学連携」の中でもフィールドワークは、地域の現場に根ざした課題の把握と解決策の創出を可能にする実践的な学習・研究手法である。学生は現地調査やヒアリングを通じて地域資源や社会課題を直接理解し、行政や企業とともに持続可能な発展のための方策を検討する。これにより、地域にとっては新たな知見や若い視点を得られるとともに、学生にとっては学術的知識を現実社会で活用する経験が蓄積される。さらに企業や行政にとっても、研究成果や提案を施策・事業に反映できる点で有益である。
昨年度の実績としては埼玉県秩父地方の横瀬町、関連企業、NPOとの連携により地域創生の産学官連携フィールドワークを実施した。(一昨年度は秋田県五城目町など)
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
1.創造性を生み出すノウハウを学ぶ
2.創造性をめぐる基礎的思考能力の獲得
3.経営学の基本的枠組みの習得と演習形式を生かした技能の習得
4.到達目標への忍耐力ではなく、到達すべき目標を設定するプロセスの重視
5.受験勉強の歪みなどで見失ってしまった自分の持ち味、興味関心を思い出し、取り戻すリハビリ的トレーニング
※「現実を知る」とは、単に知識を獲得することではなく、従来の前提を問い直し、自らが思い込んできた世界の外に出る経験を得ることである。そのため、本ゼミでは「何を考えるか」だけでなく「何を前提に考えているのか」を意識する態度を養うことを重視する。
到達目標
1.文化・社会・経済の交差領域におけるビジネスの創造性と社会性を理解する。
2.学術的研究に必要な基礎的能力(文献調査、読解、要約、論理的文章作成、口頭発表)を身につける。
3.チーム研究を通じてフィールドワークや共同作業の経験を積み、研究発表に向けて主体的に活動できる。
4.企業や自治体、NPOなどの人々と連携して活動する経験を持つ。
5.様々な世界のゲストとの交流を持つことで時代感覚を養い、視野を広げる。
6.各自の関心分野をもとに独自の研究テーマを設定し、卒業論文執筆へと発展させる。
授業計画と内容
1.本ゼミの活動は大きく以下の3領域で構成される。
(1) 合同ゼミ研究発表
・10大学経営学合同ゼミ大会(昨年度 千葉開催)
・ソーシャルアントレプレナーシップ合同ゼミ大会(昨年度 大阪開催)
・4ゼミ合同大会(昨年度 沖縄開催)
参加にあたり、受講者はチームに分かれ、共同研究プロジェクトを遂行する。準備のため週1回のペースで通常ゼミに加えて、グループ単位のサブゼミを実施する。
(2) 卒業論文研究の準備
各人が関心ある領域を設定し、2年間を通じて研究を深化させる。学術的研究とは、文献検索力、専門論文・専門書の読解力、要約・構成力、説得的な発表力、論理的文章作成力を総合的に鍛えるものである。消費活動にとどまらず、研究としての深化が求められる。
・ゼミ形式による討論・発表・読書会・調査報告を組み合わせる。
・共同研究においてはグループワークを重視する。
・各自の卒業論文研究と、チームでの研究を並行して進める。
(3) その他の活動
年度ごとに受講者の提案や協議に基づき、多様な活動を実施する。
昨年度は、上記のとおり、起業家、Youtuber、古典芸能の家元、老舗お茶メーカーの経営者、若手女性現代アーティスト、農業ビジネスにかかわる学生起業家などさまざまな領域からゲストを招聘しました。
過去の実績には、海外合同ゼミ(中国・香港・台湾・韓国)、国内調査(沖縄・秋田・名古屋・東京等)、企業家ミュージアム見学、起業家との懇談会、春・夏合宿、OBOG会、修学旅行、就職活動支援などがあります。メンバーの希望に即して設定します。
2. 概要
(1)オリエンテーション1 ゼミ活動の目標と課題、評価方法などの説明
(2)オリエンテーション2 合同ゼミ発表会3プロジェクトの趣旨説明と班わけ
(3)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション①
(4)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション①
(5)ゲスト招聘/課外活動をめぐるディスカッション
(6)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション②
(7)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション②
(8)合同ゼミ発表会の3プロジェクト、中間発表会
(9)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション③
(10)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション④
(11)ゲスト招聘/課外活動の成果報告とディスカッション
(12)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション⑤
(13)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション③
(14)まとめ
(15)アカデミック・スキルズ実習①
(16)アカデミック・スキルズ実習②
(17)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション④
(18)合同ゼミ発表会の3プロジェクト、中間発表会
(19)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション⑤
(20)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション⑥
(21)卒論中間発表会(3、4年合同)
(23)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション⑥
(24)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション⑦
(25)卒論準備研究プロジェクトのプレゼンテーションとディスカッション⑦
(26)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション⑧
(27)卒論発表会(3、4年合同)
(28)まとめ
(29)アカデミック・スキルズ③
(30)合同ゼミ発表会3プロジェクトの趣旨説明と班わけ
(31)卒論研究プレゼンテーションとディスカッション①
(32)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション⑨
(33)課外活動をめぐるディスカッション
(34)卒論研究プレゼンテーションとディスカッション②
(35)テキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション⑩
(36)合同ゼミ発表会の3プロジェクト、中間発表会
(37)アカデミック・スキルズ実習①
(38)アカデミック・スキルズ実習②
(39)課外活動の成果報告とディスカッション
(40)卒論研究プレゼンテーションとディスカッション③
(41)卒論研究プレゼンテーションとディスカッション④
(42)まとめ
(43)アカデミック・スキルズ実習③
(44)アカデミック・スキルズ実習④
(45)卒論研究のプレゼンテーションとディスカッション⑤
(46)合同ゼミ発表会の3プロジェクト、中間発表会
(47)卒論研究のプレゼンテーションとディスカッション⑥
(48)卒論研究のプレゼンテーションとディスカッション⑦
(49)卒論中間発表会(3、4年合同)
(50)卒論仕上げ指導①
(51)卒論仕上げ指導②
(52)卒論仕上げ指導③
(53)卒論仕上げ指導④
(54)卒論仕上げ指導⑤
(55)卒論発表会(3、4年合同)
(56)まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
3年生、4年生共同で実施する学修の機会を頻繁に設ける。
随時、状況に応じて相談のうえ、ゲスト招聘、社会見学や、社会調査などを行う可能性がある。またグループに分かれてサブゼミを実施する。
ほかにも年に数度、合同ゼミ発表大会への参加、合宿などの行事を行う。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 20 | ゼミの内容に応じた作品鑑賞レポート、課題テーマ、卒論の研究計画の途中経過について。 |
| 平常点 | 60 | 授業への参加、発言、報告レポートを基本とする。 (※授業への参加は必須) |
| その他 | 20 | ゼミ運営への貢献度 |
成績評価の方法・基準(備考)
演習への参加・貢献度により評価する。この場合、参加とは、実質的な参加を意味するため、たとえば起きコマひとこま、ただ時間どおり来て座っているだけでは、参加していないということになる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
グループLINEを学修のフィードバック、Q&A、報告、連絡、相談に用いて、可能な限り学生への対応をおこなう。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
時間外のサブゼミの開催については、場合によってオンライン会議システムなどを用いてクラスを運営します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
テーマと受講者の希望に応じて、数回の範囲で実務家のゲストを招聘する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テーマと受講者の希望に応じて、数回の範囲で企業における実地調査、実務家のゲストを招聘する。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
以下の2冊を基本とした上で、受講生と随時相談の上、決定する。
①井下千以子(2019)『思考を鍛えるレポート・論文作成法 第3版』慶應義塾大学出版会
②沼上幹(2023)『わかりやすいマーケティング戦略 第3版』有斐閣。
〔参考文献〕
授業内で随時紹介する。(クリエイティブ産業論、ソーシャルイノベーション論、社会的企業研究、経営学・文化研究関連の専門文献など)
参考文献案内、解説は以下のリンクより確認ください。
https://drive.google.com/file/d/1nCumjqk8HUjr3Y6BVh3HgY2sYKQcBQ1X/view?usp=sharing
なお、各種連絡、参考文献の指示、ディスカッションなどにSlackを用いる場合がある。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
〇レポート(manaba「レポート」利用)
〇面接試験
〔課題図書〕
村上隆『芸術起業論』幻冬舎(2006年)、ならびに舟津昌平『Z世代化する社会:お客様になっていく若者たち』東洋経済新報(2024年)を読み、各自が、自身の関心のある領域に立脚し、この本の骨子となっているビジネスを成立させる考え方、ならびに自分たちの世代特有の考え方、ゼミ活動への理解と希望、といった点についての批評レポートを作成・提出すること。字数は2000字以上、上限なし
〔注意事項〕
〔国外実態調査〕
実施しない
〔ソフトウェアの利用〕
無し