シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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マネジメント入門 | 2025 | 春学期複数 | 月2,木4 | 商学部 | 林 祥平 | ハヤシ ショウヘイ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MN1-01XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、経営学を学ぶ上で大切な視点や概念について扱います。組織や企業は私たちの生活にはなくてはならないものです。その生活を支える活動はマネジメントが機能することで成り立っています。では、そのマネジメントとは何でしょうか。この素朴な疑問に答えるために、まず組織や企業についての基本的な知識(第1回~第3回)を学んだ上で、マネジメントを「目標を立てる(計画のマネジメント:第4回~第13回)」「仕組みを作る(組織化のマネジメント:第14回~第20回)」「ヒトを動かす(指揮のマネジメント:第21回~第26回)」「ミスを見つけ・正す(統制のマネジメント:第27回~第28回)」に分けて、それぞれの観点から授業を構成しています。
科目目的
商学部「スタンダード科目」として位置づけられております経営学は「実学」(実践的な学問という意味)とも呼ばれます。皆さんが経営学を座学だけで終わることのないよう、身近に感じられるよう以下のことを目指します:
1.経営学の基本的な理論と概念を実践的な視点から学び、企業活動だけでなく、日常生活や社会全体での応用可能性を理解する
2.身近な例(アルバイト先、部活、サークルなど)を通じて、経営学とマネジメントの実践的な側面を体感し、理論を現実に結びつける力を養う
3.マネジメントが組織や企業の枠を超え、私たちの生活にどのように影響を与えるかを理解し、幅広い視野を持つ
到達目標
経営学の理解を深めると、日常の様々な現象が皆さんにとっての「ケース」となります。本授業で扱う概念や理論の学習を通じて、様々な現象を自分なりに分析・解釈する力を養います。より具体的には、以下の4つの目標を掲げます:
1. (人を巻き込んで)目標・計画を立て、達成するためにはどうすれば良いのか
2. 人と協力して何かを作り上げる際に、目標通りの結果を得やすくするためにどんな仕組みやプロセスが必要か
3. 自分も頑張り、周りも頑張るためにはどんな工夫や方法が必要か
4. 計画通りに進んでいるかを判断し、必要に応じて調整するための準備や方法は何か
これらの目標に対する自分なりの答えを見つけることで、本授業を通じて学んだ知識が皆さんの日常生活の見方を変えてくれることを期待します。
授業計画と内容
授業概要にもあるように、この授業は「組織・企業の基礎」「計画のマネジメント」「組織化のマネジメント」「指揮のマネジメント」「統制のマネジメント」の5部構成になっています。
【組織・企業の基礎】
第1回:イントロダクション(組織の基礎)
第2回:企業形態と株式会社
第3回:企業統治
【計画のマネジメント】
第4回:戦略論の基本的視座
第5回:ポジショニングアプローチ
第6回:資源アプローチ
第7回:マーケティング・ミックス
第8回:売るべき顧客を見つけ、届ける
第9回:市場のライフサイクル
第10回:革新性を武器にする
第11回:環境から革新性を生み出す
第12回:企業の国際化
第13回:組織の基礎と計画のマネジメントを振り返る
【組織化のマネジメント】
第14回:組織の仕組みの基本形
第15回:組織の仕組みの発展形
第16回:雇用の仕組み
第17回:従業員を評価する
第18回:従業員への報い方
第19回:人材育成
第20回:多様性を武器にする
【指揮のマネジメント】
第21回:やる気の基礎
第22回:やる気のメカニズム
第23回:「決める」を学ぶ
第24回:リーダーの影響力
第25回:リーダーシップの本質
第26回:組織に根づく価値観と雰囲気
【統制のマネジメント】
第27回:リスクをマネジメントする
第28回:全体の振り返り「マネジメントとは何か」
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
この授業では各回終了後に小テストを実施します(詳細は「成績評価の方法・基準」参照)。この小テストは各回の復習を促すことを目的としたものです。必ず、小テストの前に、授業資料や授業内容を復習し、理解を深めた上で受験するようにしてください。小テストの結果を受けて、改めての復習を行うなどして、しっかり次の授業までに理解を深めるように努めてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 第1回~第12回までの内容の理解度を評価します |
期末試験(到達度確認) | 40 | 第14回~第27回までの内容の理解度を評価します |
平常点 | 20 | 「小テスト」として毎回の授業後に授業内容の理解度を評価します |
成績評価の方法・基準(備考)
小テストでは、manaba上で実施します(選択式)。授業内容について5問出題し、以下の方法で点数を成績に反映させます。
(5点×25回)×(20/125)=成績に反映される点数
※第1回、第14回、第28回は小テストを実施しないので、全25回です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
[テキスト]
特定のテキストは使用せず、毎回講義資料をmanabaで配布します。基本的には、その講義資料に沿って授業を進めていきます。
[参考文献]
ステファン・ロビンス著『マネジメント入門』ダイヤモンド
上林憲雄ほか著『経験から学ぶ経営学入門』有斐閣
その他特記事項
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