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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:現代経済学Ⅰ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
現代経済学Ⅰ 2025 前期 水1 商学研究科博士課程前期課程 井上 義朗 イノウエ ヨシオ 1年次配当 2

科目ナンバー

CG-EO5-403L

履修条件・関連科目等

ミクロ経済学、マクロ経済学の基礎知識を修得してあることが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

現代経済学には、現代の新しい経済学という意味と、現代経済の問題を考える経済学という、2つの意味合いがあります。この講義は、基本的に後者の問題意識にたち、現代経済の焦眉の課題である、貧困と不平等の問題について、標準的な経済学とは少し異なる観点から理論的に検討します。使用するテキストは、市場理論、ゲーム理論、情報理論等の標準的な概念を用いてはいますが、これに従来とは異なる観点から批判的な解釈をほどこすことで、現代経済と現代経済学への新しい視点の獲得をめざします。また、後半では、そうした現代経済学の観点から、あらためてアダム・スミスの『国富論』を再読します。分業、利己心、見えざる手といった経済学のもっとも基本的な概念の真意を、今日的な問題意識から再検討します。

科目目的

この授業を通じて、受講生は、経済理論への理解を深めると同時に、標準的なテキストとは少し異なる意味解釈を学ぶことで、経済学という学問の視野を広げることができるようになります。また、現代の焦眉の課題である貧困や格差に対する経済思想的な観点を学び、その解決の方向性について論じることができるようになることを目標とします。

到達目標

この授業では、現代経済学の学修に必要な語彙や技術的知識を修得することを目的とします。また、受講生が輪読や論文作成を通じて、経済学を素材とする批評的論説を執筆できる文章力を身につけることも目標とします。

授業計画と内容

第1回 経済学の現状について
第2回 見えざる手の理解を変える
第3回 標準的市場理論の検討
第4回 標準的市場理論の限界
第5回 市場と規範
第6回 市場と貧困
第7回 市場は集合か、集団か
第8回 市場と契約
第9回 貧困をなくすための不平等
第10回 市場と民主主義は両立するか
第11回 政策でできること、できないこと
第12回 『国富論』再読(1)-分業とはそもそも何かー
第13回 『国富論』再読(2)-資本投下の自然な順序とは-
第14回 『国富論』再読(3)-利己心とはなにかー

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎回、テキストの指定された箇所をかならず読み、質問事項を整理しておくこと。(1~2時間)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 授業内容の理解を問う課題・レポートを作成し、評価します。
平常点 50 授業への参加、テキストの予習と理解、授業への取り組み姿勢を評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

平常点50%(授業への参加、テキストの予習と理解、授業への取り組み姿勢を評価します)、課題レポート50%(授業内容の理解を問う課題・レポートを作成し、評価します)。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト:
サミュエル・ボウルズ(植村博恭他訳)『モラル・エコノミー:インセンティヴか善き市民か』NTT出版、2017年
アダム・スミス(大河内一男監訳)『国富論』第1分冊、中公文庫、1978年
参考文献
井上義朗『二つの「競争」-競争観をめぐる現代経済思想』講談社現代新書、2012年
井上義朗『新しい「働き方」の経済学』現代書館、2017年

その他特記事項

参考URL

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