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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:中世文学研究A

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
中世文学研究A 2025 前期 火4 文学研究科博士課程前期課程 吉野 朋美 ヨシノ トモミ 1年次配当 2

科目ナンバー

LG-JL5-105L

履修条件・関連科目等

 条件はありませんが、活字翻刻のない作品を取り上げることもあるので、くずし字・変体仮名を読む力が身についているとよいでしょう。読めなくても、これを機に身につける努力をしましょう。  

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 この授業では、和歌の基本的なことがらについてまず理解を深めた後、長治二年(1105)七月、源俊頼を判者に、その女子達と女婿源師俊とでおこなわれた歌合「俊頼朝臣女子達歌合」(宮内庁書陵部蔵本の影印を底本とする)の注釈的研究をおこないます。本歌合は十題十番二十首の歌合で、私的な歌合で史的価値も高くない(和歌文学大辞典)とされ注釈も存在しませんが、源俊頼が代作をおこなった歌もあり、判詞も整っており、検討する価値があると思われます。受講者は一題一番ずつ担当し、現代語訳・語釈・和歌表現の特質の解明・判詞の解読、解説をつけるようにしていきます。その内容を皆で検討・討議し、あわせて本歌合の特徴を明らかにしていきたいと思います。

科目目的

 古典文学作品、特に和歌を研究する際に必要な知識と基礎作業の方法を身につけること、作品の時代背景を考慮した的確な注釈や表現分析をおこなうための調査能力を養うことを目的とします。 

到達目標

 古典文学作品、特に和歌を研究する際に必要な知識と基礎作業の方法を身につけること、作品の時代背景を考慮した的確な注釈や表現分析をおこなうための調査能力を養い、自らの力で和歌に関係する文献に注釈がつけられるようになることを目標とします。 

授業計画と内容

1、導入 和歌とは何か――短詩型文学の特質 和歌の基本的な修辞
2、院政期までの和歌史
3、晴の歌・褻の歌 歌合について
4、源俊頼と「源俊頼朝臣女子達歌合」について
5、一番「霞」題詠の注釈的研究
6、一番続き
7、二番「桜」題詠の注釈的研究
8、二番続き
9、三番「暮春」題詠の注釈的研究
10、三番続き
11、四番「卯花」題詠の注釈的研究
12、四番続き
13、五番「郭公」題詠の注釈的研究
14、五番続き 

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 事前に配布されたプリントを各自よく読み、作品の注釈的研究の際には自身で文法事項の説明や解釈ができるようにしておいてください。また、担当者以外も各題を読み込み、気になる点や追究したいことがらを自分なりに見いだしておいてください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 発表内容(質疑も含む)、発表資料 70%
討議への参加状況 30%

成績評価の方法・基準(備考)



課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

国文学研究資料館への実地踏査が可能ならばおこないたいと思います。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキストは随時コピーを配布します。参考文献は以下の通り。

渡部泰明『和歌とは何か』(岩波新書)
鈴木健一・鈴木宏子編『和歌史を学ぶ人のために』(世界思想社)
渡部泰明編『和歌のルール』(笠間書院)

その他は授業内で紹介していきます。

その他特記事項

 日本古典文学を専門としない方も、興味があれば広く受講を歓迎します。

参考URL

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