中央大学

シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:【通教 短期】刑法総論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
【通教 短期】刑法総論 2026 その他 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 通信教育課程 曲田 統 1年次配当 4

科目ナンバー

JD-CR1-104L

履修条件・関連科目等

履修条件:通信教育課程の学生対象

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 刑法典は総則と各則(罪)で構成されている。このうち総則を対象にするのが刑法総論という科目である。総則とは一般(共通)ルールのことである。したがって、本講義では、刑法を使うに当たって働く共通ルールを学修することとなる。同時に、刑法の根底を流れる原理(犯罪と刑罰に関する基礎理論)も学修対象である。条文の意義を理解し、体系的思考を身につけ、論理的につじつまの合う考え方が展開できるようになってほしい。

科目目的

主な科目目的は次のとおりである。
1.「刑事法学の慎重さの合理性」を知ること。刑事法は、人にたいして刑罰という最も峻厳な制裁を予定する法制度である。したがって、その安易な利用は私たちの社会における害となる。この点を十分に理解してほしい。
2. 「刑法学の複雑さの合理性」を知ること。刑事法は峻厳であるゆえ、その用い方に関して様々な考え方・価値観が対立し、理論は複雑化している。また、今日の社会自体が複雑化しているため、犯罪現象も往々にして複雑なものとなり、結局、犯罪構造を考察の対象とする刑法理論も複雑にならざるを得ない。この点に意識が及ぶようになってほしい。そして、刑法学の複雑さが人類の試行錯誤と知恵の結晶に他ならないということにも理解が及ぶようになってほしい。
3.「刑法の根底にある原理・原則」を理解すること。刑法の解釈・適用がいかなる考え方に則って展開されているのかを正しく理解してほしい。
4. 「条文解釈の方法」を習得すること。条文解釈にはさまざまなバリエーションがある。それらの内容を理解するのはもちろんであるが、それぞれの背景にいかなる考えがあるのか、またそれぞれの長短はどこにあるかについて検討できる力を身に付けてほしい。
5. 「刑法特有の概念の意義」を理解すること。たとえば、応報・一般予防、構成要件、実行行為、既遂・未遂、等々、挙げればきりがないが、そうした刑法学における諸概念の意義を十分に理解し、刑法の諸問題について考察するさいに正しく用いることができるようになってほしい。
6. 「体系的思考」を身につけること。刑法理論(解釈学)は、評価・判断において誤りが可能な限り生じないよう、非常に秩序立ったものとして構築されている。この理論の体系的構成を理解し、それに従って事案に対する判断ができるようになってほしい。
7. 「判例の趣旨」を理解できるようになること。重要な判例を知り、それらを分析し、どういう事案に対してどういう判断を下したのかについて正しく理解できるようになってほしい。
8. 「論点抽出・分析・解決」の力を一定程度身に付けること。具体的事案のどこに刑法上議論すべき問題点があるかを見抜き、その問題に対してどのような解決アプローチがあるか指摘でき、そしてどの解決策を採用すべきかを説くことができるようになってほしい。

到達目標

上記「科目目的」に応じ、次のとおりである。
1.「刑事法学の慎重さの合理性」を知る。2. 「刑法学の複雑さの合理性」を知る。3.「刑法の根底にある原理・原則」について理解する。4. 「条文解釈の方法」を習得する。5. 「刑法特有の概念の意義」を理解する。6. 「体系的思考」が身に付く。7. 「判例の趣旨」を理解できるようになる。8. 「論点抽出・分析・解決」の力が一定程度身に付く。

授業計画と内容

具体的には、おもに以下の内容を、時間のある限りで、取り上げたいと考えている。みなさんの反応をみながら、解説の加減を柔軟におこなっていくつもりである。
1.本講座の流れ、本講座における注意事項
2.刑法のねらいと基本原理、罪刑法定主義の基本思想
3.罪刑法定主義の派生原則
4.刑罰の本質・正当性(応報原理)
5.刑罰の本質・正当性(目的主義)
6.因果関係(理論)
7.因果関係(実践)
8.不作為犯(理論)
9.不作為犯(実践)
10.構成要件的故意・過失
11.事実の錯誤(具体的事実の錯誤)
12.事実の錯誤(抽象的事実の錯誤)
13.事実の錯誤(実践)
14.違法性の本質(結果無価値論、行為無価値論)
15.違法性の本質(実践)
16.正当防衛(理論)
17.正当防衛(実践)
18.緊急避難(理論)
19.緊急避難(実践)
20.責任の本質
21.違法性の錯誤(基本的な視座)
22.違法性の錯誤(理論)
23.違法性の錯誤(実践)
24.未遂犯
25.中止犯
26.共犯(共犯形式、基本原理)
27.共犯(共謀共同正犯)
28.共犯(その他の共犯の諸問題)
授業は、高いレベルを保ちつつも、具体的な話を機会あるごとに織りまぜ、なるべくわかりやすくすすめていくつもりである。刑法学の「筋」をしっかり理解してもらいたいと思っている。

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 本科目は、総論の学習ではあるが、なお、あわせて、各論についての知識もあれば、その方がより望ましいであろう。また、よりよい理解のためには、刑法総論に関するいずれかの教科書・参考書を一読しておいてあれば、なお、理解の助けに資すると思われる。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
その他 100 スクーリング試験または科目試験により最終評価するが、合格のためには、基本的な事柄についての理解が不可欠である。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

【通信教育課程はなし】

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

【通信教育課程はなし】

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

【通信教育課程はなし】

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

■スクーリングで使用する教材
レジュメ
下記に記載の判例百選

※スクーリングの講義内容中に「教科書」という表現がある場合は、
通信授業(レポート学習)の教科書を指します。
各科目の教科書は、在学生サイト「教科書・教材」のページを確認してください。
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0


■推薦図書
只木 誠『コンパクト刑法総論(第3版)』(2026年)新世社
井田 良他『刑法ポケット判例集(第2版)』(2025年) 弘文堂
山口 厚・佐伯仁志『刑法判例百選I総論』[第8版](2020年) 有斐閣

その他特記事項

【通信教育課程はなし】

参考URL

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