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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:文化論B1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
文化論B1 2025 春学期 金2 法学部 下出 宣子 シモイデ ノブコ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-HO3-003L

履修条件・関連科目等

 中国への関心の深浅、また自分の専門分野が中国に直接関係するか否かに関わりなく、多くの学生に履修してほしい。中国映画を鑑賞して、作品を通して中国の文化や社会について解説するが、とくに中国語等の学習歴があることを必要としない。   

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

中国(香港)・台湾映画を中心に鑑賞する。
今年度春学期は、中国映画史上「第五世代」のひとり陳凱歌監督の作品を取り上げる。文化大革命時期に中学・高校生で、農村や山村の生産隊に労働に行った経験を持つ「第五世代」の彼らは文革後に映画を学び、1980年代半ば頃からそれまでの中国映画とは異なる独自の視点や作風の作品を撮り始めた。陳凱歌が中華人民共和国成立前後から文化大革命を経て改革開放経済の社会に至るまでの、共産党政権下での中国の歩みをいかに捉えて作品に描いたのか、彼のキャリアにおける前半の5作品を見てみたい。

映画作品を通して中国の文化や社会および近現代史に関わる問題について知り、そこに生きる人々の生活や感情を理解する一方、逆にそれを知ることにより、作品そのものをいっそう深く味わうことができるようにしたい。また、そこに描かれた人々の生活や心情が他人事ではなく、現代の私たちの社会や私たち自身が抱える問題についても考えるきっかけとなることを願う。
受講者から出される感想や質問を取り入れながら授業を進める。受講者は、自分の現在属している社会や集団の価値観が絶対的なものではないことを知り、他者を理解する想像力の幅を広げていってほしい。必ずしも観やすい作品ばかりではないが、きっと得るものはあると思います。

科目目的

 中国・台湾の文化や社会、日本とは異なる価値観について理解を深める。   

到達目標

1.作品の内容をきちんとまとめ、自分なりの興味や問題点を見出す
2.他の受講生の感想や意見を読んだり、授業を通して作品についての理解を深める
3.作品を理解することを通して、中国や台湾の歴史や文化への理解を深め、さらに自分なりの問題意識をもち、それについて考察する   

授業計画と内容

第1回 ガイダンス、「第五世代」・陳凱歌について
第2回 『黄色い大地』(1984年)① 中華人民共和国成立以前の中国の状況と中国共産党
第3回 『黄色い大地』 ② 作品解説とディスカッション
第4回 『子供たちの王様』(1987年)① 「上山下郷」と教育
第5回 『子供たちの王様』 ② 阿城の原作小説と陳凱歌『私の紅衛兵時代』
第6回 『子供たちの王様』 ③ 作品解説とディスカッション
第7回 『大閲兵』(1986年)① 建国35周年から天安門事件へ
第8回 『大閲兵』 ② 作品解説とディスカッション
第9回 『覇王別姫~さらばわが愛』(1993年) ① 中国の伝統劇について
第10回 『覇王別姫~さらばわが愛』 ② 文化大革命中の文化統制
第11回 『覇王別姫~さらばわが愛』 ③ 作品解説とディスカッション
第12回 『北京ヴァイオリン』(2002年) ① 中国における音楽熱
第13回 『北京ヴァイオリン』 ② 格差社会における庶民の生活感情
第14回 『北京ヴァイオリン』 ③ 作品解説とディスカッション
*各作品について2~3回の授業を当てる。授業の進行状況などにより、変更が生ずることもある。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 台湾の近現代史に関する書物を読んだり、現在の台湾社会に関する情報に関心をもって情報を得ておくこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 授業を通して自分なりの問題意識を持てたか、また、それについての考察がなされているか 
平常点 50 作品の内容を理解しまとめられているか、また自分なりに興味や問題点を見出せているか
*各回の授業ごとに簡単なリアクションペーパー、作品ごとに小レポートを提出 

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

リアクションペーパーや小レポートの内容を授業の中でフィードバックしクラスで共有する。またそれをディスカッションに活用する。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

 テキストは特になし。参考文献は授業時または授業前後に紹介する。また授業で用いる資料は授業前後にmanabaに掲載する。  

その他特記事項

参考URL

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