中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

テキストサイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • フリーワード検索
  • 条件指定検索
  • シラバスデータベース(学部・大学院)
  • ビジネススクール(MBA)
  • ビジネススクール(DBA)
  • 研究者情報データベース

ホーム > 講義詳細:FLP演習A(メディア・ジャーナリズム)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
FLP演習A(メディア・ジャーナリズム) 2025 通年 土3 学部間共通科目 山崎 恆成 ヤマサキ ツネナリ 2年次配当 4

科目ナンバー

UW-IF2-F01S

履修条件・関連科目等

映像言語に関しては、総合政策学部の「映像メディア論」で解説しています。できたら受講してもらうとゼミの理解が深まります。
また映像言語は、美術絵画を読み取る技術と同じものを使います。そういった意味で「絵を見る技術」(秋田麻早子著 朝日出版社)はお勧めの書です。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

【テーマ1】映像リテラシー

このゼミでは、1つの作品(ストーリー)の中でどんな映像表現がどのように使われているかを分析することで、映像表現を身に着けます。
英語の学習に「英文法」「英作文」「英文読解」とあるとすれば、「英文読解(精読)」にあたると考えてください。
さらに、映像表現をものにするためには、「多読」も必要です。たくさんの名作(映画、ドラマ、ドキュメンタリー)を観てもらいます。

【テーマ2】ジャーナリズムとドラマとドキュメンタリー

優れた映像(ドラマ)作品は、ジャーナリスティックな感覚と時代性に富んでいます。
「今の時代」をどうつかむかの感覚を磨きたいと思います。
そのために物語(ナラティブ)の研究もし、街頭インタビューやドキュメンタリーの勉強もします。

【テーマ3】自分のメッセージ(ドラマ制作)

リテラシーを勉強する中で、自分とは何か、自分のメッセージとは何かがきっと見えてくるではずです。
そうしたら、そのメッセージを映像にしましょう。
ドラマ制作に挑戦します。

【テーマ4】映像とAI

AIは多方面の分野で活用されていて、映像も例外ではありません。AIと映像はどう向き合っていくか、考察したいと思います。

【テーマ5】コミュニケーション力

映像制作は、ひとりではできません。特にドラマの制作となると、多くの人たちとの共同作業となります。必然的にコミュニケーション力が必要となります。ゼミの活動を通じて、コミュ力をアップしていきたいと思います。

科目目的

映像表現は日々進化する言葉のようである。言葉であるから、そこには文法がある。文法に基づき、ときには文法を破って、世界中で次々と新しい映像表現が生まれている。
その映像表現を理解することがひとつ。そして、映像表現を勉強する中で、自分とは何か、自分のメッセージとは何かをつかみ、そのメッセージにふさわしい映像で表現できるようになることがもうひとつの目的です。

到達目標

映像表現を理解できるようになること。
その映像表現を使って、ジャーナリスティックな感覚で、自分のメッセージを伝える作品(ドラマやドキュメンタリー)を作れるようになること。

授業計画と内容

1.映像表現の集中講座①(カメラ)
2.映像表現の集中講座②(光と色)
3.Freeze Frameを使ってストーリーを作る
4.Freeze Frameを使ってストーリーを作り、撮影する
5.脚本についての講義(ゲスト講師の可能性あり)
6.短編ドラマの企画を考える
7.短編ドラマの脚本を書く
8.予告編を作る
9.映画「市民ケーン」前半~映像表現と脚本とジャーナリズムについて考える
10.映画「市民ケーン」後半~映像表現と脚本とジャーナリズムについて考える
11.バラエティ番組の企画を考える
12.ドキュメンタリーの企画を考える
13.夏の短編ドラマの企画を決定する
14.前期履修内容の総括とまとめ(課題動画の説明)
15.ゼミ生が撮った動画の発表と講評
16.動画の予告編を作る
17.映画「ローマの休日」からジャーナリストの葛藤と赤狩りについて考える
18.ドキュメンタリー研究(なぜ君は総理大臣になれないのか)
19.ドキュメンタリー企画を考えてみる
20.「海に眠るダイヤモンド」の映像表現
21.社会派映画について考える(「Winny」)
22.冬の短編ドラマの企画を考える
23.冬の短編ドラマの脚本を書く
24.街頭インタビュー(都心)
25.街頭インタビュー(八王子)
26.冬の短編ドラマの企画決定
27.AI橋田壽賀子と「渡る世間は鬼ばかり」から学ぶ
28. 後期履修内容の総括とまとめ(課題動画の説明)


本講義は「映画学(film studies)」を取り入れたジャーナリズム講座である。「映画学」は大きくアカデミックな理論分野と制作分野に分かれるが、本講義では両方の分野を扱うことで学生の知見を確実なものにする。担当教員はTBSテレビ制作局で1983年から現在にいたるまで主にドラマ制作(渡る世間は鬼ばかり、金八先生など)に携わってきた。実際の撮影現場で起きるさまざまな出来事も紹介しながら、制作と理論の両方から、「映画学」「映像ジャーナリズム」に迫っていきたい。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

指定した映画、ドラマを観てほしい。
また、課題の動画の撮影と編集をおこなってほしい。
夏季と冬季休暇期間中にドラマ制作に挑戦する。

学外調査については授業開始後に指示します。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 10 授業を理解しているかどうか。
期末試験(到達度確認) 10 授業を理解しているかどうか。
自分のメッセージが明確化できているかどうか。
レポート 50 ジャーナリスティックな感覚で、短編ドラマやドキュメンタリーの企画を考え、脚本を書き、撮影し、編集し、作品にすること。
平常点 30 積極的に議論に参加して、きちんと自分の意見を述べること。
自分のメッセージを明確化する努力をしているかどうか。
課題の映像をしっかり観ているかどうか。

成績評価の方法・基準(備考)

受動的にゼミに参加するのではなく、質問や発言をたくさんして(コミュニケートして)積極的に参加してください。積極性を評価します。
メッセージが無ければ、いくら映像表現を学んでも厳しいです。
何を伝えたいかを明確化してください。
明確化する努力をしてください。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

1983年から現在までTBSテレビ制作局で主にドラマ制作(渡る世間は鬼ばかり、金八先生など)に携わってきた。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

実際の撮影現場で起こるさまざまな出来事も紹介しながら授業を進めていきたい。

テキスト・参考文献等

テキストは、山崎が用意するレジュメを充当する。
【参考文献】
『Film Analysis 映画分析入門』(マイケル・ライアン+メリッサ・レノス著 フィルムアート社)
『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』(秋田麻早子著 朝日出版社)
『シナリオの基礎技術』(新井一著 ダヴィッド社)
『映画で学ぶジャーナリズム 社会を変える報道のしくみ』(別府三奈子・飯田裕美子・水野剛也編著 勁草書房)
【参考映画】
市民ケーン ローマの休日 クライマーズハイ ダイハード スポットライト ドライブマイカー
アカデミー賞受賞短編映画「スタタラー(僕はうまく話せない)」「東京物語」「羅生門」
【参考ドラマ】「中学聖日記」「MIU404」

その他特記事項

参考URL

検索結果に戻る

  • フリーワード検索
  • 条件指定検索

TOP

  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • 中央大学公式サイト
Copyright (c) Chuo University All Rights Reserved.