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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:情報ネットワーク論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
情報ネットワーク論 2025 前期 木3 総合政策学部 石田 慶樹 イシダ ヨシキ 2年次配当 2

科目ナンバー

PS-IM2-0001

履修条件・関連科目等

特になし

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

インターネットは情報通信のみならず、広く社会を支える基盤となりました。特にコロナ禍以降は、コロナ禍の期間中ほどではないにせよ、さまざまな活動の基盤となっています。大学においてもインターネットを前提として講義や研究活動が行われております。しかしインターネットは空気や水と同じく、使えて当たり前となっており、それがどのように動いているのか、誰が動かしているのか、さらには健全に動き続けるため制度や標準がどのように決められているかについて、専門家以外に知られてはいません。

この授業では、インターネットの技術を支える情報ネットワークの基礎、現在のインターネットを支える重要な技術、さらにインターネットでの決まりごとについて解説します。また、途中ゲストを招いてインターネットセキュリティの基礎について話してもらう予定です。
本授業では、復習に重きを置き、復習のために授業で用いた資料や授業の録画を受講者に公開します。さらに内容の理解を深めるための参考となる情報もあわせて紹介します。

科目目的

この授業では、インターネットを取り上げます。普段使っているPCやスマートフォンから様々な情報にアクセスできるようになっていたり、距離によらずコミュケーションが可能になっていたりすることの裏側で、それを実現するための仕組みがどのようにになっているかの基礎を理解してもらうことを目的とします。この仕組みを理解することにより、当然のように使っているインターネットが、実は技術のみならず人間の様々な関与によって動き続けていることが意識できるようになることを期待します。

到達目標

インターネットはビジネスのみならず社会に大きな影響を与え、また社会からも様々な影響を受けるという相互の関係により、その在り方を変えてきています。インターネットの基礎を理解し、さらに深く知るための糸口を知ることにより、学生生活やさらにその後の社会人生活の中で、自分が直接関わるか否かによらずに、正確な情報にアクセスし適切に対処できるような仕組みを理解するための基礎力をつけることを目標とします。これは、国際社会が抱える様々な課題に関して、インターネットが果たす機能についての正確な知見を得るためのベースとなる知識を獲得することに他なりません。
この授業の内容は、情報や通信関連の様々な資格試験にそのまま利用できるものではありませんが、資格試験の基礎的内容についての説明を含んでおり、資格試験のための勉強に取り組みやすくなるものとなります。

授業計画と内容

第01回 ガイダンス/情報とインターネット
第02回 デジタルの基礎ー2進数とブール代数
第03回 デジタル通信の基礎ーデジタル化と情報ネットワーク
第04回 インターネットの基礎(1)ーインターネットとTCP/IP
第05回 インターネットの基礎(2)ーTCP/IPの構成とネットワークインタフェース層
第06回 インターネットの基礎(3)ーインターネット層
第07回 インターネットの基礎(4)ー上位層および拡張機能
第08回 インターネットの基盤技術(1)ー経路制御と経路情報
第09回 インターネットの基盤技術(2)ー組織をまたがる経路制御
第10回 インターネットの基盤技術(3)ーDNSとドメイン名
第11回 インターネットのガバナンス
第12回 インターネットセキュリティ(ゲスト講師)
第13回 標準化とインターネットの構造
第14回 総括・まとめ・到達度確認:情報ネットワーク論

(注)第12回はゲストの講師によるリアルタイムのオンライン授業となります。ゲストのスケジュールの都合により、別の回と入れ替えになる可能性があります。

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

この授業では内容を理解するという観点から、予習よりも復習に重点を置いています。このために、授業で用いた資料ならびに動画を閲覧することで復習できるようにします。

また、各回の授業の最初で前回の内容を振り返りを行い、さらに授業中の内容の切れ目のところでそこまでの内容の振り返りのための問題を考えてもらう時間を設けます。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 50 授業で学んだ内容を理解できているかを確認するための問題と、授業で取り上げた内容についての意見を問う問題を出題します。
オンラインテストを予定しています。
平常点 50 授業への参加、受講態度の状況を基準とします。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件︓出席率が50%に満たない(13回中6回以下の出席)者についてはE判定とします。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

オンデマンド型の動画資料を配信します。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

1998年10月以降インターネット・インフラ企業に勤務することに運用に従事、2006年12月より16年間にわたりインターネット・インフラ企業の経営を行った。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

これまでの実務経験に基づいて、リアルなインターネットの仕組みについて説明を行います。

テキスト・参考文献等

【テキスト]
テキストとして指定する書籍はありません。基本的に授業で配布する資料がテキストになります。

【参考文献】
参考文献はより深く知りたい際に参考にするための文献となります。このリストの位置付けはガイダンスの際に説明する予定です。
高校の情報の教科書「社会と情報」「情報の科学」
あきみち、 空閑洋平「インターネットのカタチ もろさが織り成す粘り強い世界」 オーム社、2011年、ISBN 978-4-274-06824-9
小川晃通「ピアリング戦記」ラムダノート社、2022年、ISBN 978-4-908686-14-6
福永勇二「イラスト図解式 この一冊で全部わかるネットワークの基本 第2版」SBクリエイティブ
、2023年、ISBN 978-4-8156-1767-7
大内 東 編、小林 仁、渡邊 愼哉、斎藤 一、沼澤 政信、長尾 光悦、高谷 敏彦、細野 昌和「 文系学生がまなぶ情報学」コロナ社、2012年、ISBN 978-4-339-02466-1
井上 直也、村山 公保、竹下 隆史、荒井 透、苅田 幸雄「マスタリングTCP/IP 入門編 第6版」オーム社、2019年、ISBN: 978-4-274-22447-8
アンドリュー・S・タネンバウム、ニック・フィームスター、デイビッド.・J・.ウェサロール「コンピュータネットワーク(第6版)」日経BP社、2023年、ISBN 978-4-296-07042-8
八木毅、秋山満昭、村山純一「コンピュータネットワークセキュリティ」コロナ社、2015年、ISBN 978-4-339-02495-1
ピーター・キム「サイバーセキュリティテスト完全ガイド」マイナビ出版、2016年、ISBN 978-4-8399-5955-5

その他特記事項

何らかの連絡が必要になった場合には、
yishida636@g.chuo-u.ac.jp
あてにお願いします。

連絡する際は、学籍番号と名前を明記してください。
授業内容に関する質問もこのアドレスで受け付けます。
全てに対して返信することはせず、質問などに対しては、授業の中で回答する場合もあります。


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