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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:政治行動論/現代政府論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
政治行動論/現代政府論 2025 前期 木3 総合政策学部 荒井 紀一郎 アライ キイチロウ 2年次配当 2

科目ナンバー

PS-PS2-0002

履修条件・関連科目等

入門政治学/政治と社会、統計学入門/統計と社会の単位を修得済みであることを前提とする。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

2024年度以降の入学者向けカリキュラムでの科目名:政治行動論
2023年度以前の入学者向けカリキュラムでの科目名:現代政府論

"政治(Politics)"、あるいは"政治的(Political)"という言葉に対して、多くの人はネガティブな印象をもっている。このことは、実は現代の日本にだけ当てはまることではない。古今東西、われわれは常に「政治」を複雑でわかりにくく、時には"汚い"ものとして遠ざけようとしてきた。しかし、このことは我々人類が集団で生活していく以上、いつでも、また、どこでも必ず「政治」がつきまとうことの裏返しでもある。政治現象は、国家・政治家・官僚・利益団体、そして企業や有権者などの政治過程に関わる様々なアクターと、政治制度との相互作用によって起きている。本講義の目的は、そのような政治の世界のアクターと制度との相互作用を理解するための理論やモデルを理解することで、一見複雑に見える今日の政治現象を理論的に考察する能力を身につけることにある。第1部では、民主主義システムにおける政治現象や政治的アクターに対する具体的なイメージをつかむ事を目的に、まず各政治アクターの具体的な行動を説明する理論について解説する。次いで第2部では、「イデオロギー」「権力」「国家」「民主主義」といった政治的な世界や世界観を説明するための重要な概念や理論について扱うことで、政治に対する理解を深めていく。最後に第3部では、政策決定のメカニズムについて理論と実証の双方から検討していく。

科目目的

現代政治学の基本的な概念やモデルを理解することで、政治現象を理論的に考える能力を身につけることを目標とする。講義は、特に以下3点についての理解を深めることを意識して実施する予定である。1.「政治」や「政治的アクター」は日常生活の中にも存在していること。2.政治現象は科学的な分析によって、(ある程度)説明と予測が可能なこと。3.政治学における「規範」と「実証」および「理論」と「方法」の関係を理解すること。

到達目標

1.政策決定メカニズムにおける様々な政治アクターと制度との相互作用について理解する
2.政治現象を分析するために用いるモデルの構築と検証方法について理解する

授業計画と内容

第1部:デモクラシーの理論と実証
第01講 イントロダクション
第02講 民主主義と協力行動(砂原1)
第03講 アイデンティティ1:アイデンティティと政治(Heywood7)
第04講 アイデンティティ2:移民政策(砂原5/Heywood7)
第05講 政治参加1: 党派性(飯田4・5・7/砂原4)
第06講 政治参加2: 強化学習、遺伝子(飯田4・5・7/砂原4)
第07講 投票行動: イデオロギー、動員、システム正当化理論

第2部:政策決定のメカニズム
第08講 政策決定1:有権者ー議員関係(飯田8/Heywood11)
第09講 政策決定2:世論と政府(飯田8/Heywood12)
第10講 政策決定3:議員ー官僚関係(砂原8/Heywood16)
第11講 国際関係1:世論と戦争(砂原10/Heywood18)
第12講 国際関係2:貿易政策(砂原11)
第13講 政治と時間軸
第14講 総括:理解度の確認

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 80 授業で扱った理論やモデルを用いて、政治現象を説明することができるかどうかを評価基準とする。
平常点 20 学期中に2回程度課題を課す。

成績評価の方法・基準(備考)

上記の他に授業への貢献について加点を実施することがある。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

■教科書は特に指定しないが、各回の講義は以下の参考書をベースに構成されている。
 砂原庸介・稗田健志・多湖淳.2015.『政治学の第一歩』有斐閣ストゥディア.
 飯田健・松林哲也・大村華子.2015.『政治行動論』有斐閣ストゥディア.
松林哲也.2021.『政治学と因果推論 (シリーズソーシャル・サイエンス)』岩波書店
 Heywood, Andrew.2013. Politics 4th edition. Palgrave Macmillan.

■講義資料は、すべてmanabaにアップロードされているので、各自ダウンロード、プリントアウトして持参すること。授業中の配布は行

その他特記事項

■障害者差別解消法に基づく合理的配慮を希望する場合には、履修登録期間中に本学が定める正式な手続きによって申請すること。学期後半での申請あるいは担当教員や他の受講生にとって過大な負担となるような申請には応じない。
■大学設置基準では授業への出席を単位認定の前提している。したがって、いかなる理由、事情においても授業の欠席に対しては一切の配慮を行わない。
■本科目の履修者は、このシラバスを熟読し、理解した上で履修登録を行っているものとみなす。

参考URL

担当教員ウェブサイト

http://www.arai.fps-chuo-univ.jp

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