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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ヨーロッパ社会文化論A/ヨーロッパ社会文化論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ヨーロッパ社会文化論A/ヨーロッパ社会文化論 2025 後期 月4 総合政策学部 原田 明利沙 ハラダ メリサ 2年次配当 2

科目ナンバー

PS-AT2-0004

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

授業名は「ヨーロッパ社会文化論」ですが、本学部にはすでにイギリスとドイツの社会・文化に関する科目があるため、この授業ではフランスに特化した内容とします。
現代のヨーロッパ社会を理解するためには、その歴史的な成立過程を踏まえることが重要です。それと同時に、各国内の出来事を国際関係を踏まえて捉える視点も必要とされます。本授業では、同時代の国際関係の歴史的展開も踏まえながら、フランス社会や文化の特徴を学びます。適宜、日本を含めたアジア地域との相互影響、比較の視点も加えつつ、考えを深めます。授業の前半では、近代にいたるまでのフランス国内の出来事について、後半では現代のフランス社会が直面する課題をとりあげ、その歴史的背景とあわせ考察を進めていきます。授業は講義形式を基本とし、歴史史料もしくは風刺画、映像作品についてのディスカッションも行います。

科目目的

フランスの社会と文化について、各時代の国際関係と合わせて理解を深めること。また現代フランス社会が直面するさまざまな課題について、その歴史的背景と現状に関する基礎的知識を得ること。

到達目標

1.フランスやヨーロッパ社会をより広い世界とのつながりのなかで捉えることができる
2.現代フランス社会の直面する課題を歴史的な視点から分析することができる

授業計画と内容

下記の内容を予定していますが、受講生の人数などに応じて変更する場合があります。
第1回 イントロダクション ——〈フランス〉とは?
第2回 共和国フランスの根底にあるもの ——フランス革命〜第三共和制、ドレフュス事件と世論
第3回 近代フランスの対外政策と帝国主義 ——「文明化」の使命と非ヨーロッパ諸国との関係
第4回 フランスと19世紀アジア
第5回 文化と都市空間 ——パリ万博
第6回 人権と法的平和主義
第7回 第一次世界大戦の開戦とヨーロッパ ——開戦原因論争/市民権拡大の要求
第8回 前半のまとめ・ディスカッション
第9回 戦間期 ——第一次世界大戦後のヨーロッパ文明の動揺/アメリカの台頭と新秩序、仲裁
第10回 第二次世界大戦とフランス ——レジスタンスとその痕跡
第11回 帝国の解体(第四共和制〜第五共和制)——植民地独立/1968年五月革命と価値観の刷新
第12回 現代フランスの諸課題
第13回 後半のまとめとディスカッション
第14回 まとめ・総括


授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 40 授業内容を活用して類似するテーマについて考えたり、課題を設定することができるか。記述式。
平常点 30 出席と授業への参加、リアクションペーパー提出
その他 30 次回授業内容についての小課題(全3回)

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

パワーポイントを使用した教材

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキストは指定せず配布資料によって授業を行うが、以下三冊については通読を強く推奨。
1、三浦信孝、西山教行編『現代フランス社会を知るための 62章』明石書店、2010年。
2、平野千果子編『新しく学ぶフランス史』ミネルヴァ書房、2019年。
3、上垣豊編『はじめて学ぶフランスの歴史と文化』ミネルヴァ書房、2020年。

その他参考文献
伊藤武、網谷龍介編『ヨーロッパ・デモクラシーの論点』ナカニシヤ出版、2021年。
谷川稔、渡辺和行編『近代フランスの歴史——国民国家形成の彼方に』
藤井崇他編『論点・西洋史学』ミネルヴァ書房、2020年。
マゾワー、マーク著、中田瑞穂、網谷龍介訳『暗黒の大陸——ヨーロッパの20世紀』 未來社、2015年。
マリガン、ウィリアム著、赤木完爾、今野茂充訳『第一次世界大戦への道——破局は避けられなかったのか 1871-1914』慶應義塾大学出版会、2017年。
平野千果子『フランス植民地主義と歴史認識』岩波書店、2014年。

その他特記事項

参考URL

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