中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ジャーナリズム論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ジャーナリズム論 2025 後期 金2 総合政策学部 山崎 恆成 ヤマサキ ツネナリ 2年次配当 2

科目ナンバー

PS-ME2-0001

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

映像(映画やテレビドラマ)に描かれた「ジャーナリズム」から見えてくるもの。

なぜ、映画やドラマなのか?

たくさんの映画やドラマでジャーナリストが主人公であったり、ジャーナリズムがテーマに描かれています。多くの場合、理想化されたジャーナリズムが描かれていますが、ジャーナリズムが抱える道徳的なジレンマや客観性とは何かなど、さまざまな問題がドラマ的葛藤とともに分かりやすく取り上げられているのです。
また、ジャーナリストの現場での活動は、映画やドラマを通した方がリアルに理解できるということもあります。

授業では、ジャーナリズムを扱ったアメリカと日本の映画やドラマから、ジャーナリズムの問題に迫っていきます。ジャーナリズムの発達したアメリカの映画やドラマと日本のとでは、文化の違い、報道についての考え方の違いもありますが、共通するところ、違うところも含めて、授業で扱っていこうと思います。
ジャーナリズムを考える上で、今や伝説となった有名なドキュメンタリー作品を扱う回もあります。

また、映画の中のジャーナリズムの映像表現についても説明したいと思います。


科目目的

日米のジャーナリズムの基本的な考え方を映像を通して学ぶ。

到達目標

①ジャーナリストが目指すものを理解すること。(真実の追求、社会問題の可視化、権力の監視、弱者の代弁などなど)
②ジャーナリストを拒むものを理解すること。(利益相反、力関係、などなど)
③誤報・捏造、過度な演出、やらせがなぜ起きるかを理解すること。
④授業で紹介する映画やドラマの中の重要な事件を理解すること(#Me Too運動など)

授業計画と内容


第1回 ジャーナリズムとは何か&調査報道について(映画「大統領の陰謀」「スポットライト」)
第2回 弱い声を束ねる調査報道~#Me Too運動の報道(映画「シー・セッド その名を暴け」)
第3回 報道倫理と取材方法について(映画「悪意の不在」)
第4回 取材方法について(ドラマ「運命の人」と沖縄返還協定の報道)
第5回 知る権利に奉仕する(「ハノイの証言」映画「ペンタゴンペーパー」)
第6回 社会に警鐘を鳴らす 活字メディアと映像メディアの違い(「ハーツアンドマインド」)
第7回 戦争報道とプロパガンダ(「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」)
第8回 権力の監視(映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」)
第9回 情報操作~マッカーシズム(映画「ローマの休日」「グッドナイト&グッドラック」)
第10回 犯罪(冤罪)報道について(ドラマ「エピウス」映画「日本の黒い夏」)
第11回 災害報道について(ドラマ「クライマーズハイ」)
第12回 災害と地域報道(ドラマ「神戸新聞の7日間 阪神・淡路大震災から15年」)
第13回 声なき声の記録(「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎 90歳」)
第14回 総括・まとめ(ジャーナリストの倫理について、「最高の写真か、最低の撮影者か」、客観性と公平性について、情報の格付け機関としてのジャーナリズム)

どこかの回に、現場で活躍しているジャーナリストとの対談を入れる予定です。その際は、内容が差し替えになりますので、ご了承ください。また、教材によって順番が前後することがあります。

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業後にリアクションペーパーを提出してください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 20 授業を理解しているかどうか
期末試験(到達度確認) 30 授業を理解しているかどうか。
平常点 50 積極的に授業に参加すること。
授業後にリアクションペーパーを提出してもらいます。
8割以上の出席(リアクションペーパーの提出)は最低条件です。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

TBSテレビで「金八先生」や「渡る世間は鬼ばかり」など豊富なドラマ制作経験がある。
ジャーナリストを登場させるドラマや「新世界紀行」など外国でのドキュメンタリーも制作してきた。
2012年にカタールで開かれたシャファラフォーラム国際会議でジャーナリストとして司会を務めた。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

ドラマや映画を通してジャーナリズムを考えるコース。
ドラマ制作およびドキュメンタリーの制作経験、番組コンプライアンスの経験から、ドラマ的葛藤とジャーナリストの道徳的ジレンマの関係性をうまく説明できると思う。
また、自分自身、ドキュメンタリーの制作で、道徳的ジレンマを経験していることも活かせる。

テキスト・参考文献等

必要な場合は、manabaで資料を配布する。
(参考文献)
「テキスト現代ジャーナリズム論」(石澤靖治著 ミネルヴァ書房 2008/1/30)ISBN978-4-623-05032-1
「ジャーナリズムの道徳的ジレンマ」(畑中哲雄著 勁草書房 2018/8/30)ISBN978-4-326-60307-7
「Journalism ethics goes to the movies」(Howard Good, Rowman&Littlefield Publishers, Inc. 2007/10/23) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-0742554283

その他特記事項

参考URL

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