科目ナンバー

PS-IF2-SM02

履修条件・関連科目等

入門・社会学を履修していること。また、2年次に社会統計学を履修すること。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

本演習では、社会現象を分析するための技術として、社会調査法や統計分析の方法を習得する。具体的には、社会調査法にかかわる練習問題を演習形式で練習しながら、実際の調査に応用できる知識を身につけ、学期後半では、質的調査の実習を行う。

科目目的

本演習では、現実の社会問題に関する理論的な検討をいかに実証していくのか、について習得する。そのために、（1）質的調査と量的調査に関する社会調査法に関する知識を学び、（2）現実の社会における質的調査の実習を行い、（3）量的調査に関わるさまざまな技術（サンプリング、コーディング、調査設計など）を身に着けることを目的とする。これらの学習によって、実証にかかわる具体的な知識と技術を磨いていく。

到達目標

本演習の到達目標は次の通りである。
（1）社会調査法の基本的な考え方を理解する。
（2）演習を通じて、社会調査の設計ができるようになる。
（3）実際に質的調査を行うことで、社会調査の技術を高める。　

授業計画と内容

第01回　社会調査法の基礎知識
第02回　社会調査法I-1：.ビジュアル調査の考え方（受講生発表と質疑応答）
第03回　社会調査法I-2：系統抽出法と比率の推定（グループワーク）
第04回　社会調査法I-3：統計的検定（グループワーク）
第05回　社会調査法I-4：コウディング（グループワーク）
第06回　社会調査法I-5：評定法・序列方・一対比較法1（グループワーク）
第07回　社会調査法I-6：評定法・序列方・一対比較法2（グループワーク）
第08回　社会調査法I-7：調査票の作成方法（受講生発表と質疑応答）
第09回　社会調査法I-8：聴き取り調査の方法（受講生発表と質疑応答）
第10回　問題設定と仮説の検討1（受講生発表と質疑応答）
第11回　問題設定と仮説の検討2（受講生発表と質疑応答）
第12回　調査票の作成1（グループワーク）
第13回　調査票の作成2（グループワーク）
第14回　調査票の作成3（グループワーク）

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

指定されたテキストをあらかじめ熟読したうえで授業に参加することを前提としている。また、
社会調査法等の技術の取得に関しては、調査テーマの設定、調査計画、調査票の作成や修正、分析
等などが授業外の課題となる。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

全体の60％以上を合格とする。ゼミの無断欠席は認めない。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート／グループワーク／プレゼンテーション／実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

数理社会学会監修・小林盾・金井雅之ほか編『社会学入門―社会をモデルで読む』朝倉書店、2014年．
小林淳一・木村邦博、『考える社会学』ミネルヴァ書房、1991 年．
原純輔・海野道郎、『社会調査演習（第２版）』東京大学出版会、2004 年．
片瀬一男ほか、『社会統計学ベイシック』ミネルヴァ書房、2015 年．
ほか論文等を授業中に随時指定する。

その他特記事項

参考URL