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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:国際契約の起案学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
国際契約の起案学 2025 後期 火5 国際情報学部 平野 晋 ヒラノ ススム 3・4年次配当 2

科目ナンバー

GI-AA3-IL31

履修条件・関連科目等

教材・資料として英文契約書を扱いますので、英語の読解力は必要になります。(講義は日本語で行います。)

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 ①国際契約を扱う際に不可欠な主要法理、及び
 ②国際契約を起案する際の主な慣習
を修得することにより、将来、情報に携わる国際的な契約実務を遂行する際の基礎的な能力修得を目標とします。企業法務の実務にも言及して、契約交渉の実践的な理解も深めます。

 グローバルな取引においては、英文契約書が事実上の基準となっており、英米法の法理と慣習が支配的です。そこで、
 ①については、日本法とは異なる約因法理と主要な契約書本文中の条項(含、一般条項)に関わる諸法理を学びます。
 ②については、英文契約書の冒頭部、本文、署名欄、及び添付文書という基本構造や典型例文を学びます。

 教材としては、基本ともいうべき守秘契約書(NDA: Non-Disclosure Agreements)に加えて、使用許諾契約書(License Agreements)等にも言及します。

科目目的

①国際契約を扱う際に不可欠な主要法理、及び
②国際契約を起案する際の主な慣習を
修得することにより、将来、情報に携わる国際的な契約実務を遂行する際の基礎的な能力修得を〈科目目的〉とします。

到達目標

①国際契約を扱う際に不可欠な主要法理、及び
②国際契約を起案する際の主な慣習
を修得することにより、将来、情報に携わる国際的な契約実務を遂行する際の基礎的な能力修得を〈到達目標〉とします。

授業計画と内容

原則として、以下の順序で進行します。
尤も、コロナ禍状況の変動や受講生の理解度等々の諸事情により、進行が変化する蓋然性が当然あり得ます。

第一回 オリエンテーション / 英米法の特徴と大陸法との違い 
第二回 有効な契約の定義 / 約束とcomittment 
第三回 約因
第四回 申込と承諾
第五回 英文契約書の構造 / "shall" clauseと"may" clause
第六回 Non-Disclosure Agreementの特徴
第七回 秘密情報の定義 / 条件とrisk allocation
第八回 Sales Agreementの特徴 / 多義性と曖昧性
第九回 一般条項 / 完全合意条項
第十回 不可抗力条項
第十一回 準拠法条項 / 紛争解決条項
第十二回 権利放棄条項 / 更新条項
第十三回 契約終了条項
第十四回 総括
___________________________________________.

[関係する具体的な職歴:1984年8月~1989年6月+1991年9月~1993年8月に富士重工業㈱の法務担当者として海外契約交渉事案や海外製造物責任訴訟事件に対応。加えて1989年9月~1991年5月に同社人事部付海外法務研修員として、コーネル大学法科大学院にて契約法と売買法等を履修。帰国後も、2004年に中大の専任教授に就任するまでの期間、国際契約を含む企業法務に従事。これらの経験から得られた知見は、以下の資料も通じて、授業の内容に深く関係します。平野晋『体系アメリカ契約法 ~英文契約の理論と法務~』(中大出版部, 2019年更新版)。平野晋『国際契約の起案学~法律英語の国際標準~』(木鐸社2011年)。]

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

教科書の該当箇所やmanaba等を通じた配布物等を、授業前及び事後に読んでおいて下さい。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
その他 100 原則として、集合型筆記期末試験ほぼ100%に、平常点(講義中の指導教授からの質問への回答等々)を加味するか、
又は、
コロナ禍対策等ゆえに、集合型筆記期末試験を実施できない場合等には、講義中/講義後の課題小テストやレポート等々ほぼ100%に、講義中の指導教授からの質問への回答等々を加味する。

成績評価の方法・基準(備考)

コロナ禍対策等々が将来どのように変動するかについては全く予測不可能なので、上記「成績評価の方法・基準」はあくまでも当シラバス記載時点での方針です。将来、変更の蓋然性があります。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

1984年8月~1989年6月+1991年9月~1993年8月に富士重工業㈱の法務担当者として海外契約交渉事案や海外製造物責任訴訟事件に対応。加えて1989年9月~1991年5月に同社人事部付海外法務研修員として、コーネル大学法科大学院にて契約法と売買法等を履修。帰国後も、2004年に中大の専任教授に就任するまでの期間、国際契約を含む企業法務に従事。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

これらの経験から得られた知見は、以下の資料も通じて、授業の内容に深く関係します。平野晋『体系アメリカ契約法 ~英文契約の理論と法務~』(中大出版部, 2019年更新版)。平野晋『国際契約の起案学~法律英語の国際標準~』(木鐸社2011年)。

テキスト・参考文献等

【テキスト】
・以下の2冊共に授業で使いますので、2冊共に購入した上で、毎回授業に持参下さい:

 - 平野晋『体系アメリカ契約法 ~英文契約の理論と法務~』(中大出版部, 2019年更新版)、及び
 - 平野晋『国際契約の起案学~法律英語の国際標準~』(木鐸社, 2011年)。

その他特記事項

授業計画や評価方法等を含むシラバス内容は、コロナ禍状況等々や、受講生の理解度の状況等次第で、変更されることがあります。

参考URL

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