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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:情報倫理

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
情報倫理 2025 後期 木3 国際情報学部 角田 篤泰 カクタ トクヤス 1年次配当 2

科目ナンバー

GI-IE1-IT09

履修条件・関連科目等

特になし

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要


情報技術が社会インフラ化する中で、 私たちはSNS炎上やフェイクニュース、 ポストトゥルースといった問題と向き合い、業務を行い、生活していかなければならない。そのために必要な能力を、倫理、法制、技術の観点から醸成し、次セメスタ以降に配当される「情報セキュリティ論」、「民事法(情報財産権法)」、「著作権実務」等の本学部の講義を今後受講するための知的基盤を確立する。また、ソフトウェア開発企業での実務経験のある教員により、生きた規範としての情報倫理を身につけ、同時に、それらの規範や情報関連法令が成立してきた経緯や歴史的哲学的背景も学ぶことで、情報倫理に関わる実践的かつグローバルな教養を身につけることを目的とする。さらに、近年注目されているAI技術についても倫理的観点から考察する。なお、本講義の各授業回では、授業中に双方向に学修を進めることもある。

科目目的

「情報に関する重要な法令や規範の前提となる背景や歴史的経緯」を理解し、「情報倫理に関する考え方の基礎的知識」を身に付けて、次セメスタ以降で学修する情報関連の法令やセキュリティに関する各科目の位置付けや方向性を学び、準備することが目的である。本講義を通じて、情報に関わる現行法制度の概要や情報に関わる将来の社会問題や政策についての考察や議論ができるようになることを目指す。

到達目標

本学部において、今後の法律系科目及び情報系科目を受講する際の基本的な問題意識を確立する。それらの問題を構成する基本概念の概要を習得する。また、それらの問題について、実務的に法律調査を行うことも想定して、元となる法令の条文の調査するための手順も修得する。

授業計画と内容

本講義は対面による面接授業形式であるが、第2回~第13回は動画による予習により、それをもとにディスカッションや質疑応答を行う。なお、本講義では授業中あるいは授業外でWebを利用した課題実施を行うことがある。
第1回:情報倫理の背景(イントロ)
第2回:倫理学入門
第3回:情報社会の特性
第4回:情報社会の特性(つづき)と情報空間でのトラブル
第5回:法律入門(法の体系、法の参照のしかた)
第6回:法律入門(司法制度の概要)
第7回:法律入門(民事と刑事)
第8回:ネット社会における権利:プライバシーを中心に
第9回:サイバー犯罪(グレーなケース、ITを用いた犯罪)
第10回:サイバー犯罪(法令に追加されたサイバー犯罪)
第11回:AIと倫理(AIの背景、過去・現在)
第12回:AIと倫理(法律AIの基本課題、過去・現在・・・実はAI基本問題)
第13回:AIと倫理(未来のAIに対する倫理的・哲学的・法的な基本問題)
第14回:ダークウェブ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

ほとんどの回では動画を視聴した予習と小テストの受験やレポート作成を行う必要がある。
なお、受講生が授業中の理解を深めるために、教員より必要に応じて事前の調査・準備事項が指定された場合、受講生はその指示に基づいた事前作業を行う必要がある。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 最終レポートを課す。記述式の小問からなる複数の課題についてレポートを作成する。指定されたルールに則したレポートになっていない場合や授業での用語法に従っていない場合は減点対象となる。
平常点 60 manaba上で、理解度確認のための小テスト、理解度確認のめたのレポートの提出を求め、それらの総合点を成績の60%に換算する。

成績評価の方法・基準(備考)

最終レポート課題:40%
授業への参加(毎回の課題レポート・小テストあるいは発言):60%
最終レポートの提出がない場合、リタリアしたものと見なして成績評価の対象としない。また、最終レポートを除く、課題レポート提出あるいは小テスト受講が講義回10回分以上ない者には単位を認定しない。

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

平常点の基礎となる各種の課題については、スライド等で確認できるため、特にフィードバックは設けないが、manabaコレクション機能での質問は受け付ける。また、オフィスアワーの時間帯にも、研究室にて質問を受け付ける。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

ディスカッションと対話的質疑応答を必要に応じて行う。
また、授業の中で法的問題が取り上げられたときは、法令データベースサイトなどを利用して、関連する法令の検索や基本的な読解の練習を実施する。

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

直接の対面式授業の場合においても、オンライン授業においても、manaba等を使った課題実施や動画配信を利用して講義を進める。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

民間企業において、主にAIやOS、グラフィックに関したソフトウェア開発と運用実務を担当。運用管理者としてネットワークマナー教育やセキュリティ教育を実施。
また、前任校や前々任校では、これらについて、授業や研究とは別に約15年、担当していた。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

本講義は倫理や哲学などの文科系的な教養の話題が中心であるが、現実的なネットワーク上のマナーなどは、経験に則した情報提供をする予定である。

テキスト・参考文献等

【テキスト】
必要に応じてWeb上でレジュメを提示する。
【参考文献】
参考文献は授業内で適宜指示する。

その他特記事項

第1回講義には必ず出席して授業方法の詳細な指示を受けること。
なお、動画視聴や情報検索を行うので、インターネットに接続してブラウザ操作が可能な機器(ノートPC、タブレット等)を各自用意すること。

参考URL

授業内で適宜指示する。

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