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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ダイバシティ論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ダイバシティ論 2025 後期 土1 国際情報学部 冨樫 耕平 トガシ コウヘイ 2年次配当 2

科目ナンバー

GI-SW2-GL11

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

近年、「ダイバシティ」、「多様性」等と言う言葉をよく耳にするようになりました。ダイバシティを重視する動きがみられるものの、今も尚、社会から不当に扱われている人達がいます。本科目の前半では、ダイバシティの問題について心理学の視点から学びます。後半では、「ダイバシティの問題」を「人の行動の問題」として捉え、行動分析学(Behavior Analysis)の立場からダイバシティの問題について考えます。また、行動分析学について学びながら、プロジェクトとして、自分自身の行動の改善に取り組んでいただきます。

科目目的

ダイバシティの問題を予防、解決するスキルは、国際社会で活躍するリーダーに欠かせないスキルの一つです。世界に存在するダイバシティの問題に関わる知識の獲得に加え、ダイバシティの問題を人の行動の問題として捉え、分析するスキルを獲得することを目標とします。

到達目標

- ダイバシティとはなにか、説明できるようになること
- ダイバシティの問題の例を少なくとも3つあげることができること
- ダイバシティの問題を心理学の視点から説明できるようになること
- ダイバシティの問題を「行動の問題」として分析し、個人の行動を改善するための基本的な介入を計画できるようになること

授業計画と内容

第1回 :科目の概要、ダイバシティ
第2回 :分類とステレオタイプ
第3回 :社会的偏見
第4回 :人種と差別
第5回 :ジェンダー、セックスと差別
第6回 :体系の差別
第7回 :年齢と差別
第8回 :行動の原理
第9回 :行動の定義と測定
第10回: 複雑なプロセス
第11回: パフォーマンスマネジメント
第12回: レスポンデント条件付け
第13回: 社会的偏見とコーピング
第14回: 総括・まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

一週間あたり、およそ4時間の授業外の学習が必要です:授業終了後と小テストの前に授業内容の復習を行ってください。また、教員によって指定・配布された資料がある場合、それらの資料を読んでから授業に参加してください。科目の後半では、行動の原理について学びながら、行動の原理を活用して、自身の行動を改善するプロジェクト(パフォーマンスマネジメント)を行っていただきます(たとえば、「お菓子を食べる回数を減らす」、「自炊をする回数を増やす」、「新しい本を一週間に最低一冊読む」等の具体的な行動目標を立てて、パフォーマンスマネジメントを体験していただきます)。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 20 学期を通じて得た知識の習得度を評価します。
レポート 22 自身の行動を改善するプロジェクト(パフォーマンスマネジメントプロジェクト)の完成度を評価します。
平常点 14 授業への参加、受講態度を評価します。
その他 44 第3回から第13回の講義にて、小テストを実施します。

成績評価の方法・基準(備考)

成績の評価は、「平常点」、「小テスト」、「レポート(パフォーマンスマネジメントプロジェクト)」、「期末テスト」に基づいて行います。「平常点」と「小テスト」については、各授業と小テストごとに得点を加算していきます。科目終了時に、最終的な科目全体の評価点が、60%未満である場合、単位の付与は行いません。

【欠席、遅刻、早退について】
欠席・遅刻があった授業分の平常点と小テストのパーセンテージが、全体の評価点より減点されます。たとえば、小テストがある第3回の授業で欠席があった場合、平常点1%と小テスト4%の合計、すなわち、5%が科目全体の評価点からマイナスされます。やむを得ず授業を欠席・遅刻をする場合、授業開始時間の24時間前までに講師へemailにて連絡をしてください。やむを得ない理由があった場合を除き、3回以上欠席・遅刻があった場合、単位の付与は行いません。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

小テストの後、学生からの質問があれば、授業時間内、またはメールにて個別で回答・フィードバックを行います。

パフォーマンスマネジメントの課題がある場合、講師が個別で簡単なフィードバックを行います。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

Active respondingを取り入れた授業を実施します:授業を通してクイズを出題し、すべての学生が回答を行います。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

関係する具体的な職歴:2011年4月~2014年3月、臨床心理士として発達障害の診断を受けた子どもを対象に、応用行動分析学を活用した支援を提供。2014年4月~2016年3月、獨協医科大学越谷病院小児科・子どものこころ診療センターにて、臨床心理士、米国の認定行動分析士(BCBA)として発達障害、心身症、その他の様々な心と体の問題を抱える外来・入院患者の治療に取り組む。2016年5月~2020年1月、フルブライト奨学生として米国へ留学。ウエスタン・ミシガン大学では、行動分析学の授業や、大学院修士生の実習指導とスーパービジョンを担当。ミシガン州カラマズーにある支援学校にて、発達障害や困難な行動を示す子ども達の支援やスタッフ・トレーニングを行う。個人の行動改善に向けた取り組みと併せて、行動システム分析(Behavioral Systems Analysis:以下、BSA)と組織行動学に基づいた組織内の仕組みの分析と改善のための取り組みを実施。ウエスタン・ミシガン大学博士課程修了後、カルフォルニア州へ。2020年1月までTherapeutic Pathways the Kendall Centersにて、clinical supervisor、米国の認定行動分析士―博士(BCBA-D)として発達障害の診断を受けた子ども達とそのご家族の支援やスタッフの指導を行う。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

本科目では、ダイバシティに関わる知識だけでなく、担当教員が専門とする行動の改善に関する知識と技術を共有します。「単なる知識」として、行動の原理の応用について学ぶのではなく、学生が行動の原理や技術を使って自分の行動を改善する試みを体験をすることにより、「実践的な問題解決のスキル」を獲得することをお手伝いします。

テキスト・参考文献等

担当教員が、必要に応じてレジュメ等を配布します。

その他特記事項

●授業参加が重要な科目です。
●小テストの内容は、かならず授業中に担当教員がカバーしたものから出題します。
●担当教員は、多様性を尊重しつつ、参加していただく学生の皆さんにとって快い授業環境づくりを目指します。授業の運営や他の学生に迷惑をかけるような行為があった場合には、担当教員が改善を促すための注意を行います。注意を受けた後も、迷惑行為が続く場合、単位の付与は行いません。
●授業中に質問の機会を設けます。授業後にメールで担当教員宛てに質問を送っていただいても大丈夫です。

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