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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:文学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
文学 2025 後期 水4 国際情報学部 森 和也 モリ カズヤ 1~4年次配当 2

科目ナンバー

GI-JC1-LA09

履修条件・関連科目等

文学と思想の架橋を行いますので、文学のほか、思想・宗教、あるいは民俗学・文化人類学、歴史などに興味・関心を広く持った学生を歓迎します。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

科目名は広く「文学」を掲げていますが、この授業では、近世日本文学(仮名草子、浮世草子、談義本、洒落本、黄表紙、滑稽本、読本、さらに和歌・国学、漢詩文など)を取り上げ、単に文学作品を鑑賞するだけではなく、テキストの表面に現れているのはもちろん裏にひそんでいる多様な思想─儒教、老荘思想、仏教、神道などを読み解いてゆきます。この作業を通して現代日本人の思想と地続きであり、かつ基層となっているものを近世文学を通して明らかにし、そこから日本人の《本音》を考えます。

科目目的

この科目はグローバル教養科目群の教養科目に位置づけられています。教養を支える基盤となるものは思想ですが、思想は文学作品に表れます。ここで言う思想とは哲学書に記された狭義の思想ばかりではなく、たとえば喜劇が笑いを生み、悲劇が哀しみを生むための前提となるような社会の通念や常識といった広義での思想です。こうした広義の思想は日本人の本音を映し出す鏡です。本科目では、近世日本文学を通して広義の思想を明らかにすることによって、日本人の精神史に対する理解を深めることを目的としますが、あわせて近世日本文学の面白さを伝えたいと思います。文学はなにより面白いものです。

到達目標

この科目では、以下を到達目標とします。
・日本文学についての知識を高めること。
・テクストの内容を理解し、それを他者に自分を言葉で伝えられること。
・テクストの背後にある思想を読み解き、日本文化に対する理解を深めること。
・日本文化について主体的に考察し、その特質を種々の場面(異文化交流の場面など)において積極的に発信がきること。

授業計画と内容

第1回 : 《文学》の定義と近世文学の意義 
第2回 : 仮名草子 鈴木正三と浅井了意
第3回 : 浮世草子 井原西鶴
第4回 : 浄瑠璃 近松門左衛門
第5回 : 談義本(1)増穂残口と佚斎樗山
第6回: 近世和歌と国学 賀茂真淵と本居宣長
第7回: 読本(1)上田秋成
第8回: 漢詩文 頼山陽
第9回 : 談義本(2)平賀源内
第10回 : 狂歌・狂詩 太田南畝
第11回 : 洒落本と黄表紙 山東京伝
第12回 : 滑稽本 式亭三馬と十返舎一九
第13回: 読本(2)曲亭馬琴
第14回: 近代との連続と不連続

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・授業を参考に興味を持った作品を読むようにしてください。
・期末レポート作成のための準備・調査などをしてください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 60 授業で取り上げた人物あるいは作品(授業で取り上げた人物の作品ならば授業中に言及していない作品でも可)を選び、自由に論じてください。①実証的か、②論理的か、③文章力があるか、④発想力があるか、の4つの観点から総合的に評価します。
平常点 40 毎回の授業で感じたことをリアクションペーパーに自由に書いて提出してください。

成績評価の方法・基準(備考)

レポートを提出しない者は成績評価の対象とはしません。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

manabaの「個別指導コレクション」、あるいは中央大学全学メールで質問を受け付けます。

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

・テキストは特にありません。授業で使用する資料を配布します。
・参考文献については授業の中で必要に応じて紹介します。

その他特記事項

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参考URL

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