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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:グローバル経営法/国際経済取引と法

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
グローバル経営法/国際経済取引と法 2025 秋学期 木2 国際経営学部 国松 麻季 クニマツ マキ 2年次配当 2

科目ナンバー

GM-OM2-EP10

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語/英語

授業で使用する言語(その他の言語)

基本的に英語で行う(講義、議論、用いる文献等)。ただし、理解を補完するために、授業中の限られた時間を日本語での説明にあてる場合がある。

授業の概要

グローバルなビジネスには法的な知識が不可欠です。本授業では、前半では、重層的に発展する国境を越える物品、資金、人材、情報(データ)の移動に係る法に着目し、グローバルな貿易ルールの基本を成す世界貿易機関(WTO)や複数国間・二国間の自由貿易協定(FTA)などの国際経済取引に係る国際公法の理解を深めます。また、後半では対象を広げ、国際ビジネスにおける契約、紛争、金融、さらにはグローバル経営に求められる企業の社会的責任に関わる新たなルールを学びます。これらを通じ、グローバルな経営に際し、必要となる法の原則や適用の方法を学ぶことを本講義の主眼とします。

物品の越境取引や海外投資による製造拠点設立いった多様な取引形態や、国際ビジネス紛争の解決方法などについて、個人やペア・グループでの演習を多く取り入れて学びます。

国際経営学部はディプロマ・ポリシーにおいて「企業経営やグローバル経済に係る専門知識」を活用できる人材の養成を掲げています。この科目は企業経営に資するグローバルな経済の専門知識を、法・ルール、政策の面に光を当てて学ぶものです。

科目目的

グローバルビジネスにおける貿易、投資、人材や情報の越境移動などの経済取引にかかわるさまざまな法制度・ルールの構造、基本原則や内容とその活用方法を、多くの実例を見ながら学びます。


到達目標

この科目を通じて、履修生が以下を修得することを目標とします。
・グローバルな物品、資金、人材および情報の移動に関する法制度の枠組みと基本原則を説明することができる。
・グローバルビジネスの特定の場面において、どのような法・ルールが関わるか論理的に検討し、紛争解決に寄与することができる。
・特に関心がある業種が関わる法・ルールについて、専門用語の意味や概念の理解に基づき考察、説明することができる。


授業計画と内容

1 イントロダクション:グローバルビジネスに関わる法制度・ルールの全体像
2 物品の取引:枠組みと基本原則
3 物品の取引:貿易救済と例外
4 サービスや技術の越境取引
5 自由貿易協定・経済連携協定
6 特別招聘講師:国際取引に対するコンサルティング業務
 PwCワールドトレードマネジメントサービス 関税・貿易部 石原満氏
7 中間試験
8 投資ルールと紛争
9 国際契約の基礎
10 国際ビジネス紛争
11 [VOD] 国際金融
12 企業の社会的責任と新たなルール(1):環境・デジタル
13 企業の社会的責任と新たなルール(2):労働・人権
14 総括・まとめ



授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間中の課題に対応する準備、および、事後の復習やリアクションの提出を行ってください。

毎回の授業および試験に向けて、新聞等の信頼おけるマスメディアから本科目に関わる時事情報を継続的に学ぶことが必須となります。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 30 授業前半を試験範囲とし、グローバルな物品、資金、人材および情報の移動に関する法制度の枠組みと基本原則に対する理解を確認します。
中間試験は手書き・資料閲覧不可にて行います(クローズドブック方式)。
期末試験(到達度確認) 30 授業後半を範囲の中心とし、グローバルな取引の法的枠組みを前提とし、(a)特定の場面において関連する法・ルール、(b)法・ルールを用いた紛争処理、(c) 企業の社会的責任の理解に基づく考察を評価します。
期末試験は手書き・資料閲覧不可にて行います(クローズドブック方式)。
平常点 40 授業に出席し、インクラスエクセサイズやリアクションを提出しているか、ディスカッションに貢献しているかを評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

毎回の授業中に行うワーク、毎回授業後に提出を求めるリアクション、ならびに質疑応答への積極的な貢献を、平常点として重視します。
授業中のワークの提出をもって出欠を確認し、リアクションを補完的に用います。特段の理由のない欠席が4回を超えた場合には、評価の対象外(F評価)とします。なお、欠席理由の連絡や、その他の質問、連絡事項は、情報の散逸を防ぐため、かならずmanabaの「個別指導(コレクション)」の機能を用いて行ってください。

中間試験・期末試験は手書き・資料閲覧不可にて行います(クローズドブック方式)。

毎回の授業および試験に向けて、新聞等の信頼おけるマスメディアから本科目に関わる時事情報を継続的に学ぶことが必須となります。


課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

個別の質問に随時お答えしますので、manabaのコレクション(個別指導)にてお知らせください。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

授業時間中、manabaを使用するin-class exerciseを行います。PCを持参してください。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

外務省在勤中、ジュネーブ日本政府代表部においてWTOにおける国際経済ルール交渉に参加しました。また、シンクタンクの業務において日本政府に対し、国際ルール交渉にかかる調査研究・コンサルティングサービスを提供しました。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

ルールの交渉過程や変容を踏まえて授業の内容を構成します。

テキスト・参考文献等

書籍のテキストは指定しません。
参考文献や論文等をmanabaにより周知します。

その他特記事項

参考URL

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