中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:グローバル集中講義

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
グローバル集中講義 2025 冬季集中 他 学部間共通科目 藪本 雄登 ヤブモト ユウト 2~4年次のみ 1

科目ナンバー

UW-GL2-G02L

履修条件・関連科目等

グローバルFLPプログラム設置科目については語学要件が設定されています。
詳細はmanabaコース【グローバルFLP【履修生募集用】】をご確認ください。
定員を大きく超えた場合は抽選をさせていただきます。

※交換留学生は通常の履修申請をすることで履修登録可能です。

授業で使用する言語

日本語/英語

授業で使用する言語(その他の言語)

原則は英語とします。
但し、必要な場合、部分的に日本語にて補足・解説等を行う予定です。

授業の概要

「『グローバルな世界で横断的に生きる』―法、政治、経済を超えた国際的な起業やアート・プロジェクトの展開事例から」

カンボジア、タイやインド等のアジアに15年近く事業展開している講師の経験を踏まえて、アジアでの起業や事業展開の特徴や課題等について解説する。それらの地域における「法」や「政治」を巡る問題・課題を示しながら、それらの課題を乗り越えていくための「問い」を学生の皆さんとともに模索・思考してみます。特に、アジア地域の現代アーティストの作品を鑑賞したり、実践を紹介しながら、「法」と「アート」、「経済」と「文化」等、一見矛盾・相反しそうな概念の関係性について再考しながら、次世代の世界像や価値観のあり方を考えてみます。

科目目的

既存の法や政治、グローバルな経済秩序の二面性(是非や善悪)を問いながら、それらを超えていくための「ビジネス/経済」、「法/政治」、「アート/芸術」の可能性を提示する。
講師の経験上、グローバルな経済覇権/植民地的な思想が世界を席巻しているが、そのような状態に限界を感じている。その中で、ローカルな領域横断的な実践を継続するアジアの現代アーティスト達の活動を紹介しながら、30年、50年や100年後の世界のあり方について模索してみたい。

到達目標

グローバル産業社会の標準的、均質的な枠組みや考え方を超えて、学生が「法/経済/政治とは何か」、「文化/芸術とは何か」ということを自身の中で自由に捉えられるようになれることを目標とする。言語的な表現能力よりも、口頭でも、文書でも、それ以外の表現でもいいので、学生が自由に深く思考し、表現する能力を伸ばすことを優先する。

授業計画と内容

1 講師の紹介、実践の紹介
2 アジアでの起業や事業展開の特徴
3 アジア各国における「法」や「政治」を巡る問題・課題
4 アジアで働く上での「法/経済/政治とは何か」
5 現代のグローバル社会の構造と限界
6 アジアの文化や藝術
7 アジアで「法」と「無法」のあいだを生きる
8 アジアにおける統治されないための技術と実践
9 ローカルとグローバルのあいだで生きる
10 トランス・ローカルで生きる
11 トランス・ローカルの実践(One Asia Lawyersの実践を事例に)
12 トランス・ローカルの実践(プロダクション・ゾミアの実践を事例に)
13 トランス・ローカルの実践(紀南アートウィークの実践を事例に)
14 まとめ

※実際に美術館を見学するなど課外活動を行う場合もあります。

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

特に授業時間以外での実施事項は想定していないが、関心のある研究分野やアーティストがいる場合は、講師のほうでフォローアップ可能。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 20 授業前の15分-20分程度に簡単な感想文の提出を求める。その内容を一部評価対象とする。
平常点 80 自由に質問や意見、感じた事を共有する事が重要である。発言や発信をしている事が評価の基準となる(レポートの内容やそれ以外の発信も可能)。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

可能な限り、授業時間内でフォローやフィードバックを行う予定である。原則英語で対応するが、日本語でのフォローも想定している。必要であれば、授業時間外の対応も可能。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

受講学生数や学生の性質を踏まえて、グループワークを実施する可能性がある。また、タイミングが合えば、都内の芸術祭、展覧会やアートプロジェクトのフィールドワーク等も想定している。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

講師:藪本 雄登
One Asia Lawyers Group 創業者
アウラ現代藝術振興財団 代表理事
紀南アートウィーク実行委員会 実行委員⻑
キュレーションチーム プロダクション・ゾミア
秋田公立美術大学院(博士課程)複合芸術研究科

タイ/インド在住。 大学卒業後、カンボジアで法律事務所を起業し、アジア太平洋地域で事務所を展開。カンボジア、タイやインド等に十数年居住し、事業展開する傍ら、各地のアーティスト等への助成やコレクションに従事。アジアのアーティスト、キュレーター・ネットワーク「プロダクション・ゾミア」を結成し、日本や東南アジアにおいて、展覧会や芸術祭を企画・運営する等、法学というベース知識にビジネスとアートと掛け合わて社会課題の解決に取り組み、現代のビジネストレンドといえるアート的な思考に基づく経営を実践している。特にアジアの法制度に精通しながらも、法や制度に統治されないアジアの人々の生き方等を調査しながら、「法」とは何かを問い続けている。


プロフィール
2011年にOne Asia Lawyersの前身となるJBLメコングループを創業。タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、インド等で約15年間に渡り現地に居住し、実務を行う。現地弁護士と協働し、タイ/イ ンドを中心にベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、南アジアの案件を担当。タイ/インド在住。和歌山県紀南地域出身。

【主要著書一覧】
「アジアにおける個人情報保護法(中央経済社、2022年2月)」
「南アジアの法務(中央経済社、2021年9月)」
「東南アジア・インドの労働法務(中央経済社、2021年4月)」
「メコン流域諸国の不動産法務(大成建設出版社、2017年8月)」
「カンボジア進出、展開、撤退の実務」(同文舘出版 2014年4月)
「ラオス進出、展開、撤退の実務」(同文館出版 2016年5月)
「カンボジアで事業を興す」(キョーハンブックス 2015年)他

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

カンボジア、タイやインド等のアジアに15年近く事業展開している講師の経験を踏まえて、アジアでの起業や事業展開の特徴、課題等について解説する。

テキスト・参考文献等

パワーポイント等で独自の資料を準備予定

その他特記事項

堅苦しいのは嫌なので、楽しみましょう!!

参考URL

One Asia Lawyersホームページ:

https://oneasia.legal/

アウラ現代藝術振興財団:

https://aura-asia-art-project.com/

プロダクション・ゾミア ホームページ:

https://productionzomia.com/

紀南アートウィーク ホームページ:

https://kinan-art.jp/

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