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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊研究2(民法)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊研究2(民法) 2025 後期 月6 法学研究科博士課程後期課程 原田 剛 ハラダ ツヨシ 1年次配当 2

科目ナンバー

JG-OL6-105L

履修条件・関連科目等

 債権法を学習していることが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 民法のうち、債権法、とりわけ契約法に関心のある受講生を対象とする。それゆえ、すでに学部ないし前期課程において、財産法、とりわけ総則、債権法(総論、各論)の講義を受講していることが望ましい。また、本講義は、比較法としてドイツ民法の文献を精読するので、この点について関心のある受講生を前提とする。

科目目的

主として2002年に発効したドイツ民法の債務法(債権法)改正の内容を深めることを目的とする。
この科目は、日本民法のうち、とりわけ契約法および債権法の理解を深めるため、および、日本において120年ぶりに改正された改正民法(債権関係)について批判的検討をするための予備的作業として、近時、ドイツにおいて行われた債権法(債務法)改正の概要を正確に理解することを目的としている。併せて、比較法研究ができるようにするために、ドイツ語の文献の読解力を涵養することも目的としている。 

到達目標

この科目により、ドイツ民法の債務法の内容が理解できること、および、ドイツ語の文献の読解力が深まることを到達目標とする。 

授業計画と内容

後記のテキスト(Medicu/Lorenz)のうち、第部(基礎)、第2部(債務関係の発生)、第3部(債務関係と債権の内容)、第5部(給付障害)を中心として、以下の計画により、精読していく。また、適宜、参考文献も紹介する。
第1回 債務法の基礎(1)
  (1)債務関係の区分 (2)ドイツ民法典における債務法
第2回 債務法の基礎(2)
  (1)債権の貫徹
第3回 債務関係の発生
  (1)概観 (2)契約の必要性 
第4回 債務関係と債権の内容(1)
  (1)概観 (2)信義誠実の原則 (3)給付の個別性
第5回 債務関係と債権の内容(2)
  (1)金銭債務 (2)種類債務
第6回 履行
  (1)履行 (2)相殺
第7回 給付障害(債務不履行)-体系(1)
  (1)概観 (2)義務違反 
第8回 給付障害(債務不履行)ー基本問題(2)
  (1)損害賠償 (2)有責性
第9回 給付障害(債務不履行)ー給付の不能(3)
  (1)給付からの解放
第10回 給付障害(債務不履行)-不完全履行(4)
第11回 債務関係の終了
  (1)概観 (2)合意解除、(3)法定解除 (4)告知
第12回 損害賠償請求権の内容(1)
  (1)概観 
第13回 損害賠償請求権の内容(2)
  (1)差額説 (2)損害賠償の価値的制限
第14回 損害賠償請求権の内容(3)
  (1)承前(損害賠償の価値的制限)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎回の授業では、ドイツ語の翻訳と内容を検討する。担当者をきめて翻訳を提出してもらい、これを検討しながら内容を理解していくので、まずその準備をする必要がある。また、当該内容に関連する日本の文献について紹介してもらうので、これについても予習、複数をする必要がある。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 40 内容の理解度
レポート 30 翻訳と報告
平常点 30 授業への取組み

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

①Lorenz/Riehm,Lehrbuch zum neun Schuldrecht, 2002. ただし、このテキストの該当箇所については、こちらで用意するので、購入の必要はない。参考文献は、適時、配布する。
②Huber/Faust,Schuldrechtsmodernisierung Einführung in das neue Recht.
③Egon Lorenz(Hrsg.)Karlsruher Forum 2002:Schuldrechtmoderunisierung des Leistungsstoerungs-und des Kaufrechts-Grundstrukturen und Problemschwerpunkt. このテキストの該当箇所についても、こちらで用意する。その他の文献については、講義のおいて指示する。

その他特記事項

日本の契約法に対して問題意識をもち、それを踏まえドイツ民法との比較について興味関心があり、ドイツ語の精確な理解への情熱をもった受講生を望む。

参考URL

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