中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:宗教思想

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
宗教思想 2025 後期 火2 総合政策学部 井田 克征 イダ カツユキ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

PS-HO3-0001

履修条件・関連科目等

「比較宗教論」履修済みであることが望ましい

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

かつて世俗化論において,宗教は社会が近代化する中で次第に公的領域から姿を消していくだろうと論じられた。しかしながらその後の国際社会の変容を見るならば,宗教がその存在感を失っているとは必ずしも言い切れず,むしろ依然として世界を動かす重要な要素であり続けているようにも思われる。90年代以降の国際社会は,宗教原理主義の勃興やその果ての紛争,テロリズムを経験することとなった。また特定の宗教教団と政治との関わりが問題視されるのは,なにも近年の日本だけのことではない。宗教という要素を考慮に入れることなく,現代社会の行く末を考えることは困難であると言ってもいいだろう。

さまざまな紛争や暴力が,宗教と深く関わりながら生起しているように見える現代社会において,もしかしたら「なぜ宗教が暴力と結びついてしまうのか」という素朴な疑問が提起されるかもしれない。宗教というのは本来,人々を支えたり幸せにするものではなかったのだろうか?もしそうであるならば,それがなぜ人々を分断し,不幸な暴力をもたらすのか。多くの伝統宗教はその教義において平和や寛容を説いており,争いや暴力を肯定・称揚するような宗教は基本的には存在しないにもかかわらず。

本講義では,こうした素朴ではあるが切実な問いを出発点として,宗教がそのさまざまな位相において暴力とどのように関わるのかを検討していく。

科目目的

本科目は本学部のディプロマポリシー(学位授与条件)である「専門性にもとづいた複眼的思考能力」と「多様性理解力」を養う一環として,現代社会のさまざまな宗教現象に関する知識を身に付けるとともに,それらをより深く理解するための宗教学的な理論や枠組みを学び,それを応用する能力を養う

到達目標

本科目の到達目標は以下の通り。
1.世界や日本のさまざまな宗教現象に関する幅広い知識を身に付ける。
2.宗教学および宗教社会学の理論や枠組みを理解する。
3.上記の理論や枠組みを適切に用いて,現代社会のさまざまな宗教現象を分析することができる。

授業計画と内容

一連の授業は担当教員による概説(講義)と,授業参加者による資料報告,全体でのディスカッションによって構成される。

履修者は半期の授業の中で複数回(おそらく3回程度)の報告を行うことが義務付けられる。この報告は,あらかじめ指定された資料・テキストの内容を簡単にまとめて解説し,そこに自分自身の考察を付け加えるものとする。授業の中では,概説とこの学生報告にもとづいて全体でディスカッションを行うので,すべての出席者は配布された資料・テキスト類を前もって読み込み,自分の意見をまとめておくことが期待される。

出席者の理解度などに応じて,授業の進度や内容が変更・調整されることがある。

第1回 イントロダクション
第2回 暴力とは
第3回 通過儀礼
第4回 供犠
第5回 暴力の否定・平和主義
第6回 ゲスト講師による講義
第7回 原理主義
第8回 宗教とナショナリズム
第9回 宗教と差別
第10回 ジェンダー
第11回 恐怖と暴力
第12回 テロリズム
第13回 戦争と宗教
第14回 まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 期末レポート
平常点 60 授業内の報告,ディスカッションにおける発言など

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

講義の中で適宜配布,指示する。

その他特記事項

参考URL

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