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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:国際政治史1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
国際政治史1 2025 春学期 月5 法学部 宮城 大蔵 ミヤギ タイゾウ 2年次配当 2

科目ナンバー

JU-IN2-003L,JU-IN3-003L

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 「国際政治」とは、読んで字の如く「国」と「国」との間の政治を意味する。今日、200あまりの国家が地球上をくまなく多い、人類のほとんどはいずれかの国家に属している。そして主権国家同士の関係は対等だということになっている。このような秩序のあり方を「主権国家体系」と呼ぶ。
 しかし歴史的に見れば、このような世界秩序のあり方が唯一のものでは決してなかった。本講義の目的は、われわれが今日考えるような「国際政治」が、いつ頃から、どのような形で始まり、どのような推移を経て今に至っているのかを理解することである。授業では今日、国際政治の基本だと考えられている「主権国家体系」の登場から欧州列強が国際政治の主役であった時代、そして20世紀における二度の世界大戦から冷戦の始まりまでを扱う。

科目目的

 本講義は、カリキュラム全体との関係でいえば「政治学的素養」(政治学の体系的理解と知識に基づき、現代社会における諸課題の背景や現状を分析できるようになる能力:DP1)と「分析と統合の能力」(歴史・制度・文化等に関する豊かな知識と分析能力をもとに、諸関係の対話と統合を促進することができる能力:DP2)とに特に深く関わる。
 歴史とは総合的な学問分野であり、本講義では国際政治の歴史的展開を追うことによって、国際秩序や外交の様々なあり方や可能性、そして戦争や平和をめぐる問題など現代の国際関係を理解する上で基本となる概念の理解を涵養することが目的となる。

到達目標

 主権国家体系の登場から欧州列強間の基本的な国際秩序であった勢力均衡システム、二度にわたる世界戦争のインパクト、国際連盟と集団安全保障体制など、今日に至る国際政治の基本的な力学やその背後にある考え方について、ウェストファリア体制、ウィーン体制、ベルサイユ体制、東アジアにおける伝統的な朝貢体制など、具体的な事例の掌握とあわせて理解することが、本講義における到達目標となる。
 上記のような到達目標を満たすことによって、現代の国際関係におけるさまざまな問題について、奥行きをもって立体的に理解することが可能になると考えられる。

授業計画と内容

1.イントロダクション:講義全体の流れについて
2.「国際政治」の誕生 -主権国家体系とは何か
3.勢力均衡システムの形成と展開(ウィーン体制とその限界)
4.第一次世界大戦とロシア革命 ー勢力均衡システムの崩壊と米ソの登場
5.ベルサイユ体制の構築と展開
6.国際連盟(仕組みと限界、そして遺産)
7.戦間期の日米と東アジア ーワシントン体制をめぐって
8.世界恐慌とファシズムの台頭
9.第二次世界大戦(ドイツの膨張から世界戦争へ)
10.日本帝国の膨張から日米開戦へ
11.米英ソ関係と戦後構想
12.冷戦とは何か -イデオロギーと地政学
13.冷戦はどのようにして始まったのか
14.まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 90 期末試験によって到達度の確認をする。
その他 10 授業に関連するテーマで、かつ受講者全体と共有することが相応しいと思われる問題についてリサーチを行い、授業内で発表をした場合には加点をする。また、リアクションペーパーを課すことがある。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

授業ではテキストは使用せず、レジュメを用いる。

参考文献①
著者名:小川浩之、板橋拓己、青野利彦
書名:『国際政治史』
出版社・出版年:有斐閣、2018年

参考文献②
著者名:石井修
書名:『国際政治史としての20世紀』
出版社・出版年:有信堂、2000年

参考文献③
著者名:有賀貞
書名:『国際関係史-16世紀から1945年まで』
出版社・出版年:東京大学出版会、2010年

その他特記事項

参考URL

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