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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:図書館情報学概論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
図書館情報学概論 2025 前期 水1 文学部 小山 憲司 コヤマ ケンジ 1年次配当 2

科目ナンバー

LE-LI1-M101

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル機器、Wi-Fiをはじめとするネットワーク環境が身近となった今日、図書を中心とした情報を収集し、整理・保存し、利用者に提供してきた図書館は、今後どのような役割を果たしていくべきであろうか。また、そのためにはどのような機能を有し、どのように運営していかなくてはならないであろうか。この科目では、現代社会における図書館の意義と役割、基本理念、それらを実現するための諸機能等について、図書館の抱える今日的課題についても触れながら、総合的に学習する。

科目目的

この科目は図書館情報学を学ぶための導入科目であり、カリキュラム履修上の「専門的学識」「幅広い教養」および「複眼的思考」と関連する科目として位置づけられる。図書館に関する基本的な知識や概念、専門用語の修得はもちろん、図書館を取り巻く環境やさまざまな課題をも理解することで、図書館情報学を探究する姿勢を身につけることを目的とする。

到達目標

この科目では、具体的に次のことを目標とする。
①図書館の意義と役割について理解し、説明できる。
②図書館の基本機能について理解し、説明できる。
③図書館の種類と特徴について理解し、説明できる。
④図書館を支える法制度、基本理念に関する基礎的知識を修得し、説明できる。
⑤専門職としての図書館員の役割について理解し、説明できる。
⑥図書館における現代的課題について多様な視点を理解し、概説できる。

授業計画と内容

第1回 ガイダンス
第2回 情報社会における図書館
第3回 図書館が扱う情報とはなにか
第4回 図書館の基本機能(1):収集、整理
第5回 図書館の基本機能(2):蓄積・保管、検索、利用
第6回 各種図書館とサービス対象者(1):公共図書館
第7回 各種図書館とサービス対象者(2):公共図書館におけるサービスの展開
第8回 各種図書館とサービス対象者(3):国立国会図書館
第9回 各種図書館とサービス対象者(4):学校図書館
第10回 各種図書館とサービス対象者(5):大学図書館、専門図書館
第11回 図書館を支える法制度と基本理念(含グループワーク)
第12回 図書館経営と司書(含グループワーク)
第13回 図書館における現代的課題(含グループワーク)
第14回 まとめ、到達度確認

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

①事前課題として、配布資料の閲読、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。
②事後課題として、小テスト、ふりかえり(コメントペーパーの提出)、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 30 科目の目的、到達目標に記した内容を達成できているかどうかを期末試験により評価する。
平常点 70 授業中課題および宿題の提出状況および内容、授業への参加・貢献度を基準とする。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件:4回以上欠席した場合は評価の対象外とする。なお、遅刻は3回で欠席1回としてカウントする。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

①受講生からの質問は授業中のほか、メール、manabaの個別指導、掲示板などを用いて回答する。
②オフィスアワーを設ける。具体的な時間は、初回の授業で連絡する。
③授業で課した課題は授業内で取り上げ、解説する。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

クリッカー/その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

①授業で用いたスライド資料、配布資料等は、manabaに掲載する。
②授業中、あるいは授業後にresponを用いて、アンケートやふりかえりを行う。また、回答結果を受講生と共有する。
③事前課題、もしくは事後課題として、映像資料を配信する場合がある。
④宿題、および期末レポートは、manabaを用いて回収する。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

担当者は、1997年4月から2006年3月まで、東京大学附属図書館等において、図書館職員として図書館サービス、情報組織化、電子情報資源の提供などの実務経験を有する。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

図書館実務にかかる話題にも適宜触れながら、授業を展開する。

テキスト・参考文献等

(1) テキスト
・今まど子, 小山憲司編著.『図書館情報学基礎資料』第5版. 樹村房, 2024. ISBN:978-4-88367-386-5

(2) 参考文献
次に掲げる図書のほか、授業中に適宜指示する。なお、これらは購入する必要はない。中央図書館、あるいは身近な公共図書館なども活用して、利用してほしい。
・高山正也, 岸田和明編著.『図書館概論』改訂. 樹村房, 2017. (現代図書館情報学シリーズ, 1). ISBN:978-4-88367-271-4
・菅谷明子著.『未来をつくる図書館:ニューヨークからの報告』岩波書店, 2003. (岩波新書, 新赤版837). ISBN:978-4-00-430837-9
・常世田良著.『浦安図書館にできること』勁草書房, 2003. (図書館の現場, 1). ISBN:978-4-326-09827-9
・ジョン・ポールフリー著, 雪野あき訳.『ネット時代の図書館戦略』原書房, 2016. ISBN:978-4-562-05284-4
・猪谷千香著.『つながる図書館 : コミュニティの核をめざす試み』筑摩書房, 2014. (ちくま新書, 1051). ISBN:978-4-480-06756-2
・大橋崇行著.『司書のお仕事』1-2巻. 勉誠出版, 2018-2020. (ライブラリーぶっくす). ISBN:978-4-585-20061-1, 978-4-585-20075-8
・門井慶喜著.『おさがしの本は』光文社, 2011. (光文社文庫). ISBN:978-4-334-76322-0
・高田大介著.『図書館の魔女』1-4巻. 講談社, 2016. (講談社文庫, [た127-1]-[た127-4]). ISBN:978-4-06-293365-0, 978-4-06-293366-7, 978-4-06-293387-2, 978-4-06-293388-9
・日本図書館協会用語委員会編.『図書館用語集』4訂版. 日本図書館協会, 2013. ISBN:978-4-8204-1311-0
・日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編.『図書館情報学用語辞典』第5版. 丸善出版, 2020. ISBN:978-4-621-30534-8
・日本図書館情報学会編. 『図書館情報学事典』丸善出版, 2023. ISBN978-4-621-30820-2.
・日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編.『図書館ハンドブック』第6版補訂2版. 日本図書館協会, 2016. ISBN:978-4-8204-1609-8

その他特記事項

授業で扱う内容は、現在の図書館活動そのものである。関連文献を提示したり、課題を課したりするので、それらを活用して復習することはもちろん、自らが図書館に積極的に足を運ぶことで、実際の活動を確認、検討することを期待する。

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