中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:西洋現代史/西洋近現代史A

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
西洋現代史/西洋近現代史A 2025 前期 火1 文学部 堀内 隆行 ホリウチ タカユキ 1~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-WH1-H305

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

ナショナリズムと国家モデルのグローバル・ヒストリーを、担当者の専門である南アフリカの事例に即して論じる。まずこのテーマを、世界システム論からグローバル・ヒストリーへという研究史のなかに位置づける。次いで政治学者ベネディクト・アンダーソンのナショナリズムの4類型を振り返り、南アフリカが、これら4類型すべての展開してきた特異な国であることを確認する。さらに歴史家キース・ブレッケンリッジの生体認証国家の議論などに学びながら、指紋の管理にもとづく統治モデルが南アフリカから世界へ伝播したことを跡づけたい。

科目目的

この科目は、学生がナショナリズムと国家モデルのグローバル・ヒストリーに関する基礎的知識を修得し、歴史研究における理論と実践との関係について理解を深め、また現代世界を見る目を養うこと、さらに学位授与の方針で示す「幅広い教養」と「複眼的思考」を習得することを目的とします。

到達目標

この科目では、学生がナショナリズムと国家モデルのグローバル・ヒストリー、あるいは歴史研究における理論と実践との関係について他者に説明できるようになることを到達目標とします。

授業計画と内容

第1回 オリエンテーション
第2回 世界システム論
第3回 グローバル・ヒストリー(テキストにもとづくグループワーク)
第4回 ナショナリズムの4類型と南アフリカ1:クレオール・ナショナリズム1(テキストにもとづくグループワーク)
第5回 ナショナリズムの4類型と南アフリカ2:クレオール・ナショナリズム2
第6回 ナショナリズムの4類型と南アフリカ3:言語ナショナリズム
第7回 ナショナリズムの4類型と南アフリカ4:公定ナショナリズム
第8回 ナショナリズムの4類型と南アフリカ5:植民地ナショナリズム
第9回 生体認証国家1:植民地インドにおける指紋(テキストにもとづくグループワーク)
第10回 生体認証国家2:帝国主義
第11回 生体認証国家3:南アフリカにおけるガンディー(テキストにもとづくグループワーク)
第12回 生体認証国家4:広がりと限界
第13回 生体認証国家5:アパルトヘイト
第14回 総括・まとめ:ナショナリズムと国家モデルのグローバル・ヒストリー再考

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業で配られる関連資料に目を通して理解を深める。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 50 授業内容に関する論述問題への回答の水準により評価する。
平常点 50 毎回の授業で提出する小レポートの水準により評価する。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

参考文献
・堀内隆行『異郷のイギリス―南アフリカのブリティッシュ・アイデンティティ』(丸善出版、2018年)。
・同『ネルソン・マンデラ―分断を超える現実主義者(リアリスト)』(岩波新書、2021年)。
・キース・ブレッケンリッジ(堀内隆行訳)『生体認証国家―グローバルな監視政治と南アフリカの近現代』(岩波書店、2017年)。

その他特記事項

提出された小レポートのいくつかに対しては、次の授業の初めに担当者から返答やコメントをする。また、グループワークの内容について授業中に担当者から学生へ質問も行う。それゆえ、講義形式ではあるものの、学生との対話を盛り込んだ、一定程度双方向的な授業になる。

参考URL

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