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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:南欧史/西洋各国史(3)B

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
南欧史/西洋各国史(3)B 2025 後期 火5 文学部 黒田 祐我 クロダ ユウガ 1~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-WH1-H308

履修条件・関連科目等

 

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

地域からみるスペイン史の諸問題

現在のスペインとポルトガルが位置するイベリア半島は、南北ではヨーロッパ大陸とアフリカ大陸との、東西では地中海圏と大西洋圏とが十字に交錯する、まさに異なる文明、異なる宗教や文化がぶつかり合いながら独自の諸文化がはぐくまれる場であり続けた。
1)本講義の前半部分においては、古代から現代にかけて、どのような歴史をたどって現在のスペインという国民国家が成立するにいたったのかを通史的に論じる。
2)後半部分においては、まずイベリア半島の地理的特徴を確認しながら現在のスペインを構成している地域ごとの歴史の展開、地域文化の独自性あるいは特殊性を分析しながら、スペインという「くに」がもつ魅力とその可能性について論じる。

科目目的

 我々が所与の政治単位とみなしている「国民国家(英語のNation-State, スペイン語のEstado-Nación)」は、近現代という時代に固有の歴史的発明に過ぎず、この政治単位を自明のものとすると、現在のスペインの政治状況や、諸問題を理解することができない。
 その特殊な地理的条件によって、「西洋」「東洋」「ヨーロッパ」「アジア」のすべての要素を含みながら歴史を紡いできたイベリア半島の歴史と文化を学ぶことによって、西洋史のみならず世界の歴史のなかで人々が行ってきた多様な営みに関する深い知識を修得することを本講義は目的としている。

到達目標

本講義は、以下を到達目標とする。
1.ヨーロッパ世界のなかでのイベリア半島がたどった歴史の全体像を把握できるようになること。
2.「スペイン」という国民国家単位に縛られず、同国家内に併存している豊かな文化的多様性について、基礎的な知識を獲得すること。

授業計画と内容

第1回   はじめに ~イベリア半島史のダイナミズム
第2回   古代の歴史 
第3回   中世の歴史(1)~カスティーリャ王国~
第4回   中世の歴史(2)~アラゴン連合王国とナバーラ王国~
第5回   中世の歴史(3)~アンダルス(イスラーム・スペイン)~
第6回   近世の歴史  ~栄華と没落~
第7回   近代の歴史  ~「国民国家」の形成~
第8回   現代の歴史  ~統合と分離をめぐって~
第9回   「スペイン」の地理的多様性
第10回 地域の歴史と文化(1)~地中海沿岸部をめぐる状況
第11回 地域の歴史と文化(2)~中央部カスティーリャをめぐる状況
第12回 地域の歴史と文化(3)~北部バスク・ガリシアをめぐる状況
第13回 地域の歴史と文化(4)~南部アンダルシーア・ムルシアをめぐる状況
第14回 総括:「スペイン」の来し方行く末

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

本講義は、以下の自己学修が要求される。
1.事前にmanabaにアップされるレジュメを各自ダウンロードして、目を通しておく。
2.講義聴講後、要点を整理して、コメントシートを出す。
3.各回の講義に加えて、適宜紹介される参考文献を各自で読み込んで、期末レポートの準備を行う。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 70 レポート評価基準
 ①問題設定、扱う具体的事例、結論との間に整合性があるか
 ②自らの見解を説得的に提示できているか
 ③参考文献を用いたのであれば、それが的確に明記されているか
平常点 30 毎回のコメントシートの提出をもって評価する。
評価基準)各回の内容をきちんと把握して課題に取り組んでいるか。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

教科書は使用しない。

参考文献については、各回の授業で関連するものを適宜紹介する。


その他特記事項

本講義は中学・高校で習った世界史に関する基礎的な知識を前提として進められる。よって未履修者は事前に世界史の流れを各自で学習しておくこと。

参考URL

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