中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:アーカイブ論/記録管理論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
アーカイブ論/記録管理論 2025 前期 土1 文学部 李 東真 リ トンジン 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-LI2-M407

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本講義は2部構成とする。第1部では現用・半現用資料を対象とした記録管理(records management)に関わる知識を学ぶ。第2部では、非現用あるいは歴史的・文化的価値のある資料を対象としたアーカイブについて学ぶ。具体的には、公文書館見学や文献講読を行い、実社会での文書や記録類の取扱いに必要な知識を学ぶ。

科目目的

この科目は、カリキュラム上の司書科目として位置づけられていることから、この科目での学習を通じて、学生が図書館の類縁機関であるアーカイブに対する認識を深めるとともに、企業や官公庁などの機関における記録管理に関する基礎的な知識を習得することを目的としています。

到達目標

この科目では、以下を到達目標とします。
・企業や官公庁における、情報・記録の発生から保存までのフローを他者に説明できるようになること。
・上記の情報・記録に関わる法律、制度、標準、システム、ツールを他者に説明できるようになること。
・記録管理、アーカイブに関わる用語を理解し、機関における記録管理およびアーカイブが抱える諸問題や解決策について議論できるようになること。

授業計画と内容

1.オリエンテーション 講義日程、成績、自己紹介
2.記録管理およびアーカイブにおいて求められる技能と基礎知識
3.伝統的アーカイブとそれ以外のさまざまな「アーカイブ」
4.組織における文書・記録の流れ(作成から廃棄まで)とそこに関わる人、業務、制度とその役割
5.記録管理およびアーカイブの基礎知識―用語やツール、導入目的を理解する―
6.演習:ファイル基準表、文書分類の作成など
7.文書以外のアーカイブと現況
8.アーカイブにおける諸原則、および類縁機関(図書館、博物館など)との共通点と相違点
9.アーカイブ資料の収集、評価選別、保存・修復、編成、記述を理解する
10.アーカイブにおける標準の概要
11.ファイリングデザイナー検定受験のための説明会
12.アーカイブ機関見学
13.ディスカッション:記録を残すことの意義
14.レポートのテーマ発表とまとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 60 記録管理、アーカイブについての基礎知識を理解したうえで、記録、情報の発生から保存までのフローおよび諸作業を管理者の観点から説明できるかどうかを評価します。
平常点 35 授業での発表、見学参加と課題提出、授業への参加状況を基準とします。
その他 5 レポート作成や資料検索等におけるAIツール活用を推奨し、それらの事例を報告した場合加点します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

・小規模資料館における紙資料、動的映像資料(映画フィルム)の整理および検索システムの構築

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

・上記実務経験を基に、主に効率の観点から記録管理、アーカイブの理論の有用性について講義する。

テキスト・参考文献等

授業プリントを毎回配布する。

そのほかに以下の文献に目を通すことを推奨する。
・『アーカイブ基礎資料集』(大阪大学出版会)
・『アーカイブを学ぶ』(岩田書院)
・『アーカイブ事典』(大阪大学出版会)
・『電子記録のアーカイビング』(日外アソシエーツ)
・『国際機関資料検索ガイド』(東新堂)

その他特記事項

1.質問を歓迎する。質問することは、他の受講生や講師にとっても助けになる。わからないこと、聞き漏らしたことをその場で自ら確認する努力を高く評価する。
2. 機関見学は、日曜日に行う予定である。授業内容の理解の促進につながるため、参加を推奨する。

参考URL

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