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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:教育学特講(4)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
教育学特講(4) 2025 前期 水3 文学部 堀川 修平 ホリカワ シュウヘイ 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-ED2-N411

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本授業は、私たちの身のまわりに存在しているジェンダー/セクシュアリティ問題について、じぶんごととして捉えることができる力、そしてそれらを解決するための力を養っていただくことを目的とします。そのために、私たちを「種としてのヒトから人間としてのひと」へと育て養う「教育」(必ずしも、学校教育だけが教育ではありません)、とくに「包括的性教育(Comprehensive sexuality education)」 の可能性に着目しながら学びを深めていきたいと思います。
【授業の概要】
1.ジェンダー/セクシュアリティといった〈性〉に関わる差別問題を反省的にとらえる契機を与え、省察的な意見をもてる内容とします。
2.性の多様性、「らしさ」の強要、LGBT市場における包摂と排除といった現代的諸課題について、具体的ケースを示しながら検討をしていただきます。
3.本授業担当教員が専門としている「包括的性教育」を中心に授業を深めます。
4.本授業は個人ワーク・グループディスカッションを取り入れ、積極的に教員と学生、学生同士での交流を行います。単に受動的に知識を吸収し、座っていればよい「座学」ではありません。

科目目的

この科目は、ジェンダー・セクシュアリティの観点から人間の多様性についての学識と思考力を修得することを目的としています。

到達目標

本授業の到達目標は以下の3点です。
・ジェンダー平等とは何かを歴史的な観点から理解することができる。
・ジェンダー平等実現のための教育の課題について理解し、学校におけるジェンダー平等の課題について考えることができる。
・ジェンダー/セクシュアリティに関する差別問題が身のまわりに存在することを理解できるよう、日常的な関心を形成し、意見を述べることができるようになる。

授業計画と内容

第1回 オリエンテーション
第2回 包括的性教育とはなんだろう?(1)私たちは「性教育」を学んできたのか?
第3回 包括的性教育とはなんだろう?(2)「包括的性教育」と「純潔教育」の違いとは?
第4回 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(1)機会の平等・結果の平等
第5回 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(2)ジェンダー論とフェミニズム運動の関係性
第6回 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(3)SOGIESCとは何か?
第7回 グループディスカッション(1)日常生活にあふれる差別について考えよう
第8回 良好な人間関係を築くためには?(1)「暴力」とはなにか?
第9回 良好な人間関係を築くためには?(2)「暴力」をじぶんごととして考えるために
第10回 ジェンダーバッシング・性教育バッシングの歴史(1)「バッシング」とは何か?
第11回 ジェンダーバッシング・性教育バッシングの歴史(2)差別の歴史を学ぶ意味と「連累」
第12回 ジェンダーバッシング・性教育バッシングの歴史(3)バッシングに抵抗するための知
第13回 グループディスカッション(2)わたしたちが、今、始められることとは?
第14回 まとめ:「涓滴岩を穿つ」ために

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 40 ジェンダー・セクシュアリティ、包括的性教育についての学識を修得したかどうか、日本の性教育やジェンダー平等に関する課題を説明できるかどうかを評価するために、文献精読レポート、あるいは、授業に関連する学習イベントへの参加レポートなどに取り組んでいただく予定です。
平常点 60 毎授業後に提出する「学びと感想」を評価します。毎授業後にmanabaにて提出いただきます。コメントシート課題の内容をふまえて出席を確認します。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件:出席率が70%に満たない者についてはE判定とします。成績(出席の捉え方も含む)に関しては、初回オリエンテーションで説明いたしますので、受講希望者は初回授業に必ず出席してください。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

クリッカー/タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

初回授業(オリエンテーション)にて、準備いただく教科書を指示します。

その他特記事項

この授業では「ジェンダー・セクシュアリティ平等の視点」を"社会におけるすべての人の〈性〉に関する抑圧の解放を目指すために、多様性を前提とし、性の差別や偏見から自由になるための視点"と定義して、現代社会における「差別」問題について考えていきます。また、社会にすでに存在している差別に関する内容として、「暴力」や「生と死」に関わる内容を取り扱うことも前提としています。
 本授業ではあらゆる社会的マイノリティに対する差別は認めません。差別言動が行われた場合(コメントシート内、あるいは学生間でのディスカッション内など)は、退出ならびに受講の取りやめを求めることがあります。教員と学生、学生同士の交流を積極的にしていただきますので、他の受講生の学習権の侵害がないように参加していただきたいと思います。

参考URL

https://researchmap.jp/horikawa-shuhei

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