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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:倫理学概論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
倫理学概論 2025 通年 火2 文学部 出村 和彦 デムラ カズヒコ 2~4年次配当 4

科目ナンバー

LE-PE2-J211

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

この授業では、「倫理学(あるいは道徳哲学)とは何か」という問いをめぐって、様々な観点から考察を試み、基本的な知識を習得し、主だった倫理的・道徳的な考え方を使いこなせるようになることを目指します。そのために、倫理学の歴史を古代から現代まで振り返り、規範倫理学とメタ倫理学の諸理論を主要テクストに基づいて解説していきながら、最終的には、広範な倫理学史的パースペクティブの下に「倫理学とは何か」を概略を理解しその思考法に習熟することが目指されます。
なお、実施方法は、対面形式で進めます。 

※本授業は2018年度以降入学生の教職課程(中学社会・高校公民)の選択科目です。
※2017年度入学生の教職課程(中学社会)の選択必修科目、教職課程(高校公民)の必修科目です。


科目目的

この科目は以下の3点を目的とします。
① 倫理学の歴史を古代から現代まで振り返り、広範な倫理学史的パースペクティブを習得すること。
② 規範倫理学とメタ倫理学の諸理論をそれぞれのテクストに基づいて理解すること。
③ 以上によって習得した新たな観点から具体的な倫理学的問題にみずから取組めるようになること。
以上です。

到達目標

身近な家族・友人関係の問題からグローバルな地球環境や世界政治・経済の問題に至るまで、倫理的な問題をはらむあらゆる出来事に、自分自身の意見が持てるようになることをめざします。そのためには、倫理学史的な背景をきちんと理解・習得すると同時に、具体的な倫理的問題に関するケーススタディを通じて、倫理学的に物事を読み取り・考え・表現する力を身につけてほしい。

授業計画と内容

授業は、対面形式で進めます。
<前期>
第1回 イントロダクション(倫理学の学び方、倫理学とは何か)、行為についての考察の視点
第2回 ソクラテス:よく生きること
第3回 倫理学とは:エートスの学としての倫理学と「人間の学としての倫理学」
第4回 アリストテレス(1): 目的論的倫理学 最高善としての幸福
第5回 アリストテレス(2):徳(アレテー )と幸福
第6回 ヘレニズムの倫理:コスモポリーテースの生き方
第7回 行為の自発性と責任—自由と決定論、あるいは意志について:ローマストア派
第8回  中世キリスト教人間観:「神の像Imago Dei」としての人間、ペルソナとしての個人
第9回 近代道徳哲学の形成 :宗教からの分離(マキャヴェリ、モンテーニュ、デカルト、パスカル)
第10回 ホッブズの道徳哲学—欲求と紛争—(ストア派の「衝動(ホルメー)」から「コナトゥス 」へ
第11回 イギリスの道徳哲学:道徳感情論
第12回 カントの道徳哲学(1)義務論的倫理学、自律
第13回 カントの道徳哲学(2)定言命法
第14回 前期のまとめ:中間試験

<後期>
第1回 イントロダクション:近代現代倫理学の見取り図
第2回 功利主義⑴—ジェレミー・ベンサム:ベンサムの人間心理論
第3回 功利主義⑵—J・S・ミルの倫理学:功利性の原理
第4回 20世紀の倫理学(1):J・ロールズ
第5回 20世紀の倫理学(2):シジウィク、ムーア
第6回 功利主義をのりこえて—R. M. ヘア「倫理学理論と功利主義」の観点
第7回 アリストテレス再び
第8回 アンスコム:インテンションと行為論としての倫理学 
第9回 徳倫理学(1):善き人のあり方と倫理学
第10回 徳倫理学(2):徳と規範
第11回 功利主義と義務論:カント再び
第12回 現代における功利主義と正義論の展開
第13回 「倫理学」とはなんだったか
第14回 後期のまとめ :期末試験

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 58 前期末と後期末にそれぞれ期末試験(記述式)を1回ずつ、各29 x 2=58%.
平常点 42 毎回の講義に関して、manabaの「レポート」機能を使って、簡単な問いに答えてもらう。講義は28回あるので、各1.5 x 28=42%.

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

特定の教科書は使用せず、毎回、レジュメと資料を配布する。参考文献に関しては授業でその都度、指示する。

その他特記事項

参考URL

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