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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:法学基礎演習A2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
法学基礎演習A2 2025 秋学期 火4 法学部 宮野 洋一 ミヤノ ヒロカズ 1年次のみ 2

科目ナンバー

JU-AD1-006S

履修条件・関連科目等

 「紛争の解決」というテーマに関心があり、積極的に議論に参加し、かつ最後にゼミ論文を書く気概のあること。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

テーマ<紛争を「解決」するとはどういうことか、を考える> 法や裁判の役割のひとつは紛争を「解決」することだといわれますが、では実際何がどうなったら紛争は解決されたといえるのでしょうか。法や裁判は本当に紛争の「解決」に役立っているのでしょうか。そこで想定されている「解決」は、どんな「質」で誰にとってどのような「満足」を与える(あるいは与えない)ものなのでしょうか。このゼミではみんなでこの根本問題をじっくり考えたいと思います。個人の葛藤から国際問題まで、できるだけ視野を広げられるように、幅広い範囲から素材を選び、また時にドキュメンタリービデオなども視聴して議論します。

科目目的

 1年間のゼミの後は、具体的な紛争を前にして、どんな質の着地点をめざし、どんな考え方や手法で働きかけることがよりよい「解決」のあり方か、について、自分なりに考え始められることをめざします。

到達目標

前期で学んだ 紛争解決の基礎を活かしつつ、「紛争解決」というゼミテーマの中での各自の関心に応じたテーマ設定で、中間報告をとそれについての議論を重ねながら、最終的に1万字のゼミ論文を完成させる。

授業計画と内容

(秋学期)
1.大規模暴力後社会における 裁判以外の紛争解決(南ア真実和解委員会方式)

<グループ別紛争解決事例報告>
2.aグループ報告
3.bグループ報告
4.cグループ報告
5.dグループ報告
<個別ゼミ論準備>
6.ゼミ論構想発表 グループA
7.ゼミ論構想発表 グループB
<インターミッション>
8.昔話法廷1(蟻と蟋蟀:保護義務の範囲)
9.昔話法廷2(カチカチ山:復讐と責任)
<個別ゼミ論執筆>
10.ゼミ論中間発表 グループA
11.ゼミ論中間発表 グループB
12.ゼミ論最終発表 グループA
13.ゼミ論最終発表 グループB
14.ゼミ論集編集

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

夏には上級生のゼミ(国際法)と一緒に合宿し上級生との混合チームで、国際的な問題を選んでディベート大会の予定。締め括りはゼミ論文の執筆とゼミ論文集の編集です。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 70 個別のゼミ論文執筆(1万字)
平常点 30 ゼミ論文の構想、中間、最終発表 と議論への参加等

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

秋学期は、ゼミのテーマ「紛争を解決するとはどういうことか」という範囲内で 各自の問題関心に基づき「論文」を執筆することが中心となります。単なる感想文やレポートではなく「論文」って何、どうやって書き進めればいいのか、という論文入門的な参考書としてはたとえば以下を参照。
・戸田山和久『新版・論文の教室:レポートから卒論まで』(NHKブックス,2012)

共通テキスト(以下は例示、参加者の関心に応じて変える場合もあります。他に適宜雑誌論文等もとりあげます。)
・井上孝代(社会心理学)『あの人と和解する』(集英社新書,2005)
・廣田尚久『和解という智恵』(講談社現代新書,2014)
・吉田勇(法社会学)『紛争解決のあり方を考える』(モラロジー研究所,2011)
・竹中千春(国際政治学)『世界はなぜ仲良くできないの?:暴力の連鎖を解くために』(阪急コミュニケーションズ,2004)
・松元雅和『平和主義とは何か:政治哲学で考える戦争と平和』(中公新書,2013)
参考文献:・ガルトゥング(平和研究)『ガルトゥング紛争解決学入門』(藤田・奥本監訳,法律文化社,2014)
・阿部利洋(社会学)『真実委員会という選択』(岩波書店,2008)
・舟橋洋一『歴史和解の旅』(朝日新聞社,2004)
・Wagatsuma & Rosett, "The Implications of Apology",Law & Society Review vol.20no.4(1986)pp.461.ff 紛争解決における「謝罪」の日米の違いを論じた英文論文。
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その他特記事項

参考URL

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