シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国文学基礎演習(1)A | 2025 | 前期 | 水2 | 文学部 | 相田 満 | アイダ ミツル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL1-A011
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
版本の読解を行う。浮世絵、絵入百人一首、異種百人一首、その他、大雑書と呼ばれる百科事典を読解し、変体仮名の読解、翻刻の手順、意味のとらえ方と、関連する知識の拡がりへの足がかりをつかむ。
授業は演習形式で行う。あらかじめ決められた担当部分について調査研究の上、その解釈を発表してもらう。発表は、翻字・語釈・通釈を基本的な作業として、作品から読み取れる現象を分析する。その上で、全体で発表の討議を行い、質疑に答える。
特に作品から読み取れる現象を提示するためには、作品と背景、さらに自分自身の興味や面白さを相手にしっかり伝える経験をしっかり重ねて欲しい。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の基礎演習科目として位置づけられていることから、この科目での学習を通じて、学生が国文学に対する認識を深めると共に、古典文学に対する基礎的な知識を習得することを 目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・くずし字が読めるようになる。
・その背景を踏まえて古典作品を理解できるようになる。
授業計画と内容
課題解決型の学習
国文学基礎演習(1)A
第1回 ガイダンス 授業の進め方・参考文献・国文学とは
第2回 変体仮名に慣れる 縦書文化
第3回 浮世絵に見える変体仮名 歌川国芳
第4回 翻刻・発表実践 歌川国芳
第5回 翻刻・発表実践 歌川国芳
第6回 翻刻・発表実践 情報化時代の漢字 手書き活字と翻刻のあり方
第7回 翻刻・発表実践 百人一首 そもそも百人一首とは
第8回 翻刻・発表実践 絵本百人一首を読む
第9回 翻刻・発表実践 絵本百人一首を読む
第10回 翻刻・発表実践 絵本百人一首を読む
第11回 翻刻・発表実践 異種百人一首を読む 絵本の意義
第12回 翻刻・発表実践 訓蒙図彙
第13回 翻刻・発表実践 大雑書
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 担当箇所のレポート状況を基準とします。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
伊地知鉄男『増補改訂 仮名変体集』、新典社